ということで、久しぶり散財日記。世間では、海だのキャンプだのいっている時に、こちらは仕事。相変わらず忙しいというか、身動き取れない状態。ただ実習に参加して、その打ち上げで朝まで歌ったりとか、少しは夏の思い出ができたでしょうか。
バンダイ・FLビームギャラクシアン・(中古/バンダイ) 1,200円ちょい
それどころじゃないということで、散財もぼちぼちです。FLビームギャラクシアンは、バンダイより80〜81年頃に発売された電子ゲーム。内容は、ナムコのギャラクシアンの(多分)勝手に移植。蛍光表示管を使ったものとしては、かなり初期の方のものになると思います。
世界で始めてカラー液晶使用とか謳ってますが、実は2色。赤と黄色のセロファンを使って鮮やかなカラー画面に見せています。パッケージデザインなどは、前年あたりにヒットしたLEDゲーム、ミサイルベーダーの雰囲気も引き継いでいます。
電子ゲームが紹介される時に必ずといってよいほど引き合いに出される有名な一台
まだかなりシンプルな操作部。移動とファイヤーボタンがFCなどとは逆ですな。
レトロフューチャーとか、ミッドセンチュリーなどとも形容される美しいデザイン。
20世紀よりみたレトロな未来。ゲーム自体は3分の制限時間があったりと、まだ過渡期な印象。
もう一つの特徴は、ギャラクシアンの売りの一つでもあった流れる星空を再現したところ。これが、当時本当に綺麗に見えました。
これ有名なだけあってよく見かけますが、なかなか人気もあってあっという間に値が上がってしまいます。たまたま競争相手がおらず、この金額で入手できたのはちょっとラッキーでした。
バンダイ・U-BOAT/U-ボート大作戦・(中古/バンダイ) 1,800円ちょい
バンダイ・U-BOAT/U-ボート大作戦は、2画面を使用した大型の蛍光表示管ゲーム。U-ボート側と駆逐艦側に分かれて、2人で対戦できるのが売り。電子ゲームとしては、82年〜以降の中期から後期のものになると思います。
元ネタは、81年(日本では82年公開)の映画U・ボートからですが、潜水艦と駆逐艦側にわかれて対面で対戦するスタイルは、70年発売のエポック社のレーダーサーチを連想させます。
ゲームは、かなり地味。(渋い?)
もう一つの特徴は、かなりでかいこと。箱もでかい。
ボックスアートもミリタリーモデルの絵師さんを起用したかとおもう渋さ。子供に媚びてないクールさがあります。これもたまたま終了間際に、誰も入札していないものを入手できました。もともとあまり人気がないのか、たまたま誰の目にも留まらなかったのか謎です。
サファリ・(中古/バンビーノ) 1,000円ちょい
バンビーノ(エミックス株式会社)のサファリ。前前々回前に入手してますが、こんな値段で出ていたので再び思わず入手。わりと珍しいとばかり思っていましたが、バンビーノものは意外と出てきます。蛍光表示管ゲームとしては、79〜80年頃の最初期のもの。
今回ふたたび入手してなんか違和感が。
こちらが前回入手したもの。黒いスクリーンに白でSafariロゴ。
今回入手分は、グリーンがかったスクリーンにオレンジのSafariロゴ。
それほど長期間作られたものだとは思えませんが、バージョン違いのようです。
Safari自体マイナーなため、帰電さんと電子ゲーム専門ショップのHPくらいでしか紹介されていないので、このネタは初出でしょうか?全く無意味な無駄知識ですが、プチ発見がちょっと嬉しかったり。
学研LSIゲーム・ペイントローラー・(未使用品/学研) おおよそ2,500円ほど
これも前前々回前に入手済みのもの。こちらは、ほぼ未使用品だったため入手してみました。元ネタは、アルファ電子のクラッシュローラー(81)で、電子ゲームとしては82〜83年くらいの後期に発売されたもの。透過型のディスプレイを使用し、上のU-BOAT/U-ボート大作戦と同じく対面により2対戦プレイができることが最大の特徴。
学研の電子ゲームとしてはわりと良く見かける方で、スーパーコブラと並んであまり人気がない方の部類にはいるでしょうか。
未使用品ということで傷一つない綺麗なディスプレイ。30年前の新古品というのも、凄いことです。
パックマン型のドットイートの変形で、刷毛で道路を塗りつぶすゲーム。追いかけモンスターと、塗った道路に足跡を付けてゆく猫が登場。電子ゲーム版では、塗った後を剥がしてゆきます。
筐体デザインがとてもキュート。電子ゲームとしてはマイナーな方だと思いますが、30年前にこんなキュートなゲーム機が発売されていたとは。カセット(ROM)と異なった電子ゲームの魅力とは、ひとつひとつが異なったこのキュート(クール)なデザインにあると思います。
学研LSIゲーム・フィッター・(未使用品/学研) おおよそ2,500円ほど
こちらも学研マイナー移植もの。元ネタは、タイトーのフィッター(81)。これも学研電子ゲームとしては人気のない部類に入り、良く見かけます。未使用品の場合、どんなゲームでも値が上がってしまうことが多いですが、この値段で入手できるのも、不人気ゆえでしょう。元ネタは、ルービックキューブが流行った時期にでたもので、自機を操作してカラーキューブの色を揃えてゆくという内容。
あまり人気がないとはいえ、元ネタを上手く再現して良くできています。学研の電子ゲームは、出来が良いものが多いのが特徴です。
筐体デザインは、地味というかごく普通。このゲーム、元ネタを含めて内容もなんか地味。
傷一つないスクリーンが気持ちいい。発売当時をしのばせます。
同じ学研のマイナー移植に、コナミのアミダーもありますが、そちらは見かけません。出荷台数的には、それほど変わらないと思われますが、現在出てくる数にばらつきがあるのはなぜなんでしょう。スーパーコブラなどは、中古、未使用品、デッドストックを含めて嫌というほど見かけるのですが。
学研の電子ゲームというと、科学・学習の巻末についていたちらしをどうしても思い出します。結局学研のものは、当時一台も持っていなかったのですが、電子ブロックと並んで気になるアイテムでした。