Quantcast
Channel: 80年代Cafe
Viewing all articles
Browse latest Browse all 298

1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様・アオシマ

$
0
0

 これは、かってアオシマ文化教材社より発売されていた、1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様です。


 ドリーム50のオーナーであれば一つは持っていると思われるドリーム50のプラモデル。アオシマよりドリームのモデルは4種類出ていて、ノーマルバージョン以外にHRCのパーツを組み込んだカスタム仕様、赤のスペシャルエディション仕様があります。これは、HRCのレーシングパーツを組み込んだレーシング仕様。現在も販売中なのはカスタム仕様のみで、特にこのHRCレーシング仕様は再販がかからなかったのか、最も入手困難なものになっています。


 絶版ということで、現在のアマゾンの販売価格は21,800円。元値は1,800円ほどキットなんですね。


 箱横の説明によると、ドリーム50にHRCの開発したレースパーツを組み込んだレース仕様ということみたいです。HRCより出ていた純レーサーのドリーム50Rとは、また別物のよう。


 ドリーム50オーナーであれば違いがわかるのですが、オリジナルとは細部が微妙に変わっています。アルミのタンク、リアフェンダーの変わりにマッドガード、CRキャブレター、シングルのメガホンマフラー・・・。


 レース仕様ですからゼッケンプレート、当然スタンドもないためレーシングスタンド。


 アルミ製のフロントフェンダー。


 ライトやウインカー等の保安部品もなし。タコメーターのみで、スピードメーターもありません。こまかいところでは、フューエルフロータンクやオイルキャッチタンクも。


 説明書。どのようにキットが構成されているのかというと、ノーマルのキットにパーツが追加されており、ノーマルパーツと入れ替えるようなっています。網がかかっているのが使用しないパーツ。新規に金型を起こすわけではなく、追加パーツを加えることでバリエーションを増やす、プラモデルでは良く使われる手法です。


 これが、追加されたFパーツ。アルミの質感を出すためか、メッキではなく鈍い銀色に塗装されている。


 レースパーツということで、実車ではスチール(鉄製)のパーツが、軽量化のためのアルミパーツで置き換えられていて、それを再現しています。


 ドリーム50のレース仕様を作る際に欠かせないアルミタンク。本物は、当時12、3万とかしていたと思います。


 HRCのロゴが入ったクランクケースカバー。


 アルミ製のフロントフェンダー。実車のノーマルでは鉄製にシルバー塗装のため、プラモの通常版パーツも灰色のパーツになっています。


 リアフェンダーの代わりに取り付けるマッドガード。こんなアルミを切り出しただけのような部品が、何万円もします。


 ハンドルは、ぱっと見違いがわからない。


 ノーマル版では、保安部品としてミラーが取り付けられます。またグリップエンドもメッキの装飾的なものが付いています。


 これも追加された、ハンドル周りの部品。


 チェーン。これもぱっと見違いがわからない。


 スプロケットが変更されています。穴が開いているのは、軽量化のためなんでしょうな。


 レーサーなのでサイドスタンド等はありませんので、レーシングスタンドが付属。HRCから出ていたものなのか、ホンダアクセス製の純正アクセサリーなのかは不明。


 以前紹介した、エトスデザイン製のものとも良く似ています。


 別パーツで追加されたゼッケンプレート。


 マフラーは、実車は一本出しの艶消し耐熱塗装のもののため、別パーツとして追加。


 ノーマルパーツは、メッキの2本出し。レーシーな艶消し耐熱塗装も良いが、こちらも捨て難い。


 デカールは、タコメーター、タンクのウイングマーク、HRCステッカー、ゼッケンと極めてシンプルに。


 説明書は、新規で起こされています。


 こちらが、追加されたFパーツ。


 こちらも追加されたG、H、Iパーツ。


 Aパーツでは、シートとタンクバンドくらいしか使用しません。


 Bパーツからは、フロント、リアのサスペンションのみ。これらは、メッキパーツです。贅沢な使い方ですな。


 Cパーツでは、チェーンとチェーンケース、エンジンのシリンダーヘッド、クランクケースカバーなどを入れ替え。


 Dパーツのフレーム、スイングアーム関係は、そのままノーマルパーツを使用。


 本物はいくら位するかわかりませんが、レース仕様ということでいい感じですな。


 ここからは余談ですが、アマゾンで約2万円ほどで出ているこのキットですが、オークションで700円でした。おまけにヤマハのXJRと2個セット。まあドリーム50のオーナーとバイク模型フアン以外には、まったく意味が無いものですからね。オークションでも手に入れにくいですが、3,000円〜前後から出ていると思います。


 ということで、ちょっぴり希少なドリーム50グッズ、1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様でした。



参考:1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダドリーム50 HRCレーシング仕様組み立て説明書・アオシマ文化教材

Viewing all articles
Browse latest Browse all 298

Trending Articles