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こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググ。
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ザクの後継機として開発された、ジオン軍最後の量産型モビルスーツ。一年戦争の末期に投入された、量産型としては破格の高性能機であり、機体性能はガンダムと同等以上といわれている。特徴としては、ガンダムと同等以上の性能を持たせることを主眼に開発されているため、ビームライフルとビームサーベル(ビーム・ナギナタ)を装備している。量産型の戦場への投入時期が遅く、熟練パイロットが残っておらず、学徒動員兵の搭乗によって大きな戦果を上げることもなく終わった悲劇の機体。シャア専用ザク、シャア専用ズゴックに続く、シャア専用機が準備されたモビルスーツでもある。
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TV放映時には第37話にてシャア専用機が登場。第38話ではテキサスコロニーにてガンダムと戦闘を繰り広げ、機体を損傷して撤退。エルメスと共に出撃して第41話では右腕を失いエルメスもガンダムに破壊されてしまう。42話では量産型が登場している。劇場版めぐりあい宇宙編にも登場しているが、エルメスに戦場の主役を奪われ、ニュータイプとして覚醒を始めたアムロの前には、防戦一方でよいとこ無しといった印象だった。物語の展開上、試作機であるガンダムと同等程度と高性能の割には、あまり目覚しい活躍をすることができなかった。
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ベストメカコレクションの1/144スケール版では、なぜだかリック・ドムと同じく他のモデルより大型のサイズとなっている。
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ジオン軍最終量産モビルスーツの文字が。シャア専用の赤い文字がかっこいい。シャアには初期生産型があてがわれていて、シャア専用機が特に量産型に比べて性能が良いをいうわけでもないらしい。
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モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやると、ガンダムより性能の劣るザクでアムロを翻弄した頃から比べると、うろたえるばかりで逆に翻弄されてしまうシャア。ただ、この頃には人間臭さというか人間味は出ていた。
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開封したところ。箱が大きいということは、ガンダムに比べると大型なんでしょうか。
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ゲルググ独特の形状を持つ盾。
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塗装指定図。あずき色とかサーモンピンクとか書いてあります。
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写真やイラストを参考に塗ってくださいというのは、逆に作る側に委ねている部分が大きいのかも。そもそもガンプラは、指定どおりに正確に作るというモデルではなかった。
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完成図。マッチョな現在のモデルと比べると線が細いような気がする。
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頭部の組み立て図を見ると、ゲルググがザクの後継機ということがよくわかる。戦闘での破損を避けるためパイプは内部に収納され、後頭部には冷却フィンが付いている。指揮官機なので、装飾を兼ねた通信アンテナを装備。
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プラモ狂四郎には、模型集団プラモ帝国エンペラーのリーダー山根の搭乗により1/100スケールのゲルググが登場している。同じ戦いには、量産型の1/144スケールのゲルググも参加。改造例として、肩にモーターを仕込んで腕が回転するようになっている。この状態で、肩や腕が普通に可動するようにするのは、そうとう無理があるような気もしますが。
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1/100ゲルググの弱点である、胴体を90度ひねると腰から外れてしまうという点を狂四郎に突かれて破れている。同じように1/144の方は、肩が上まで上がらないという弱点を突かれている。
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プラモ狂四郎の人気の秘密は、このように改造例を紹介しつつ、実際のモデルの構造をストーリーに取り入れていた点にもあると思います。このことから、より物語を身近なものに感じ、現在よりホビー誌が少なかった頃の製作指南の役目も果たしていました。
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惜しむらくは、ストーリーの展開上、エルメスとニュータイプの覚醒がメインのテーマとなっているため、劇中での活躍がほとんど見られないところ。ビームナギナタとか、なかなかいかした装備だと思うのですが。それなりに見せ場があった、ザク、グフ、ズゴック、ドム等と比べても、もったいない気がします。
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ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググでした。
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参考:Wiki ゲルググ、プラモ狂四郎の項、プラモ狂四郎/講談社