ということで、購入物が少したまって来ましたので久々の散財日記。今は、わりと休みが多く残業もほとんどないという環境にいますので、以前よりは余裕ができた。ただ、もっぱらネットでの買い物が多く、街中やリサイクルショップなどを散策する機会が減った。買い物の楽しみは、物だけではないのですがね。
バンダイ LSIベースボール・(中古/バンダイ) 1,500円
バンダイのLSIを使用した電子ゲームの中でも、最初期の一品。同時に、そうとう売れたと思われ電子ゲームとしても有名なもののひとつだと思います。LEDのランプの点滅でボールやランナーなどを表示して、それまではカードや野球盤で遊んでいた室内用野球ゲームを全自動化した画期的な玩具。
70年代の後期と思われます。この頃は、見るのでも遊ぶのでも野球がスポーツの王様だった。大人はナイターをビールと枝豆片手に見て、子供は地区の野球(ソフトボール)チームに入った。
電子ゲームは、最初LEDの光の点滅をディスプレイに使用していた。そのうち蛍光表示菅を使用してより情報密度の濃い綺麗な画面のものが登場。任天堂がゲーム&ウォッチで液晶を使用すると、価格面、携帯面、(電池の持ちなど)経済面から、液晶が優位になった。
野球ゲームは定番となり、エポック、トミー、学研、モリタニなど各社から発売された。
未使用品ではありませんが、箱などは結構綺麗なもので説明書、保証書等すべてついていた。プレミアの付くゲームではないが、思い入れのある人が多いのか入札は結構多く、3,000円~5,000円程度には上がってしまう。まあ、掘り出し物の部類だと思います。ということで、もう少し詳しく調べてからネタとして紹介します。
バンダイ LSIサブマリン・(未使用品/バンダイ) 2,700円ほど
こちらもバンダイの初期LEDゲームのひとつ。潜水艦を題材としたサブマリン、戦車を題材にしたコンバット、ゴルフを電子ゲーム化したゴルフコンペと3種発売されました。この後に、大ヒットとなったミサイルベーダー、チャンピオンレーサーと続きます。
これは、潜水艦のゲームということで、ソナー音で見えない敵を探すという、電子ゲームとしてはかなりの変り種。駆逐艦が潜水艦に近づくとビーッ、ビーッ、ビーッとソナー音が鳴り始め、近くにいるとビッ、ビッ、ビッと音が変わる。それを頼りに潜水艦の位置を探り魚雷を投下する。電子ゲームとしては、知的というか大人びているというか。
LSIベースボールは持っていませんでしたが、これは当時持っていた。コンバットとゴルフコンペと目を皿のようにして見比べて、どれが面白いだろうかと散々考えて買ってもらった。今の時点からだと、ゴルフコンペが一番人気があってプレミア付いていますので、それが正解だったのでしょうけど。5000番台の番号が振ってあるので、5000個は最低でも出たということか。ちなみにMADE IN JAPAN。
これは、未使用品ということで少々高かった。定形外250円で送ってもらったので、トータルで約3,000円。基本的にプレミア価格のものは買わないようにしてる。電子ゲーム関係だとやはりコレクションのしやすいゲーム&ウォッチ、ゲームデジタルなどの液晶ものが高い。液晶ものは液漏れがあって壊れやすいので、もっぱら蛍光表示菅オンリー。これらはLEDゲームですが思い入れがあるので、まあまあ個人的には良いかなと。ということで、こちらも少し調べてからまたネタにします。
記事にするときには、見栄えが良くなるよう画像を修正しているのですが、これらはその必要がないくらい綺麗。今となっては、遊ぶ用途より眺める用途の方が大きいので、箱が綺麗なものだと嬉しい。電子ゲームは、ROMカセットやフロッピー媒体とは違って形が個性的なものが多いので、価格が安ければ箱なしでもありかとは思います。
レリクスアンソロジー・(中古/ボーステック・プロジェクトEGG) 4,800円
こちらはもうネタにしました。ボーステックより1986年に発売されたレリクスをエミュレータでウィンドウズ上で動くようにしたプロジェクトEGGのパッケージングソフト。PC-98版をはじめ暗黒要塞を含めた6種のレリクスが収録されています。発売当時は4,800円だったのですが、2003年のものなのでアマゾンでは10,000円を超える価格で売られている。
オークションにもそれほど出てこなくて、安くても5,000円ほど。レリクスの当時もののパッケージが欲しくて探していたのだけれども、これも相当根強い人気があって3,000円~以上には上がってしまう。とりあえず、ちょっと高かったけど綺麗なものだったのでこの価格で入手した。
プロジェクトEGGでは、スターアーサーシリーズ3部作やディーバ全機種版、夢幻戦士ヴァリス COMPLETEなど、時々パッケージソフトを販売しているが、どれも定価で大体10,000円くらいだったものが、販売中止になると値段が跳ね上がってしまう。これらのソフトは、プロジェクトEGGのダウンロード販売だと単体で500円~程度から入手できるのですが、やはりパッケージは大事なんですな。ザナドゥ復刻版やウィザードリィコレクションなんかも、えらい値段になってますし。
究極!!X68000エミュレータ/高木 啓多・(古本/秀和システム) 173円
こちらは、レトロPCネット管理人の高木 啓多氏の手によるX68000のエミュレータ本。2001年の発行で、エミュレータ+レトロゲーム付きの書籍販売という形式としては最初のものになると思います。X68000の人気メーカーだったズームのソフトと、ボーステックのレリクスが収録されている。アマゾンだと今だと3,600円ほどの価格で売られていますが、これを購入した時には173円と350円位のものがあって、350円のものは評価は可だがCD-ROM付いていますというものだった。この173円のものは一番安かったけれど、評価は良で読む分には差し支えありませんと付属のCD-ROMについては触れられてなかった。CD-ROMがなくては、この種の本は価値が半減してしまうので350円のものを買おうと思っていたら、早速なくなっていた。みんな考えることは同じですな。まあ安いし、書籍だけでも良いかと思いつつ購入。
届いてみるまではこの価格だしCD-ROM無しかも思っていたが、付いていました。しかも未開封で書籍もおそらく新品。ちょっと嬉しい。
本としては、そうとうマニアックで専門的なものなので、X68000オーナーだった人とか、思い入れがあって欲しかった人向き。2000年前後は、このようなレトロゲーム+エミュレータ付属の書籍というのが結構あって、合法的にレトロゲームが入手できた。今は、ダウンロード販売が一般化したためか、ほとんどありませんね。レトロゲームCD付属の本は、まだまだ需要があって売れると思うのですが。
サマータイムマシンブルース・(中古/ポニーキャニオン) 355円
こちらもアマゾンから。サマータイムマシンブルースとは、本広克行監督の2006年の映画。元はヨーロッパ企画という劇団の舞台が映画化されたものだそうです。ネット上でも星★★★★超と評価が高く、見てみたいと思っていましたが、送料込みでこの価格だったためようやく入手。アマゾンだと、中古DVDは350円別途送料がかかることが多い。映画版の脚本もヨーロッパ企画の上田誠氏が書いている。
物語は、真夏の暑い日の大学のSF研が舞台。ある日突然現れたタイムマシンを使って、昨日に戻り壊れたクーラーのリモコンを取って来るというドタバタ喜劇の青春映画。ストーリーだけ聞いてもちっとも面白そうではありませんが、舞台版のDVDまで売られている人気ぶり。
入手したは良いが、時間がなくてまだ見ていないので、視聴したらまたネタとして紹介します。