ということで、梅雨前の散財日記兼雑記。わりと単調なルーチンワークをやっていて特に変わったことしてないため、あんまり雑記的なネタはないです。散財的にも、何か面白い映画(DVD)が見たいなという程度で、特にほしいものはなかったり。
ヨネザワ サイモン Simon・(中古/米澤玩具) 300円
オークションで幾つか入札していた中からたまたま落ちてきたもの。サイモン Simonとは、1978年(昭和53年)にアメリカで発売された電子玩具。日本では、米澤玩具(セガトイズの前身)より発売されていた。世界初の家庭用ゲーム機オデッセイを発明した、テレビゲームの父と呼ばれるラルフ・H・ベア(Ralph H. Baer)氏が考案したゲームで、日本だけではなく世界的に有名な玩具。
数年前にトミーより、スーパーサイモンの名でリメイクもされていた。遊び方は簡単で、赤、青、黄、緑の4つのボタンがランダムに点滅する。それを記憶して、同じ色のパネルを追いかけてタッチするというもの。成功するたびに、新しい点滅が1つずつ増え、間違わずに規定の回数を成功するとクリア。電子ゲームとしても、ごく最初期のものだと思います。
300円という価格から、動作未確認のため動くかどうかはあやしいのですが、当時ものの保証書や説明書もついたほぼ完全なものでした。今、アメリカですご~い人気という煽り文句からも、まだアメリカが最先端で憧れだった時代を物語る。
デザイン的にあまりに完成されているため、いくつものリメイクやフラッシュゲームにもなっている。ちなみにリメイクされた新品がアマゾンで買えたりする。この後も、ヨネザワよりサイコムという続編みたいなゲームが出てたり、トミーが米国Parker Brothers社のMerlinというゲーム機をDr.SMITHとして売り出したり、タカトクがゲームロボット九を開発したりと、この種の光と音のゲームは発展を続けます。
日本でも当時ヒットしたため話題となり、TVCMなども打たれて有名な玩具なのですが、それよりもなによりも世界的に有名な玩具。サイモンでの日本語検索よりSimon Gameで圧倒的な数がヒットする。動画も海外のものがほとんど。80年代の玩具を語るときには外せないものなので、入手できて良かった。でもすごく箱がでかくて邪魔。
こちらは、もっと詳しく調べてネタとして紹介します。
対戦型テトリス TETRIS・(中古/トミー) 1,000円
こちらは、1990年にトミーより発売されていた対戦型テトリス TETRIS。テトリスのボードゲーム版。なんじゃこりゃという一品ですが、当時マリオやアレックスキッドのボードゲームがあったり、クレイジークライマーのボードゲームがあったり、ナムコよりドラゴンバスターやドルアーガの塔がボードゲーム化されていたりと、意外とビデオゲームからボードゲーム化されていたものは存在した。
すごく簡単に言ってしまうと、テトリスを手動で遊んでしまおうという玩具。あのブロックをひとつひとつ手で積み上げていきます。
実体化したテトリスブロック。
どうやって遊ぶかというと、交互にルーレットを押して、目として出たブロックを置いていく。
これは、目の不自由な人も遊べるという盲導犬マークに適合した第一号の玩具。当時の新聞の切抜きがついていた。ちなみにトミーのサイトでもバリアフリーの共遊玩具の取り組みのひとつとして紹介されている。当時、テトリスはゲームボーイを爆発的に普及させた立役者であり、セガと任天堂で権利の争いまで起きたほどの人気振りでしたので、それに触れさせてやりたいという親心を感じます。よくよく考えてみると、目が不自由だと音楽や映画は楽しめてもゲームはほとんど遊べないことに気付く。
これは、検索してもあまり紹介しているサイトがない。ということで、こちらもまたネタとして紹介します。
ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たち・(中古/エニックス) 280円
ドラゴンクエストⅦ エデンの戦士たちは、2000年8月に発売されたプレイステーション用のソフト。それまでずっと任天堂ハードで動いてきたドラクエが、スクエアのファイナルファンタジーとともにソニー陣営に参加したことが話題となった作品。発売延期に次ぐ延期で、そうとう待たされたこと、ファイナルファンタジーⅦやⅧが度肝のを抜くムービーを搭載して、映画のような作品を次々と発表していた頃ということもあって、あまり見栄えが変わらない感じがすることから、それほど話題にならなかった。それでも417万本と、プレイステーションで最も売れた作品なのはさすが。
物語は、たった一つの島しか無い世界が舞台。石版を集めることで封印されていた土地が開放され、あらたな冒険が広がるという作りになっている。今見ると、登場人物の年齢こそ下がっていますが、これまでのドラクエキャラと違ってお洒落。もうこの頃には、すでにドラクエが子供だけのものではなくなってたことと、プレイステーション自体が少し洒落たゲーム機のイメージで売ってたからでしょうか。
当時、遊んだことはなかった。すごく時間がかかるらしいので。
ドラクエ共通ですが、売れただけあってオークションでも100円からとプレ値とは無縁なのですが、どうせなら帯付きの完品をということで、この値段。アンケートはがきも付いていた。
ひとは、誰かになれるというコピーがいいですな。遊ぶ暇は取れそうに無いので微妙ですが、またネタとして紹介します。
アバター Avatar・(中古/20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン) 1円
アバター Avatarは、2009年に公開されたジェームスキャメロン監督のSF超大作映画。映画館で3D映像により上映されたことでも話題を呼んだ。ロケーションを排除しCGで作り上げられた異世界が見事な作品。
物語は、衛星パンドラにすむ原住民の民族と、そこへ資源を採掘に来た人間との対立と交流を描いたもの。物語自体は、インデアンと白人男性の交流を描いたダンス・ウィズ・ウルブズだとか、日本人と西洋人との交流を描いたラストサムライだとか、わりとオーソドックスな異文化交流もの。YESのジャケットで知られるイラストレーターのロジャーディーン氏風の世界観をもっており、ロジャー氏と裁判にもなっていたり、ジブリのナウシカやもののけ姫からの影響もいわれている。個人的には、セガサターンのパンツァードラグーンを連想した。
アマゾンには、手数料の関係で1円のDVDや書籍というのが、結構売られている。1円とは言っても、送料が一律350円なので、ショップで安く売られているものとあまり変わらなかったりはする。で、これはレンタル落ちだか中古ということで買ったのだが、封を切っていない新品が届いた。1円で出品して儲けを出すには、どういうシステムになっているのかはわからないが、1円で新品とはちょっと嬉しかったり。
ハチミツとクローバー・(中古/アスミック・エース 集英社 角川映画) 送料込み580円
ハチミツとクローバーは、2006年に公開された青春映画。少女マンガが原作で、TVドラマ化されたり、アニメ化されたり、台湾でドラマ化されたりと、大変な人気を誇っている。映画版の主演は、嵐の櫻井翔さんと蒼井優さん。
美大を舞台にした、割と等身大のキャンパスライフを描いている。まだ全部は見ていないが、すべてがまぶしくてしょうがない時期の空気感みたいなものは、醸し出されているように思う。あまり作り物臭くないというか、すべてが自然。
こちらも、またネタとして紹介します。ということで、結構珍しいものが、思わぬ金額で落ちてきた散財日記でした。