ということで、半月振りくらいの更新。ブログ開設10周年はいつの間にか過ぎていたのですが、気付かない内に閲覧者の延べ人数が100万人を突破しました。とはいっても特に何も特別なことはしませんが、もう少し簡易な形にして更新回数を増やしたいかなと考えています。
namco アーケードゲームマシンコレクション全5種・(新品/FREEing) 1個当たり約3,000円
予約開始時に注文していたnamco アーケードゲームマシンコレクションが届いた。2,400円ほどで売っていたが、送料、手数料を含めると定価を超えた。5種類なので15,000円となかなかの出費。もう少し足すとレトロフリークが買えてしまう。ただ、この手のものはずっと市場にあるわけではなく、生産分を売り切り終了となることも多い。確実にプレミアが付くと思われるため確保。紹介するため写真を撮ると結構な時間がかかるので、こちらは後日に。
S.H.フィギュアーツ マリオ・(中古/バンダイ) 1,067円(送料350円)
S.H.フィギュアーツ マリオは、2014年にバンダイより発売されたスーパーマリオのアクションフィギュア。結構前のものになりますが、昨年12月辺りにも再販されていたので定番商品として売れ続けているのだと思われます。80年代をテーマにしたブログなのに、実はここではマリオを紹介したことがありません。それはマリオのゲームソフトや関連グッズ自体を持っていないからなのですが、なにかひとつくらいはフィギュアやぬいぐるみ等が欲しかった。S.H.フィギュアーツ マリオは、定価だと2,980円くらいリサイクルショップだと2,000円~くらいから置いてあると思いますが、約1,000円とまあ安かったため入手した。
箱より出したところ。1,000円と安かったが、説明書やチラシなども付属品はすべて付いていた。
造形は、アニメなどにもなっているわりと最近のマリオですな。
S.H.フィギュアーツ ルイージやヨッシー、あそべる! プレイセットABCなどが発売されていて、ある程度そろえるとマリオワールドが再現できるといった玩具。
マリオにセットになっているのは、キノコ、コイン、はてなボックス、コイン用のスタンド。
マリオはキノコを抱きかかえられるわけでもないし、フィギュアを支えるスタンド等ないと、これだけでは遊び様がない。造形は、かわいいですけどね。同じ理由であまり飾りようもない。
このフィギュアの最大の売りが、可動関節になっていて様々なポーズが取れるところ。
型が球関節になっているため結構動くが、肩を広げることはできない。同様に首と腰も可動しない。
股関節は意外と融通が利いて、股を開けたり前後に動く。膝関節は90度くらい。足関節も前後に動く。
立位姿勢を保持したり、ポーズを決めれるように自由度が高くなっているんでしょう。
以上のように、それほど自由にはポーズが決められるわけではない。BABYMETALのド・キ・ド・キ☆モーニングの振り付けを、GIFで作成したかったが断念した。ただ、ゲームに登場する基本的なアクションならばポーズが決められるので、簡単なコマ撮りのアニメーションを作ってみるという遊び方もあるかも。
ということで、このS.H.フィギュアーツ マリオ。価格も安いし飾ったり可動させれたりと遊び方の幅が広いので、なにかひとつマリオフィギュアをということでしたらお勧めだと思います。
OLD GAMERS HISTORY Vol.11 アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編・(新品/メディア・パル) 1,404円(送料込み)
メディア・パルより出版されているOLD GAMERS HISTORYシリーズのVol.11は、アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編。このメディア・パル社のレトロゲームシリーズ、最初はOLD GAMERS白書として出版され、その時にはファミコンやPC-エンジン、メガドライブなどのゲームをありきたりに紹介しているといった感じで、あまり食指が動くようなものではなかった。回を重ねるごとに本気度をましていき、現在進行中のOLD GAMERS HISTORYでは、なかなかのマニアックさを誇るようになった。
Vol.11では、アドベンチャーゲームの歴史とパズルゲームの歴史がひとつにまとめられている。ここが少し惜しいところで、Vol.12もアドベンチャー&パズル編みたいだけれど、ここはやはりアドベンチャー編で2冊、パズル編で1冊と分けて欲しかった。このシリーズ、まとめて揃えればゲームのアーカイブズとしても機能しそうなほど出来が良いため、余計にそう感じる。
前半は、当時の8ビットPC市場で花開いたアドベンチャーゲームの黎明期の作品が多く収録されている。これがなかなかの濃さで、光栄やエニックスなどの黎明期のアダルトゲームなども収録されているマニアックぶり。電波新聞社のチャレアベ以来、久しぶりに見たと思うような作品群も見受けられる。
少年ジャンプの人気連載漫画をエニックスがゲーム化したウイングマン。北斗の拳などもゲーム化されていた。
ディズニーランドをパロった、ハドソンのデゼニランド、デゼニワールド。まだファミコンに軸足を移す前、初期のハドソンはアドベンチャーゲームを得意としていた。
1985年以降は、少しずつファミコンのアドベンチャーが増えてくる。Vol.12では、プレイステーションなどで花開いたバイオハザードなどのアクションAVGが中心になると思われます。
パズル編はちょっと少なめ。ロードランナー、テトリス、ザ・キャッスル、キャッスルエクセレントなどの有名どころを中心に収録されている。8ビットPCでもファミコンでも、マイナーどころのパズルゲームは山ほどあったと思われるので、それらを集めてパズル編として一冊にして欲しかったところ。
ということで、アドベンチャー編とパズル編が一緒になっている点が惜しいところですが、それ以外では出色の出来。8ビットPCを知らない世代の方にも、光栄やハドソン、エニックスの黎明期を知る貴重な資料としてお勧め。
超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集(古本/徳間書店) 213円(送料250円)
超実録裏話 ファミマガ 創刊26年目に明かされる制作秘話集は、徳間書店より2011年に発売されたファミリーコンピュータマガジンの2代目編集長だった山本直人氏による回想録。この本の存在は以前より知っていたのですが、当時ファミコン通信は読んでいたのですがファミマガ読者ではなかったため、なかなか手が出なかった。帯付きの綺麗なものが安い価格で売られていたため、やっと入手した。
ファミマガといえば、ファミコンミニに合わせて18年ぶりに復活した復刊号が、なかなかの好評ということは前々回紹介しました。こちらは、あの熱い熱気を帯びたゲーム誌が、どのようにして作られていたのかという舞台裏を紹介している。
文字中心の白黒のエッセイ集だと思っていたら、いい意味で裏切られた。当時ファミマガで漫画を連載していた作家によるカラーのイラストが入っており、当時の紙面や攻略記事などもカラーで掲載されている。エッセイもかなり面白い。例をひとつ挙げると、当時ファミコンのギャラクシアンの裏技を掲載したところ、ナムコよりクレームが入った。デモ時にコマンドを入力すると、隠しで入れられたシバの女王や風の谷のナウシカの音楽が流れるというもの。人気作を多数抱えゲーム業界の大手だったナムコからのクレームに編集部は騒然となったが、ファミマガの出版元は徳間書店であり、ジブリの親会社でもあった。そのためクレームは無しとなってしまったそう。
それ以外にも、アスキーのドルアーガ本(初のゲーム攻略本)に倣って、スーパーマリオの攻略本を初めて出版したところ、重版がかかりにかってゲーム攻略本が2年連続で書籍のベストセラーの1位に輝いた話や、編集部に電話をかけられるサービスを導入したところ、回線がパンクしてNTTが飛んできた話だとか、今の時代からは信じられない熱い時代の話が収められている。
読んでいて、なぜこんなに面白いのだろうか、初々しく清々しいのだろうと考えてみたが、これはひとつの青春の物語だからと思い当たった。ファミマガの読者だった方には、子供として(読者として)接していた知られざる雑誌編集の裏側を、そうでない人も社会人成り立ての頃を思い起こさせてくれる、優れた青春の物語としてお勧め。