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散財日記 in WAVE 1/12 ハングオン筐体[ライドオンタイプ] プラモデルキット

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 ということで、3ヶ月振りほどと久々の更新です。仕事関連の資格試験の準備があったり、イベント事の担当になったりと、更新を控えていました。特にこれといって大きな買い物や出来事等もなく、時間が空いているときには、ひたすらyoutubeの動画なんかを見ていたりとそんな感じでした。そうはいっても、前回から相当時間が経っているため、購入したものはそうとう溜まっています。一遍には無理なので、小出しにして紹介。 

WAVE 1/12 ハングオン筐体[ライドオンタイプ] プラモデルキット・(WAVE/新品) 2,300円

 こちらは、WAVEというメーカーより2015年に発売された、セガのハングオン筐体[ライドオンタイプ]のプラモデル。ずいぶん前に発売され、話題となったものですが、定価で4,000円ほど~実売価格でも3,000円前後ということから、なかなか手が出なかった。たまたま新品がこのくらいの値段で出ていたので購入。昔のゲーム筐体は、プラモでも何種類か出ており、貯金箱や完成品フィギュアなど、ここのところ良く発売されています。ネット上では、本物の筐体を集めて自宅のガレージや物置にゲーセンを再現している方々や、海外ではスケールの違う方などおられますが、自分的には全然無理。せめてミニチュアくらいなら・・・ということで。


 ハングオンは、1985年に発表されたオートバイレースを題材とした作品。バイクの形をした筐体に跨って操作するという、これまでになかった特徴をもっており、セガの体感ゲームと呼ばれる作品群の最初のものとなりました。作者は、スペースハリアー、アウトランなど、スターゲームデザイナーとして全盛期のセガを支えた鈴木裕氏。


 こちらは、その独特なスタイルを持つハングオン筐体をプラモデルとして再現してしまったという一品。ゲーム筐体の中でもセガの体感ゲーム筐体は、ひときわ目立つ特徴を持っており、プラモデル化してもいけるという判断だったのでしょう。食玩としては、過去に何度か商品化されており①その②、見ていると手元に欲しくなってしまう。


 プラモデルとしては、成形色が実物に近い色合いになっており、塗装もある程度は不要、接着剤のいらないスナップフィットになっているなど簡単な部類と言える。ただ数が出るものではないので、値段もそれなりにしますが。


 箱を開けたところ。


 プラモデルパーツの入った袋が2種類とかなり部品点数も少なめ。


 取扱説明書、デカール、ゲーム画面再現用のアクセサリーパーツ。デカールは、昔のプラモにあったような水をつけて貼るやつではなくシール。


 もともとの筐体の形自体が、バイクをデフォルメしたもので単純なため、再現度はなかなか。この体感シリーズプラモ、これ以降は続編が発売されていませんが、アウトランやスペースハリアー、アフターバーナーなどやって欲しいところ。ナムコのポールポジション、ATARIのスターウォーズ、ガントレット、など欲しい筐体はまだまだあります。


 プラモは作れないし、そんな時間もないので積どくだけですが、手元にあるだけでも楽しい。


 ということで、お安く売っているタイミングに遭遇されたら、ぜひお勧めな一品。自宅ゲームセンターは無理でも、これくらいのささやかな贅沢ならば許されるのではないでしょうか。


懐かしファミコン物語 思い出ピコピコ (懐マン)・(古本/少年画報社) 1円(送料250円)

 懐かしファミコン物語 思い出ピコピコ (懐マン)は、2016年に少年画報社より発売されたファミコンを題材としたアンソロジー形式の漫画本。カバーの付いていないペーパーバック、日本ではいわゆるコンビニ本です。


 前作は、ファミコンの思い出と言う大きなくくりでしたが、今回は個々のゲームソフトに焦点が当たっている。具体的なゲーム作品を題材にして、それぞれの作家さんが思い思いの作品を発表しています。


 特にゲーム系の作家さんという感じではなく、一般の(特に少女マンガ的な)作風の作品が並んでいる。それが、逆に一般の素人の子供の頃の思い出という感じで良い味を出している。


 昨年紹介した、同じ少年画報社による僕らのファミコン日記の第二段ということになります。こちらは、その後カバー付きの一般のコミックとしても売られており、好評だったんでしょうか。


 それで、前回と同じですが、個人的にツボだったのは漫画のほうではなく、いかにもコンビニコミックらしい広告のほう。コンビニでわざわざ漫画を買わずとも、食べ歩きとかB級グルメだとか、youtubeでいくらでも見らてしまう時代になっていますから、逆に妙に懐かしい。ネットがない時代では、ブックオフ散策とかコンビ二本が楽しみだった。


 価格的にも安く入手できますので、ほのぼのとノスタルジっくな気分に浸りたい時にお勧め。こういうほんわかしたものも、味があっていいものです。


負け組ハード列伝 ホビーパソコン編・(古本/オークラ出版) 1,120円(送料250円)
負け組ハード列伝 家庭用ゲーム機編・(古本/オークラ出版) 1,297円(送料込み)

 こちらは、2017年1月に出版された近年レトロゲーム関連の本を出版しまくっている、元コナミの前田尋之氏の新作。氏は、これまで主にレトロハードの歴史について扱ったホビーパソコン興亡史 国産パソコンシェア争奪30年の歴史、家庭用ゲーム機興亡史を出版されていますが、それらを補完するようなマイナーハードに特化した内容になっています。今、任天堂ファミコンミニやスーパーファミコンミニの影響からか、レトロゲーム本の出版ブームでファミコン、SFC、ゲームボーイ、プレイステーション本などラッシュと言えるほど出ていますが、こちらは中でも個人的に優先度の高かった一冊。定価が1,600円とこの手のソフトカバー本にしては高かったのですが、帯付きの中古本が若干安く買えたので入手した。


 一般の人にもより親しみやすいと思われるのが、負け組ハード列伝の家庭用ゲーム機編。18機種の負け組み(と言われるマイナーハード)が紹介されている。


 レトロゲーム本にしては珍しく、らしくないイラストが表紙となっている。団地内の部屋を想像させるところがどこかノスタルジーをくすぐる。団地に住んだことはありませんが、どうしてなんでしょう。


 紹介されているゲームは、インテレビジョン、アルカディア、アタリ2800、アタリリンクス、高速船、3DO、バーチャルボーイ、プレイディア、ピピン@アットマークなど、わりと有名どころ。ある程度ゲームに親しんできた人ならば、大体知っているのではというラインナップが紹介されている。そのため、超マニアックというわけでもない。個人的にも18台中、10台を所有していたりする。


 こちらは、よりマニアックな負け組ハード列伝 ホビーパソコン編。ナイコンさんとか言われて、家庭にパソコンが入ってくる日を待ち焦がれていた人でないとわからないハードが並ぶ。


 この表紙に関連性の薄いイラストを使用したことについては賛否あるようですが、個人的には綺麗な絵柄で良いと思います。


 ナショナルのJR-100・200、富士通のFM-8、東芝のパソピア、日立のS1、ソニーのSMC-777、ソードのM5、トミーのぴゅう太など負けハードだけれども有名どころが並ぶ。変わったところではファミリーベーシックがホビーパソコンの負けハードとして取り上げられている。負けハード=知名度が低い、マイナーというわけでもない模様。最後には、IBM PCにメガドライブが入ったテラドライブで終わっている。この本にはないけれど、シャープX1にPCエンジンがはいったX1 Twinとか、最後にはホビーパソコン自体がゲーム機に負けて飲み込まれてしまった。


 それほど内容が詳しくない、ネットで調べればわかるという感想もあるようですが、このような題材の本と言うのは滅多にありませんので、そういった意味でも超貴重。レトロゲーム本の出版ラッシュの中をかいくぐってでも、セットで入手しておきたい一冊だと思います。


NHKスペシャル 新・電子立国〈4〉ビデオゲーム・巨富の攻防・(古本/日本放送出版協会) 346円(送料込み)

 こちらは、1997年に日本放送出版協会より出版されたNHKスペシャル 新・電子立国〈4〉ビデオゲーム・巨富の攻防。帯付きのものが安く売っていたので購入。1995~96年にNHKで放送されたNHKスペシャル 新・電子立国の書籍版になります。ゲーム関連の本が出版される際に、それは「ポン」から始まったに次いで参考文献として多く使われている一冊になると思います。


 ちなみに放送された新・電子立国自体は、さがせばyoutbeなんかで見ることもできます。その書籍版であるこれはブックオフなんかの100円コーナーなんかにおいてあることも多いのですが、狙って探せるものでもないということで入手して置きたかった。


 バブル崩壊後の長期不況で、日本の産業が曲がり角になって、次に来るのはコンピュータや半導体関連だという機運が高まっていた頃に放送されたシリーズで、全6巻出版されている。その中でも特にビデオゲームに焦点を当てた巻が、第4巻ビデオゲーム・巨万の攻防ということになる。


 テレビ放映されたものの書籍版なので、専門書のように詳しいというわけではない。おそらくテレビ栄えするように脚色も加えられていると思います。でも、詳しくない人にも基本から順にテレビゲームビジネスの成り立ちについて解説をしてくれている。


 DVD版が欲しいけれど、ばら売りはしてない模様。6巻セットだと結構な金額となる。


 それでも国営放送という信用と機動力を生かして、アタリ社のノーラン・ブッシュネル氏、任天堂USAのハワード・リンカーン氏、スペースインベーダーの西角友宏氏、任天堂の宮本茂氏など、そうそうたるメンバーのインタビューが納められており、やっぱり資料としても一級品であるし超貴重。


 この当時としては、ビジネス書の一種として読まれたのでしょうけれど、今となってはコンピュータ史、ゲーム史をより詳しく知るために必携と言える一冊なっているよう思います。ということで、どっさりネタが溜まっていますので、まだまだ散財日記は続きます。

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