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散財日記 in トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たち

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 ということで、今回はあまり間を空けずに続けての散財日記。ファミコンミニの成功に触発されてか、最近次々とレトロゲーム本が出版されたり、ミニチュアのゲーム機の復刻が続いている。注目作として国内ではネオジオミニですが、海外でもこんなのこんなのが出るなど復刻ラッシュといった賑わいを見せています。

X68000用 トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たち・(中古/New World Computing/スタークラフト) 740円(+送料)

 そのような盛り上がりからまったく背を向けて、こちらはしばらく前に入手したもの。トンネルズ&トロールズ カザンの戦士たちは、トンネルズ&トロールズのコンピュータゲーム版として、1989年にNew World Computing社が製作したTunnels & Trolls: Crusaders of Khazanを、日本ではスタークラフト社が移植したもの。PC-98、X68000、FM TOWNSなどの他、8ビットのPC-88版、FM-7版、X1版などがあったよう。


 物語は、ドラゴン大陸に存在するカザン帝国では何世紀にわたって絶え間ない戦闘、流血の日々が続いてきた。それは女帝レロトラーの無法な即位を受けてより加速していた。そして有史以来一千年の節目が迫ろうとしてきている今、賢者たちは人間界に頻発する不思議な出来事にも頭を悩ませていた。一千年までに人の住める地はすべて支配するとするレロトラー。この世に大魔術師カザンの再来を見ない限り、それは現実のものとなるだろう・・・。


 なぜこれを手に入れたかというと、ダンジョンズ&ドラゴンズやクトゥルフ神話の世界観やシステムを採用したゲームというのは多いけれど、トンネルズ&トロールズに関しては、その知名度に反してこれ一作のみということ。もうひとつは、この頃に多くの海外からの移植作品を手がけていたスタークラフト社の作品を手に入れたかったから。


 9,800円という価格が書かれていますが、この頃のスタークラフト社(海外作品)の価格というのは、とにかく高かった。ウルティマシリーズなんて15,000円とかしていたように思います。価格を2,980円とかに抑えた廉価版などもあったのですが、それでもあまりショップに置いてないなどなかなか敷居が高かった。


 ボックス開封時。この硬いボックスもスタークラフト社だなあと感じる。


 マニュアル。海外製のものはロゴがかっこいい。ブランド化というものをよくわかっているんでしょうな。


 この時期のパソコンゲームだとコピーをして閉じたような簡単な作りのマニュアルもまだあったと思いますが、なかなかきちんとしたマニュアルが付いている。もっとも、この作品攻略本も存在するのですが、攻略本を見ても解けないと言われるほど難解な作品のため、詳細なマニュアルも付いてて当然か。


 キャラクターシートやマッピングシート。高価だった分、このような付属品が充実していたのもスタークラフト社の特徴。ウルティマだと布製のマップや鉄製のアンクなどが付いていた。


 ゲーム起動の仕方。X68000版はフロッピー3枚組み。FM TOWNS版はCD-ROMだったようですが、PC-88などの8ビット組はフロッピー12枚組みだった模様。


 スタークラフト社宛のアンケート葉書も付いてきた。


 これは起動不可ということだったのですが、起動不可もなにもX6800自体を持っていませんから、どちらでも良いのですけど。


 PC-88版などの12枚組みは凄まじかった模様。店に入ったら読み込み、ディスク入れ替え、戦闘に入ったら読み込み、ディスク入れ替え、戦闘が終了したらまた入れ替えなど。


 トンネルズ&トロールズ オーナーカードが付いていた。これとは別に証明を添えて申し込めば終了証がもらえたみたい。ゲームの終了認定とは、難解なゲームが多かったこの当時のゲームにはある意味お約束のひとつでした。


 内容物一覧。実は、これにマップが付属してくるのだが、付いていなかった。起動不可ということと、マップが付いていないため、この価格だった。ショップだと5千円~1万円前後するため、ネタとして紹介する都合上マップ無しは辛いけど、この価格では仕方ない。


 トンネルズ&トロールズのソロシナリオの中では、カザンの闘技場が同じカザンを舞台としており近い。カザンの闘技場は、ひたすら戦闘を繰り返すのみのシナリオで、レロトラーは物語背景の説明にのみ登場するだけでカザンの謎を解き明かしたり、レロトラーを倒したりという展開にはならない。そういう意味では、カザンの謎を解き明かし、レロトラーを倒すことが最終目的というこの作品の世界観は魅力的。最近もカザンの闘技場が復刊されていますが、トンネルズ&トロールズの世界観の中ではレロトラーというのは、かなりのビックネームなのです。トンネルズ&トロールズを知る人にとっては大変魅力的な気がします。しかし、そこには問題点が。上述のディスク12枚組みの賓雑な入れ替えを含めて、致命的なバク、海外ゲーム特有の理不尽なゲームバランスなど、攻略本があっても最後まで解き終えるのが困難といういわくつきの作品だったりします。


 当時実際にプレイしておらず、X68000自体も所持していないため、内容の解説は難しいのですが、もう少し調べてまたネタとして詳しくやりたいと思います。


しまむら×懐かしのセガゲームコラボ スペースハリアー
しまむら×懐かしのセガゲームコラボ ファンタジーゾーン(新品・ファッションセンターしまむら/セガ) 980円

 こちらは、数ヶ月前に話題となったコラボTシャツ。発売時に入手していたのですが、更新が遅れていたためようやくの紹介。しまむらは、様々な企業とこラボして話題の商品を展開していますが、こちらはセガとコラボしたもの。このようなレトロゲームTシャツというのは、珍しくなくスペースハリアーのものは他にも売られていますが、何と言っても特筆すべきは大手しまむらとコラボしての980円というその価格。ショップなどが企画して4,000円~くらいのものがほとんどの中で異彩を放っています。


 あのポスターやゲームソフトのパッケージになった精悍なイラストを持ってくるかと思いきや、ぱっと見、子供の落書きのような稚拙なタッチ。なんでこれを図案に選んだのと思いつつ、実はこれ筐体の側面に描かれていたイラストをTシャツ化したものというマニアックな一品。これに気付いた時点で買わざる得ない。


 一面のボス敵スケイラ/SQUILLAを図案化したもの。オープニング画面やポスターにも登場したマンモス/MAMMOTHもちょびっとだけ登場している。


 自キャラのハリアー君。髪が長くて女性みたい。おまけに背中にロケット背負っているし。超能力者じゃなかったんかい。ポスターだとサングラスを掛けた短髪のいかつい白人のにーちゃんなんだけど。


 ということで、簡単なGIFアニメで動かしてみる。


 同時に発売されたファンタジーゾーンはタイトルのみとちょっと残念な出来。この作品こそ可愛らしいキャラの宝庫なのに。


 ネームタグに負けて購入してしまった。


 袖口にオパオパがデザインされている。背中にボスとかもうちょっと頑張ってほしかった。


 ということで、こちらも簡単なGIFアニメで動かしてみる。


 今の時点だとユニクロがナムコとのコラボTシャツを発売しています。ほんとにレトロなものブームですな。ネオジオミニやらあれこれ買ったため、今は無理かな。今月の給料日まで残っていたらという感じでしょうかね。


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