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散財日記 in タイニーアーケード TINY ARCADE

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 ということで、引き続きの散財日記。ネオジオミニは届いています。発売日の情報を知って、その日のうちに購入を即決したのですが、届いたのは8月初旬でした。まあ、転売価格で売られないように買いやすかった点は◎。ネオジオミニは、散々紹介動画等が上がっていますので、またそのうちに。


Tiny Arcade Galaxian Miniature Arcade Game
Tiny Arcade Pac-Man Miniature Arcade Game・(新品/Super Impulse) 各2,065円(送料350円)

 タイニーアーケード TINY ARCADEは、米Super Impulse社製のミニチュアゲーム機。このようなアーケードゲーム筐体型のモニター一体型のミニチュアゲーム機は、少し前から売られていたのですが、そのほとんどは中華製の○○ in ONEみたいなどこかで見たようなゲームの詰め合わせだった。それが、ここにきてメーカーからきちんと版権を取ったものが続々と登場している。ただ日本に並行輸入されると少々高価になってしまい買いにくかった。これはアメリカアマゾンでは、20ドル前後(約2,000円前後)で売られているのですが、日本だと3,000円~5,000円程度。それが、ほぼ現地価格+送料で売られていたため購入した。


 開封時。アメリカ製だとブリスターパックが多く、開けるとパッケージが駄目になってしまうものが多い中、開けやすいパッケージ。小さな説明書が同梱されている。


 現時点で4種発売されているのだが、筐体は共通。デカールでグラフィックを本物に近づけることにより、それらしい雰囲気を出している。ただし、米国で発売されているものなのでデカールは米国仕様。日本のアップライト筐体のものとは異なります。


 こう見ると安っぽいですが、2,000円ほどの価格でモニター付けて実際に遊べるようにしているのだから驚異的。


 筐体のコンパネ部も共通。米アマゾンでのレビュー内の解説によると、中に入っているゲームもすべて共通みたい。中のスイッチを切り替えて4種のゲーム機として振り分けているよう。別のゲームが入ったROMをひとつひとつ準備するより、その方がコスト的に有利なのでしょう。つまりは任天堂カラーテレビゲーム6/10方式。


 裏にキーチェンが付いているが、キーホルダーとして使うにはもったいない。電源は単4電池で下部に電源スイッチが付いている。底面にはスピーカーが付いている。


 ただゲームが遊べるだけでも凄いと思うのだが、圧巻なのがスイッチと連動して筐体上部のパネル部分にライトが灯ること。アメリカ人のアップライト筐体好き、自宅に置けるミニアーケード筐体好きの情熱が実感できる部分。


 似たような商品を発売しているMY ARCADEだと、筐体の雰囲気は抜群なのだけど、中のゲームがNES(ファミコン)版というところが、あちこちの紹介動画やレビューで残念がられていた。現地価格だと$34.99(4,000円弱)、日本だと8,000円~9,000円前後してしまうことを考えると、ちょっと躊躇してしまう。元々の成り立ちがファミコンのパチゲーム機ということから考えれば、アーケード版を動かせるチップを準備するより安価なのでしょう。こちらは、NES版ではない模様。かといって、アーケード版そのものでもない。縮小される関係で自機の大きさやスコアサイズなど見やすいように調整してあると思われます。


 NES版だとタイトル画面も出る上に横画面仕様になっているため興醒めしてしまうのですが、こちらはアーケードの雰囲気はよく再現している。もちろんサウンドもアーケードっぽい音が鳴っている。反面、小さすぎるため遊ぶためのミニゲームとして考えるとがっかりするかも。テーブルの上でデモを流してにやにやしたい人向け。


 こちらは、Tiny Arcade Pac-Man Miniature Arcade Game。ラインナップは他に、ミズ・パックマン、スペースインベーダー。9月にディグダグ、ギャラガ、フロッガーが控えている。


 米国製の玩具にはお約束ですが、パッケージにTRY ME!の小窓が付いており、そこから指を入れてボタンを操作すると数秒のデモが流れる。日本だとTRY MEは安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S。


 紹介動画などを見るとSuper Impulse社のミニちらしが付いていることもあるみたい。Super Impulse社は、ミニチュアの玩具を得意にしているメーカーのよう。


 パックマン筐体。筐体自体は共通ですが、デカールでまったくイメージが変わってしまう。
 

 映画などではお馴染みのパックマンの海外筐体。日本版はもっとかわいらしいイラスト。もっとも日本では、そのほとんどがテーブル筐体だったと思います。


 パックマンは迷路の都合もあるのか、キャラクターの大きさも極小サイズ。サウンドや雰囲気などは、ほぼ完璧にアーケード版を再現している。 


 動画など見ているとこのようなミニチュアアーケード筐体に熱狂しているのはほとんどアメリカ人。この日米の温度差の違いには、アメリカではグラフィカルなアップライト筐体がメインだったけれど、日本ではテーブル筐体やゲームの入れ替えのし易い汎用の筐体がメインだったという事情もあるのかも。


 ということで、タイニーアーケード TINY ARCADEでした。2,000円でこの出来だったら超絶的にお勧め。また、詳しくやります。机の上に並べて和むアクセサリーとして。


20世紀 2016年5月号・(古本/クレタパブリッシング) 375円(送料250円)

 20世紀 2016年5月号は、クレタパブリッシング社発行のムック本。同社より出ているタンデムスタイル増刊号。タンデムスタイルは中高年向けのバイク雑誌だが、クレタパブリッシングは昭和40年男という雑誌も出版しており、どちらかというとそちらの増刊といったほうが近い。発売時700円ほどだったが買い逃しており、すぐに売り切れて早々に2,000円前後のプレミア値が付いていた。なんとか、発売時の価格に近いものを見つけたため購入。


 20世紀に起こった出来事について詳細に特集をするといった内容。今号はアーケードゲーム(ゲームセンター周りでの出来事、トピックス)を取り上げている。発売時に評判となり、すぐに売り切れたムック本なのだけど、その評判通り内容はなかなか深い。


 インベーダーの西角友宏氏、ぜビウスの遠藤雅伸氏、ハイスコアガールの押切蓮介氏のインタビューが収録。


 中でも目を引くのが、この特集の最大の売りとも言えるインストラクションカードの紹介。上記のようにアメリカではカラフルなアップライト筐体が主流だったが、日本では汎用のテーブル筐体がメインだった。そのためゲームそのものを思い出させるアイテムとして、日本人的にはテーブル筐体に挟んであったこちらの方が大きいのかも。これのみ書籍として出版したら、そこそこいけると思う。


 代表的なゲーム、ゲーム機類はしっかりと紹介されている。ほとんどのレトロゲーム特集ではここまでだと思いますが、この本の他との違いは、ゲームセンターにまつわる周辺事情、当時の風俗などもしっかり収録されている点。


 ゲームセンターやゲームコーナーには欠かせないアイテムのひとつだったジュークボックス。


 こちらもゲームセンターには欠かせないピンボール。


 アタリ社のブッシュネル氏とアタリ社のグラフィカルな広告、ちらし類。


 当時もののシャープの広告や、もぐら叩き(トーゴー)のちらし?なども収録。


 これまた外せない10円ゲーム。


 直接ゲームセンターとは関係ないけど、レトロなうどん、らーめん類の自動販売機ネタも。この雑誌が発売された頃、ちょうど書籍が発売されたり、マスコミで取り上げられたりと、この懐かし自販機ネタが注目され始めていた。


 ということで、クレタパブリッシング社の20世紀 2016年5月号でした。プレミア的な価格で買うのはどうかと思いますが、定価に近い価格で見つけられたらお勧め。昭和40年男もそうですが、このクレタパブリッシング社の取材力、素晴らしい特集を組まれてなかなかあなどれません。

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