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コロコロ創刊伝説 1(てんとう虫コミックススペシャル)&コロコロアニキ 2019冬号・小学館

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 コロコロ創刊伝説 1は、小学館の雑誌コロコロアニキに2014年より連載されているのむらしんぼ氏の漫画作品。コロコロアニキとは、かってコロコロコミックの読者だった層に向けた大人向けの漫画誌であり、かってのヒット漫画の続編や特別編などが掲載されている。のむらしんぼ氏は、とどろけ一番やつるピカハゲ丸で80年代に一世を風靡したコロコロコミックを代表する漫画家のひとり。


 のむらしんぼ氏の名前は、とどろけ一番やつるピカハゲ丸以来久しぶりに聞く名前で、氏は昨年辺りからテレビ番組や動画配信等メディアに露出することが多くなっていた。取り上げられ方としては、落ちぶれてしまい借金を抱えたかっての人気漫画家みたいな扱いで、ゲームセンターあらしのすがや先生(現在は大学で教えている)と比較されたりすることも。しくじり先生にも登場して、自分の身の上をさらけだしていた。


 コロコロ創刊伝説は、そののむらしんぼ先生の現在の身の上と、コロコロコミック創刊時(のむらしんぼ氏のデビュー時)とが、リンクしながら物語が展開してゆくことになる。とどろけ一番やゲームセンターあらしの誕生秘話や若き作家、編集者たちの青春群像が描かれている。


 テレビやメディアに急に露出が増えたのは、小学館の広告戦略のひとつだったと思うのですが、これが上手くはまったように思います。のむらしんぼ先生自身が、漫画よりも本人の方が面白いと思うくらいキャラが立っています。結果、漫画の方にも脚光が当たることになり、コロコロアニキの看板作品として好評なようです。


 漫画は、もう基本的に読まないのですが、扱っている時代が漫画を読んでいた時期と重なっているため読みやすかった。かってのコロコロコミックの読者だった方へお勧め。


 コロコロアニキ 2019冬号は、今年の12月15日に発売された現時点での最新号。コロコロアニキは、2014年10月15日に小学館より発刊された青年漫画雑誌。コロコロコミックを卒業した、かっての読者である大人を対象にしており、キャッチフレーズは「小学生お断り」。こちらもTwitter上で大変な話題となっていた。久々に実店舗の書店にて購入。


 話題となっていたのは、ゲームセンターあらしが久々に復活するということと、あらし復活記念としてあらしのトレードマークであるインベーダーのマーク付きの帽子を商品化して、それを応募者全員に購入プレゼントという企画が発表されたから。それ以外にもビックリマンシールが付録として付いたり、ミニ4駆の購入プレゼント企画があったりと盛りだくさん。


 中でも一番の話題はこちら。タイトー、すがや先生公認で、コロコロコミックが製作するというプレミア必至のインベーダーキャップ。プレゼントではなくお金を払って購入する権利なのですが、応募者のみという懸賞ものなので本誌を買わなければ手に入らない。


 オールパソコンで書かれたというあらしの新作も、まったくそれを感じさせない自然な仕上がり。絵柄も変わっていなくて、80年代連載当時を思い起こさせる。


 今はどちらかというと断捨離が課題となっておりレトログッズ等を買うのは止めているのですが、応募の締め切りは4月末までなので悩みどころです。Twitter上で話題となったお祭りに参加するといった意味からも、これはなかなか楽しい企画だったと思います。

参考:コロコロ創刊伝説 1(てんとう虫コミックススペシャル)、コロコロアニキ 2019冬号・小学館

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