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散財日記 in エポック・デジコム祭

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 一ヶ月近くぶりの散財日記。やらなければならない用事の山は超えて、少し余裕が出てきました。とはいっても結果が全て出たわけでもなく、まだしなきゃならないことも残っていて、しばらくは様子見です。

デジコムシリーズ・ドラキュラハウス・(デッドストック/エポック社) 3,000円

 エポック社のデジコムシリーズ・ドラキュラハウスです。81〜82年頃、スペースディフェンダーやスーパーギャラクシアン等と同じ頃に出ていたものだと思います。当時は、TVコマーシャルも打たれ電子ゲームとしても知名度の高い部類にはいるでしょうか。価格が少し高めなのは、デッドストック品だったため。


 ゲームは探検家となってドラキュラハウスに進入し、狼男やコウモリなどを避けながら、ドラキュラと対決して財宝を集めるというもの。


 取扱説明書、梱包用ビニール、保証書なども全部揃っています。


 これは筐体のデザインが良いと言われる一台です。


 スペースディフェンダーやスーパーギャラクシアンなどと共通点の見出せるインパネ部。


 筐体が(電子ゲームとしては)かなり大型ということもあって、奥行きのあるスクリーン。レンズが仕込んでありますので、ゲーム画面も結構大きめ。スクリーン周りの十字架や骸骨がいい味を出してます。


 スクロールしない固定画面ですが、?狼男の部屋、?吸血コウモリの部屋、?ドラキュラの部屋と、画面を三分割することによってゲーム内容に変化を加えています。


 個人的な思い出としては、当時デパートの試遊機であそんだきりでした。


 これ知名度もあり、人気もあると思われますが、オークション等ではあまり値が付きません。競争もほとんどなし。コレクターと言われるような人たちは、すでに入手済みということなのでしょうか。



デジコムシリーズ・デジコム9(ナイン)・(倉庫保管品/エポック社) 1,000円

 こちらは、デジコムシリーズの野球ゲーム、デジコム9(ナイン)。スコア表示部ののみに蛍光表示管を使用したいわゆるLEDベースボールゲーム。79〜80年辺りのものだと思います。このタイプのものは、バンダイ、トミー、学研など各社から発売されていました。これも倉庫保管品ということで、いわゆる未使用品。


 この手のLEDベースボールゲームは、ルールや外観など大体のフォーマットも各社共通。懐かしい形だと思います。


 マイコンベースボール、マイコン制御という表現がいい味だしてます。


 この部分だけ蛍光表示管。これが業界初の使用例ということのよう。


 FCなどのほかのレトロゲーなどと同じく、スポーツゲームはあまり人気がありませんので入手しやすいです。人気があるのは、やはりキャラもの、移植もの、稀少品。


 自分では持っていませんでしたが、親戚の家、友達のところと、どこかしらで見かけました。電子ゲームというと、これを連想する方も多そうです。



デジコムシリーズ・デジコムフットボール・(店頭展示品/エポック社) 1,000円ちょい

 打って変わってこちらは(日本では)結構珍しいフットボールもの。発売年は難しいですが81年前後だと思います。海外ではマテルやバンビーノなどフットボールの電子ゲームはありますが、これも海外を見込んだものかも。電子ゲームは当時高価なものでしたから(これの値札は7,000円超)、そう簡単には買ってもらえませんでした。電子ゲームを遊ぶ年代の子供達が、その際にフットボールゲームをチョイスしたとは考えにくいです。


 サッカーゲームはサッカー競技場型、野球ゲームはスタジアム(球場)型、フットボールゲームはフットボールグラウンド型と、電子ゲームは形から再現してくれるところがGood


 スポーツゲームは対戦できるのがお約束みたいです。


 展示品(未使用品)ということで、説明書は付いているのですが、フットボールのルール自体知らないため、遊び方がいまいちわかりません。


 電源のある1P側がスクリーンの反対側という珍しい構成になってます。


 ルールやゲームの面白さ自体はよくわかりませんが、爽やかな箱絵やフィールドを模した筐体は、クールでなかなかいい味出していると思います。


 デジコムシリーズのスポーツラインナップ。これ以外にデジコムベースボールというのがあるみたい。



マテル・オート・レース (Mattel Auto Race)・(中古/マテル) おおよそ500円ちょい

 これは米国マテル社のマテル・オート・レース (Mattel Auto Race)。発売は76年で、日本での発売は77年前後くらいでしょうか。ゲームのタイプはLEDゲームで、これが世界最初の電子ゲームということみたいです。日本では、マテル社より発売されていた他、バンダイからも販売されていました。


 内容は3車線の道路を左右に移動し、上からやってくるライバルカーを避けます。ギアを上げると自車が画面上方に移動をして、下方より再び出てきます。これを制限時間内に4往復繰り返し、タイムを競うというもの。バンダイより発売された同じLEDゲームのチャンピオンレーサーの原型とでもいうようなもの。



 昔のLEDゲームですから、写真などで見るイメージとしては、トミーなどのエレメカ程度の大きさを連想していたのですが、実はものすごく小さくてコンパクト。


 ゲームウォッチよりひと回り大きい程度です。


 表示部も小さいし、LED表示も線のような感じで、遊んで楽しいかといわれればそれなり。ただ歴史的な意義のある一台といったところでしょうか。



杏野はるなのレトロゲーム読本・(古本/株式会社ウェッジホールディングス) おおよそ500円

 レゲーアイドルとして有名な杏野はるなさんのレトロゲーム本。2010年に出版されたものです。世代的にはFCすら知らないと言う世代のアイドルですが、レゲーというニッチなところに焦点を当てて、それなりに知名度や人気を獲得しているのですから、上手い戦略だと思います。


 内容は、杏野はるなさんのフリマ、リサイクルショップ巡り、懐かしいスポット探方、ゲームの攻略、高橋名人、遠藤雅伸氏との対談など。表紙は、べーしっ君の荒井清和氏と(ある一定の世代には)豪華。


 右手にパワーグローブ、腰にジョイボール、背中にスーパースコープと、レゲーアイドルとしてのパッケージングは完璧。


 惜しむらくは、電子ゲームネタが一ページのみであること、攻略記事が誌面の大部分を占め少し多すぎること。あくまでもレゲーアイドル本なので、そこまで深いネタはないことでしょうか。でも近年出たレゲー本としては、なかなか良くできているほうだと思います。

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