ということで、ひと夏をかけた夢の再生も終盤を迎えます。このようなものを入手したりして、終わりではありませんが、忙しくもなるため区切りということで。
南海部品に注文していたデイトナの補修用リベットが届きました。メッキが施してある装飾用で1,260円ほど。アマゾンだと900円ほどで入手できると思います。
このリベットって案外錆びやすいので、20個入りなのでひとつ確保しておくとよいかも。
まずシート横の2本のボルトを外して、シートを取り外します。次に写真中央に見える、シートと本体を繋ぐ留め金(足)のボルトを2本外します。
そうするとシートとシートカウルを固定している4本のボルトが見えてきます。
たったこれだけの固定でシートに取り付けられているんですね。
全然力はいらない。ドライバーでOK
これで取り外しが完了、シートのみになりました。
ドリーム号は元々リベット付ですから穴が開いてます。シート張替えの時に、その位置に印を付けてくれています。リベットなしのシートに新規に取り付ける場合は、当然穴開け加工が必要となります。
裏からキリなどで穴を開けてやり、リベットを押し込む。
裏に付属の留め金で留めてやります。もしかすると、リベットを取り付ける工具か何かあるのかもしれませんが、手で十分に可能。
乗っかっているだけだとかっこ悪いので、ぐっと押し込んで固定します。
この要領で残りの4個も取り付け。所要時間30分もかからないと思います。
ということで、シート張替え完成。
あったから、それで?というパーツですが、ないと気になるものです。
カスタムシートみたいで、なかなか良い感じになりました。
外観上も新品同様になり、なおかつバイクに乗る時にシートの破れを気にしなくともよくなりましたので、精神衛生上にも良いです。
続いて古くなっていたステッカーの張替え。この極小サイズのHRCがなかなかない。
ステッカー自体はまだ大丈夫ですが、汚れが外枠を作ってます。
ステッカーを剥がすにはステッカー剥がし、表面の脱脂にはパーツオフが必要。パーツクリーナーで代用できるという記述もあれば、塗装面を痛めてしまうので不可という記述もあり、やや曖昧。安全策を採って台所用中性洗剤でいきます。
ステッカー自体が小さかったため、何もせずにすんなりと取れました。
ついでなので、シートカウル全体を中性洗剤で拭いてやります。
慎重に位置決めをしながら新しいシールを塗布。
すっきりとしました。
つづいてHRCヨシムラアルミエンブレム。ドリーム50は貼れるスペース自体が限られるため、迷わずここしかない。
このような感じ。貼った後エンブレム表面の保護シートを剥がしてやる。
意味不明のエンブレムですが、ワンポイントのアクセントにはなる。
最後にステッカー類を貼って、夢の再生ひとまずは一区切り。
錆も汚れもまだ残っていますが、一月前を思えば十分再生しています。
原付弄りの楽しさを改めて再認識しました。
リベット留めやステッカー貼りと前後して、銀行やホームセンター、郵便局など近場の移動にもドリーム50を使用しています。近場への移動だとガソリン消費も数百円レベル。ガソリン高騰の折、動態維持も兼ねて一石二鳥。
前回購入したストリートゴーグル。グラサンみたいです。レトロなゴーグルでないと、合わないかなとも思っていたのですが、違和感はありません。
緑地公園の駐車場にて一休み。
OGKの星がいい感じですな。元は、ハーレーとかビックスクーターに合わせるメットでしょうか。
一応日陰ですが、まだ残暑のため暑い。蝉の声はもうあまり聞かれなくなりました。
錆ないし、軽いのでメットから外れないし、安いしでこれいいです。ヤマハが出しているのもあった筈。
パーツを受け取りに南海部品に行ったら、原付乗りの少年たちから声をかけられました。15年前に8000台ほどしか作られなかったバイクですから、珍しいものに映るのでしょう(ドリーム50ということは、ちゃんと認識していた)。バイクブームの時には、嫌というほどいた原付少年ですが、彼らも珍しい貴重な存在になりました。
バイクブーム全盛期の1/10までに落ち込んだバイク市場ですが、2013年からはバイクブーム再来の記事が上がっています。ブーム時に乗っていた中高年のカムバックライダーと、その子供たちの世代でバイクが売れているのだとか。久々の明るいニュース。
木漏れ日が映りこんだメーターがいい感じです。どこかわたせせいぞうちっく。ボビーに首ったけという映画もありました。
まだ残暑が厳しくて30度を超えてますが、写真に撮ると秋の気配を感じます。
Tシャツがぐっしょり。外に出るたびに、出掛けるだびに着替えます。
すごく小さなバイクなので、実際にはこのように見下ろす感じ。
原付の小さなキーを捻り、跨ってキックで始動します。
バイクの乗っている時に見えている景色はこのような感じ。原付なので、非常に道路の路面が近い。路面の暑さやオイルの臭い、バイクの振動、顔に当たる風など、様々な情報がダイレクトに入ってくる。この情報の繊細さ、鮮明さがバイクの良さのひとつかな。
バイクブームが再燃とは言っても、全盛期のようなものはもうないでしょう。80年代頃にはイギリスの名門と言われたバイクメーカーは壊滅状態、ドカティもハーレーも経営危機という感じで、日本車が圧倒的な勢いを持っていました。今度は、日本車が衰退していくターンに入ったのだと思います。
それでも、ブームになれば色々と活性化してきて、様々な情報も出てくるでしょうから、それを期待しましょうか。
ということで、晩夏のドリーム50でした。