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キジマ バッテリーレスKIT/ロードランナー<Beep Beep!

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 ここ2週間ほど忙しかったため、ちょっと間が空きました。新たなネタが入ったので更新。こちらは、キジマより出ているバッテリーレスKIT。セルを使わないキック方式のバイクでは、バッテリーが無くてもエンジンがかかって走ってしまう車種が存在します。有名なところでは、インジェクションになる前の前期型のエイプで、これは最初からバッテリーレス仕様になっています。


 実はドリーム50もバッテリーが上がっていたり、無くてもエンジンがかかります。ただしウインカーと電気式タコメーターは、バッテリーからの電力で動いているため、無いと動かなかったり、おかしな動きをするという現象が起きます。今でこそ中華製バッテリーが500円〜3,000円ほどで入手できますが、バイク用のバッテリーは国産品やユアサなどメーカー品だと7,000円〜15,000円ほどして、車と比べても結構高価だったりします。あまり乗らないバイクだと、この維持が悩みの種にもなります。


 そこでメンテナンスフリー化を狙ってバッテリーレスKITとなるわけです。バッテリーレスKITは、キジマ、デイトナ、キタコなど各社より出ています。このバッテリーレスキットの正体は大容量のコンデンサで、自分でコンデンサを買って加工すれば数百円レベルで製作が可能だったり、オークションなどでも1,000円〜程から出ています。それに対してメーカー製のものは、5,000円程度。このキジマのKITは、アマゾンでも3,500円ほどします。今回、2,000円ほどで新品が落とせましたので、導入することにしました。


 中華製のバッテリーや1,000円程度のバッテリーレスKITでも良かったのですが、このキジマのKITはドリーム50の改造にはある種の定番で、購入時から導入を考えていたのですが、ようやく実現。本体の他にバッテリーに繋ぐ端子、車体に固定する結束バンド、キジマのミニステッカーが付属。


 こちらは、ワーナーブラザーズの名キャラクター・ロードランナーのステッカー。アニメシリーズ・ルーニー・テューンズ(Looney Tunes)に登場する道路を疾走する鳥。アメリカ雑貨として、所さんの番組などで再評価されて人気が出たよう。ムーンアイズより、各種ステッカーやキーホルダーなどが販売されています。


 バイクのジェットヘルを持っているデザインが洒落ていたので、購入してみました。300円ほど。スピードの象徴みたいなキャラクターですね。
 

 ということで、ドリーム50に取り付け。


 まず左サイドカバーを外します。ここにバッテリーが収まっています。


 バッテリーの固定兼、車載工具固定用のステー。本来であれば、ここに純正の車載工具を搭載できます。全く物を積載できないドリーム50唯一の物入れ。


 とりあえず、これを外します。バッテリーは、かなりタイトなスペースの中に収められており、ほとんど手を入れる隙間も無いほど。一応シートも外しています。


 ちなみに右側のサイドカバー下には、エアクリーナーボックスが収まっています。ドリーム50定番の改造として、バッテリーレスにしてこれも取っている例が多い。これを取ってしまうと、エアファンネル取り付け、リアフェンダー取り外し、ウンカー、バックランプの交換と連鎖が始まってしまうので、今は無理。 


 純正のエアクリーナー。15年ものだと思いますが、走行1万キロほどなので綺麗。


 バッテリー端子を外します。最初、これの外し方がわからず苦戦した。指一本入らないスペースに詰め込まれてますので、どう取り付けられているのか構造がわからない。正解は、両端の爪を持ってロックを外します。


 取り付けられていたバッテリー。5年前に購入してずっと盆栽バイクで乗ってなかったので、交換したことがなかった。おそらく大陸製ですな。


 バッテリー端子にバッテリーレスKITを繋いで終了となるはずなのですが、問題が発生。KITからの端子が入らない。ドリーム50の適合品で、バッテリー端子とも一致しているのですが、わずかにKIT側の端子が大きい。仕方ないのでヤスリで加工。


 ゴリゴリやること30分ほどでようやく取り付け。作業しながらネットで調べたりと、えらく手間がかかりました。本来なら、バッテリー外してポン付けで終わる作業なのですが。


 雨天走ることは当分無いと思いますが、防水対策が必要ですな。


 エンジン始動。バッテリーを外している状態でもエンジンはかかりますが、タコが全く動かない。バッテリーレスKITを間に挟むと、しっかり動きます。


 ライトはエンジンよりの電力供給ですので関係ないのですが、とりあえずちゃんと点灯しています。若干暗いでしょうか。まだ実際に走行してみたり、エンジン回転数を上げたりのテストはしてません。


 バッテリースペースにバッテリーレスKITを入れて、元と逆の手順で取り付け。メンテナンスフリー化以外に、軽量化にも効果があります。


 最後にキジマのステッカーを貼って終了。別に貼らなくても良いのですが、外からは取り付けたことが全くわからないので。


 引き続きロードランナーステッカーを貼ります。


 位置決め。ドリーム50には貼るスペースがほとんどないので、ここしかないのですが、シートカウルはお椀状に湾曲しているため貼るのが難しそう。


 もしくは、ここ。普通すぎてつまらないか。


 ということで、シールカウルに貼り付け。ドリーム50は、ホンダの60年代のレーサーのレプリカなので、このようなステッカーを貼るのは、ほとんど例が無いと思われます。ちょっとポップな方向性がいい感じ。


 後方の車両にロードランナーを見せつけながら、Beep Beep!とそのまま置き去りにする・・・。30キロ制限なので、全然無理です。


 ということで、キジマバッテリーレスKIT取り付けでした。ちなみに間に合いませんでしたが、すでに次のネタも到着しています。

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