ということで、久々の散財日記&雑記です。特別忙しいというわけでもないのですが、用事が入っていてあまり更新ができない。また特に節約しているわけでもないのですが、あまり物を買うということもなくって、アマゾンで1円のDVDを物色するくらいしか欲しいものがない。ただ、久々の大物をオークションで落としましたので、引き続き早めに紹介する予定です。
ブラックレーサー・(中古/トミー) 1,000円
ブラックレーサーは、タカラと合併する前のトミーより、1978年(昭和53年)に発売されたゲーム機。LSIを使った電子ゲームではなく、モーターやギアを駆使したいわゆるエレメカの一種。電子ゲームがブームになるちょっと前に、このような電子ゲーム(テレビゲーム)風のエレメカというのがちょっと流行りました。当時の価格は2,980円。5,000~6,000円が主流だった電子ゲームと比べても、リーズナブルで手に入りやすいということから、当時は大変なヒット商品となったようです。
オークションなどにエレメカが出てくる場合、なかなか不動品が多い。LSIで制御されてる電子ゲームと比べても、モーターやギアなどで物理的にゲームを制御しているためか経年劣化が出易いのでしょう。この手のエレメカはそれほど値段も高くなりませんが、1,000円~3,000円といったところ。あまり綺麗なものではありませんが、一応動作品なので、この価格はまあまあ掘り出し物の部類。
フイルムに自動車が印刷されており、モーターの力でフイルムを動かすことにより、レースゲームを再現している。ギアの切り替えもあり、2車線の道路上に車が並んで避けられなくなった場合、ギアを変えてやることで左右のフイルムのスピードが変わってきて、それによってライバル車を避けられるという仕組み。
タイトーのスピードレースとか、初期のレースゲームを再現している。ただ、ギアとモーターだけで制御している関係で単純。子供でもLSIを使った電子ゲームではないということはわかりますので、すぐ飽きてしまっていた。今となっては、アイクスクリームやゼリーなどについてくるプラスチック製のスプーンみたいな透明の板に書かれたレーシングカーが、キッチュで実にいい味を出している。
ただし、当時はかなり売れた有名なゲーム機ですから知名度は抜群で、思い出の中にこれが登場する人は、結構多いのではないかと思います。もう少し、詳しく調べてからネタとして紹介します。
クラブニンテンドー特典 ゲーム&ウォッチコレクション・(中古/任天堂) 500円
クラブニンテンドーは、任天堂のポイント制の会員サービス。そこで、ポイントを溜めることによってもらえる特典のひとつ。任天堂DSでゲームウォッチが遊べます。好評だったのかゲーム&ウオッチコレクション2も存在する。
ゲームウォッチのオムニバスソフトは、ゲームボーイカラーでもゲームボーイギャラリーとして販売されていた。
一般に売られているものではなくて景品なので、取り扱い説明書も一枚の紙を折ったものとかなりシンプル。
ドンキーコング、オイルパニック、グリーンハウスが収録されている。本体に非売品と明記されている。この特典で一番目を引いたのが、ゲーム&ウォッチのボールそのものを復刻した復刻版でしたが、これもなかなか良い。また、オークションでは、意外と安い値段で取引されていたりもする。もっとも、一番の問題点といえば、任天堂DS自体を持っていないことなんだけど。
COLLECTABLE TECHNOLOGY・(非再販本/トランスワールドジャパン) 600円
COLLECTABLE TECHNOLOGYは、2006年に発売された大型本。内容は、オールドコンピューター、ゲーム機などのレトロなデジタルグッズを収録した写真集のようなもの。イギリス人の手によるもので、発売当時の帯には、日本限定3000冊の文字が躍っていた。発売当時3,000円程度で売られていたが、売れ残りが多かったのかアマゾンで非再販本が売られている。非再販本とは、店頭に並べられた後で、出版社へと返却されてきた本のことで、未使用品だが破れがあったり、帯などが破損していたりするような本のこと。このくらいの価格なら、ということで購入してみました。
アップルⅡなどのオールドコンピュータにとどまらず、時計や電話、テレビ、ウォークマンなどのレトロなデジタル製品が広く収録されている。必ずしも、希少な物、有名な物が収録されているとは限らないようで、著者の所有するコレクション、著者の思い入れのある製品が納められている模様。同じようなデジタルグッズの写真集が、当時他にも2冊ほど発売されていた。オールドなデジタルガジェットの数々を眺めているだけでも楽しい。万人受けするものではないが、好きな人には面白い一冊だと思う。まだアマゾンで売ってますので、お好きな方にはお勧め。
日本懐かし10円ゲーム大全・(新品/辰巳出版) 1,300円ほど
こちらはもうネタとして紹介しました。駄菓子屋ゲーム博物館の館長である岸昭仁氏の著書で、エレメカなどビデオゲーム以外のオールドゲームをまとめたもの。この辰巳出版のタツミムックのシリーズでは、今では数が少なくなった全自動で調理してくれるうどん、そばの自販機本をまとめたり、オールドカセットテープや当時もののアイスクリームなどをまとめた本を出すなど、えらくマニアックな視点で攻めている。他に類を見ないという点で、貴重な一冊だと思います。
ガチ☆ボーイ【スタンダード・エディション】・(中古/ポニーキャニオン)
棒倒し・(中古/ポニーキャニオン) それぞれ1円
どちらも体育会系の青春もの。1円というのは、アマゾンで売られている1円DVDのためで、アマゾンではDVDは送料が350円で固定なため、実質351円ということになる。メール便だと160~180円くらいだと思いますので、差額が利益ということなんですかね。ガチ☆ボーイは、大学のプロレス研究会を舞台にした学生プロレスもの。こちらは、もうすでにネタとして紹介しました。棒倒しは、高校の棒倒し競技に青春を掛ける若者を描いた2003年公開の青春映画。アイドルグループLeadの主演で、この当時ウォーターボーイズなんかの影響からか、マイナーなスポーツや競技を題材としたスポコンものが流行っていた。
あまり一般には知られていない映画ですが、棒倒しという着眼点が面白い。主演のアイドルグループのLeadですが、非ジャニーズ系にもかかわらず、12年たった今も健在な模様。あまりちゃんと見ていないので、見たらネタとして紹介します。
東京タワー~オカンとボクと、時々、オトン・(中古/株式会社バップ) 200円
東京タワー~オカンとボクと、時々、オトンは、リリー・フランキーさんの体験を基にした小説を、2007年に映画化したもの。第31回日本アカデミー賞最優秀作品をはじめ、様々な賞を受賞している。主役のボクにオダギリジョーさん、オカンに樹木希林さん、若い頃のオカンに希林さんの娘の内田也哉子さんが扮している。青春ものには違いありませんが、オカンとの関係にスポットを当てた郷愁もの。
バタアシ金魚・(中古/JVCビクター) 1,000円
バタアシ金魚は、1985年からヤングマガジン誌で連載されていた同名の漫画を原作に、90年に映画化された作品。もうネタとして、紹介しました。DVDの再販が2,980円で行われて入手しやすくなっていたのですが、再び廃盤になったのかアマゾンでの価格が急上昇してきて、なかなか手に入れ難くなってきた。1,000円という価格は、ここに紹介しているDVDの中では高めですが、これでもバタアシ金魚のDVDとしては、破格の値段。
さんだる/たま・(中古/日本クラウン) 150円
たまは、1990年代に活躍したロックバンド。こちらもネタとして紹介しました。このCDかなり売れたためか、以前はブックオフなどの350円コーナーなどでよく見かけたものですが、最近ではほとんど見なくなりました。置いてあったとしても、もう普通の中古CDの値段だったりします。オークションだと、まだわりと出回っていて500円~くらいから良く見かけます。
ダイハード・(中古/21世紀フォックスホームエンターテイメントジャパン) 300円
ダイハードは、1988年のアメリカ映画。ブルースウィルスを一挙にハリウッドスターのトップクラスに押し上げた作品であるとともに、現在までシリーズが続いているという、息の長いシリーズの第一作目になります。もはや名作の域を超えて、アクションの古典に近づいたといってもよいのではないでしょうか。続編はともかくとして、この第1作目はまちがいなく名作といってよいと思います。70年代にはやったビル火災を描いたパニック映画タワーリングインフェルノに、82年に公開されたランボーの一作目の一人だけの軍隊というコンセプトを足したような映画。80年代的なのは、災難が天災ではなくテロリストとの戦いだという点と、舞台となったのが日系の商社だという点。
ベストモータリング2010年7月号
土屋圭一のドリフトテクニック入門・(中古/2&4モータリング社) それぞれ100円
ベルトモータリングは、通称ベスモとも呼ばれるビデオマガジン。講談社系の2&4モータリング社より、2011年6月号まで毎月発売されていた。2010年7月号は、CR-Xの再来とも言われこの頃に話題となっていたホンダのエコスポーツCR-Zの特集。この辺りでも、スポーツカーやMT車が減って、ネタに苦戦しているのが伺えます。すでに4年前に廃刊となったこのシリーズですが、ブックオフ等に100円で置いてあれば十分まだ楽しめます。
もうひとつは、ベスモの増刊みたいな位置付けの土屋圭一のドリフトテクニック入門。1991年にVHSで発売されたベストモータリングスペシャルをDVDで再販したもの。この当時、人気最高潮だった土屋圭一氏が、GT-Rやトヨタの86を使ってドリフトテクニックの解説をしている。この頃は、まだまだスポーツカーの人気が高く、中古でも豊富に安いスポーツカーが手に入った。現在でも根強い人気があるイニシャルDなどは、こんな世相の中から生まれてきたのだと思います。少子化が進んでエコカーばかりの時代となり、もうこのような時代が再び来ることもないのでしょうね。