寒さが緩んで春らしくなってきました。相変わらず、忙しくはないのだけれども、空いた時間はあまり取れないといった感じで、買い物もアマゾンでちまちまとつまんでいるといった按配です。
新世紀エヴァンゲリオン TV版 プラチナ コンプリート DVD-BOX(全26話+ディレクターズカット版4話)・(新品/メーカー不明) 2,300円
ということで、前回予告していた、輸入物廉価DVD買いの続き。新世紀エバンゲリオンは、1995年から1996年にかけて全26話がテレビ東京系列(TXN)で放送されたロボットもののアニメ作品。当時、大変な話題となり、宇宙戦艦ヤマト、機動戦士ガンダムに続く、その後の日本のアニメの方向性に影響を与えたエポックメイキングな作品のひとつと言われた作品でした。
物語は、大災害セカンドインパクトによって世界人口の半数が失われた世界を舞台として、第3新東京市に襲来する謎の敵「使徒」と、それを迎え撃つ国連機関NERV(ネルフ)の巨大な人型兵器エヴァンゲリオン(EVA)との戦いを描いている。それまでのロボットもののアニメーションに哲学的、宗教的な要素を持ち込み、内省的な少年を主役に据えるという新しい手法を持ち込んでおり、エヴァンゲリオン自体もメカと生物兵器の融合のような感じで新しかった。これ以降のアニメ、ゲームなどの作品群に多大な影響を与えることになり、画期的な作品と言われていました。
90年代後半当時、あちこちで騒がれているということは知っていたのですが、作品そのものは見たことがなかった。1997年、98年と続けて公開された劇場版もTVアニメの総集編という形でなく、本編で描かれなかったもうひとつのストーリーを描いていたり、2007年からは新劇場版も3作品公開されているのですが、これもまた本編とは異なっているということから、見る機会がなかった。時間がないので、そうすぐには見ることもないと思いますが、入り口には良いかなということで購入。
インポート版ウイングマンと同じくフランス語版で、同じように4つ折になっています。おそらくメーカーは一緒だと思う。フランスでは、日本のおたく文化が浸透しているということで、海外版とはいえ違和感のない作り。
薄いブックレット付き。当然のことながらフランス語のため読めない。
大ヒットした作品のため、当然日本版のDVDやDVD-BOXも発売されており、そちらも5,000円~15,000円程度と、それほど高くは無い。一度公開されて、再販されなかったようなマイナーな作品の方が、DVD-BOXセットの値上がりは激しいのでしょうね。それでも、この価格でまとまって手に入るというお手軽さはありかと思います。
DVD7枚組みセット。フランスは、日本のアニメ人気が定着していることもあってか、海外版といっても変なアレンジとかされておらず、そんなに違和感ないですね。
ウイングマンDVD-BOXと同じくDVDをケースの裏、表に装着している。
熱心なファンであれば、国内版をすでに持っているでしょうし、手軽に楽しみたいというニーズであれば、これでも良いのではないのでしょうか。
ということで、新世紀エヴァンゲリオン TV版 プラチナ コンプリート DVD-BOXでした。また、見る時間が出来たら、詳しく調べてネタとして紹介します。
風の谷のナウシカ・(中古/スタジオジブリ) 1,250円(+送料350円)
宮崎駿監督の代表作のひとつである風の谷のナウシカのDVD旧版です。ジブリのDVDは、根強い人気があるのでブックオフのような実店舗でも、オークションでもアマゾンでも、なかなか安くは手に入れにくい。
ジブリの正規品は2枚組みとなっていることが多く、絵コンテやドキュメントなど、特典が付いているのですが、このナウシカでは宮崎監督と鈴木敏夫プロデューサーとの出会い、原作漫画と映画の製作、スタジオジブリの立ち上げなどを描いたドキュメント番組が収録されており、これが大変面白かった。これがあるから、ジブリ作品では海外版ではなくできるだけ国内正規品を手に入れたい。
映画本編は、何度も地上波で放送されているので、多くの人におなじみのものだと思います。金曜ロードショーで週末に放送されているためか、この映画をみると休日前のわくわくした開放感を感じる。宮崎監督の冒険活劇としては、天空の城ラピュタと人気を2分する作品なのではないでしょうか。
ということで、風の谷のナウシカでした。こちらも、ネタとしてまた紹介します。
Pacman Wind-Up Toy パックマン・(新品/メーカー不明) 500円
こちらは、ぜんまい仕掛けでパックマンがとことことあるく海外製のトイ。元ネタは、1982年にトミーより発売されたトコトコ パックマン。さすがに今売られているものは、海外のクローン品でトミー製ではないと思います。
ぜんまいを巻くと、足を上下させながら、口をパクパクさせて歩きはじめます。ボディサイドにボディと同色の小さな車輪があって、足はここに連動されている。なんということはないぜんまい仕掛けのトコトコ人形ですが、デザイン的にも凄く完成されていてえらく可愛い。このような小さな玩具にも、口と足を連動させる仕組みが組み込んであって、ここは繊細な日本製ならでは。
口の中にモンスターが。これを引っ張るとカチカチカチと口を開け閉めしながら歩き出して、最後にはパクッと食べてしまうギミックを想像したのですが、これは単なる装飾でした。昔、そういった玩具もありましたね。
アマゾンやオークションで300円~500円くらいでアメリカン雑貨などとして売っていますので、机の上の飾りとしても良いのではないでしょうか。
ということで、Pacman Wind-Up Toy パックマン、トコトコ パックマン。パックマンのぜんまい玩具でした。
Ultra2000 アタリ アーケードヒッツ Vol.1・(新古品/メディアカイト) 1円(+送料350円)
こちらは、2000年前後にメディアカイトより発売されていた、Ultra2000というシリーズ内のアタリ アーケードヒッツ Vol.1。米アタリ社が70年代~80年代にかけて発表した、往年の6作品が収録されたオムニバスもの。
アステロイド、センティピード、ミサイル・コマンド、ポン、スーパーブレイクアウト、テンペストといったアタリ黎明期の有名作が、収められている。PONG(ポン)は、黎明期のテレビゲームにコピーされたいわゆるテレビテニス。スーパーブレイクアウトは、これも黎明期のテレビゲームに多かったブロック崩し。アステロイドは、1979年に発表されたベクスタースキャン方式を使ったシューティング。ミサイル・コマンドは、80年に発表されたトラックボールを使用したシューティングゲーム。ゲームセンターあらしにもたびたび登場するなど、この中では一番知名度が高いかも。センティピードは、80年に発表された畑を襲うムカデを退治するシューティングゲーム。映画ピクセルにもセンティピードの達人が登場するなど、あちらでの知名度は高いようだが、日本ではわりとマイナーなゲームだと思います。テンペストは、81年に発表された、べくスタースキャン方式のシューティングゲーム。この中では、日本での知名度は一番低いと思われます。
価格は1円ですが、ものはほぼ新品で、帯もカタログも付いていた。
2000年前後というのは、ディアブロやウルティマオンラインなどの影響で、一時的にPCゲームの市場が一時的に復活して賑わっていた頃で、その中でメディアカイト社は、GREATシリーズ、ULTRA2000、SUPER1500と往年のアーケードゲームを移植したシリーズを販売していた。コンシューマでも○○ミュージアムだとか、○○コレクションなどといった名称で、往年のレトロゲーム集が発売されていました。このメディアカイトの作品も大抵のPCショップにはおいてありよく見かけましたので、一定の人気はあったと思います。残念ながらメディアカイト社は、2007年に倒産している模様。ゲーム会社も続けることは難しいのでしょうね。
ということで、PC黎明期のアタリ社の往年の名作を集めたUltra2000 アタリ アーケードヒッツ Vol.1でした。こちらも、またネタとして詳しく調べてやります。
BESTはお好き?・(中古/ポニーキャニオン) 70円(+送料250円)
こちらは、1992年に発売された女性3人組のガールズバンドGO-BANG'Sの初のベスト版。GO-BANG'Sのベストアルバムは、いくつも発売されているのですが、これはまだバンドが存在していた当時に発売されていたベストアルバム。
GO-BANG'S(ゴーバンズ)は、1980年代から90年代にかけて活動していた北海道出身のガールズバンド。ポニーキャニオンが押していたこともあって、にぎやかで華やかな感じのバンドとして売っていた。1989年のアルペンのCMソング、あいにきて I・NEED・YOU!が大ヒットしたことなどから、全国区の知名度を得るまでになった。このベスト版では、1991年のBye-Bye-Byeの頃あたりまでを収録している。
なぜ、これを入手したかというと、当時好きで良く聞いていたから。コンサートにも行った。デビューしてから徐々に知名度が増していった、上り調子の頃の~かっこいいダーリン、スペシャルボーイフレンド、あいにきて I・NEED・YOU!のあたりが、とにかく勢いを感じさせてくれて、バブル期の空気を思い出させてくれて楽しい。
バンドは94年に解散していたようで、近年では2009年にSMAP×SMAPの企画で一夜限りの再結成などもあったみたいです。こういう、一点の曇りもないほど明るくにぎやかなバンドは、近年ではでていないよう思います。
日本懐かしボードゲーム大全 (タツミムック)・(新品/辰巳出版) 1,296円
こちらは、2016年1月に発売された辰巳出版の日本懐かし大全シリーズの新作、日本懐かしボードゲーム大全。人生ゲームや野球盤、モノポリーなど、電源を使わないいわゆるボードゲームを扱ったもの。電子ゲームは、少ないとはいえ任天堂ゲーム&ウォッチの人気もあって、時おり書籍などにも取り上げられていますが、このようなボードゲームを専門に集めたものはほんとうに珍しいと思います。
ボードゲームは、欧州などでは大人のホビーとして定着しており、大人向けのものが数多く発売されている。そのような大人向けホビーとしてのボードゲーム本ならば、安田均さんが書かれたものを初めとしていくも発売されています。ただ日本製の子供向けボードゲームを対象にしたものは、ほとんど初といってよいのでは。日本だとすごろくの延長線上に発達していったみたいで、人気のアニメ番組、テレビ番組をゲーム化したものが大量に発売された昭和50年代あたりがピークだったらしい。84年にファミコンが発売されて以降は、ゲームといえばテレビゲームほぼ一色となりますので、玩具売り場の主役を務めることはあまりなくなったよう。それでも一定数の需要はあって、全盛期ほどの賑やかさはないまでも、今日でも定番商品として売られ続けています。
懐かしいアイテムというのは、実店舗でもオークションでも大抵プレミア価格で取引されていますが、ボードゲームというのは、プレミアが付きにくいジャンルだそう。オークションなどでも500円とか1,000円とかの初期値で、入札もないまま流れていくものが結構あります。懐かしものコレクターを始めるには、ねらい目の分野なのかもしれません。問題点は、でかいため置き場所をとることでしょうか。この本は、また詳しく紹介します。
JK☆B 女子高生×バイクイラストレイテッド (MSムック)・(古本/メディアソフト) 送料込み1,010円
こちらは、メディアソフト社より2015年11月に発売された、バイクのイラスト本。JK☆B 女子高生×バイクイラストレイテッドのタイトル通り、女子高生とバイクという近年流行っている、艦これのようなメカニカルなもの+萌えという系統の本です。漫画では、ばくおん!!というバイクと女子高生の組み合わせをテーマにした作品が、2016年よりアニメ化されるなど人気を博していますので、こちらもその路線を狙った一冊だと思います。
艦これやメカ+萌えものには、あまり関心がないし、ばくおん!!自体も見たことがないため、普通であればふ~んとパラパラとめくって終わりなのですが、これは書店で見つけて心に引っかかった。この本を出版しているメディアソフト社も、クロスワードパズルとかそういったものを主に扱っている出版社なので、バイク専門誌というわけでもない。
レイアウトとしては、バイクと女子高生のイラスト+そのバイクの簡単な解説、時代背景などの解説になっている。何が引っかかったのかと考えると、バイクのラインナップが現代のものからだけではなく、多くを80年代周辺のバイクブームの頃のものから引っ張ってきていること。YAMAHA TZR250R後方排気などという、バイク好きをくすぐるチョイスがなされている。
こちらは、YAMAHA FZ400R。FZRでないとこが渋い。いったいどんな年齢層の読者を対称にしているのだか。
このような感じで、いわゆる旧車と呼ばれるもの、それも有名な名車ではなく、知る人ぞ知るみたいなチョイスがされていて楽しい。もうひとつは、このような旧車、ビンテージバイクを扱った書籍というのは珍しくなく、数多く出版されているのだけれども、伝説の名車とかクラッシックみたいな扱いで紹介されていることがほとんど。この本では、女子高生と組み合わせることで、(例えば)MVX250Fが発売された現役当時、若者に求められていた頃の輝きが表現されていると感じた。MVX250Fの発売当時の輝きなんて、私自身も知らないのですが、バイクが若者のものであり、憧れであった頃の輝きが表現されているよう感じた。
そう思っていたら、早くも続編JK☆B 2 女子高生×バイクイラストレイテッドが予定されていた。そこそこ評判が良かったのでしょう。アマゾンでの評価も高評価が付いており、バイク専門出版社のものではないのに、各バイクの解説も読んでいて楽しい。バイク好きな人にはお勧め。まだ店頭にあると思われますので、興味のある方は一度手にとって見られることをお勧めしたいと思います。