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散財日記 in 秋の学研祭

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 久しぶりの散財日記。前回の更新からそれほど間を空けたつもりはなかったのですが、一ヶ月経っていました。生活の状況の方は微妙。いいのか悪いのかよくわからない感じ。忙しいのですが楽器でも習いに行こうかと思案しています。

学研LSIゲーム・ディグダグ・(中古/学習研究社) およそ4,000円ちょい

 国内で発売された学研の蛍光表示管ゲームとしては、最後期にあたるもの。83年あたりでしょうか。元ネタは、いわずとしれたナムコのディグダグ(82年)。パッケージにも?ナムコの表記が入ったアーケードゲームよりの正式な移植ものになります。


 本体に貼られたシール。細部までディティールにこだわりが見られ、とにかくお洒落。80年代のポップな軽さがいい感じに散りばめられています。


 こちらが本体。このようにキュートなゲーム機が、20年以上も昔に販売されていたとは。


 ボタンを押すとスクリーンのカバーがパカット開きます。


 こちらがゲームスクリーンを開いた状態。イラストがちりばめられていて、細部までデザインされていることが、商品性を高めています。


 現在のものとは逆の操作部。FCが出てくるまでは、左がボタン、右がレバーのものが多かったよう思います。


 学研ディグダグ最大の特徴と言えるファイアーガン。LSIゲームの表示の制約からか、銛ではなくファイアーガンで攻撃をします。ただし、ちゃんと4方向に討てて、足止めもできるため、それほど違和感はありません。


 頑張って岩石落としも再現。これがなかったらディグダグといえません。ただ画面が狭いため、かなり至難の業。


 ディグダグという題材やデザイン性などから、国内で発売された学研のFLゲームの中でも、これは人気が高い方だと思います。箱説の付いた未使用品や美品だと一万円越え。箱説付の不動品が3,000円以上なんて値を付けていました。幾つか平行して入札していたため、2個目も落としてしまいました。こちらは本体のみの裸品で4,800円ちょい。


 ということで、欲しかった学研の蛍光表示管ゲームのひとつでした。


学研LSIゲーム・平安京エイリアン・(中古/学習研究社) およそ2,300円ほど

 学研・平安京エイリアンは、学研LSIゲームとしては初期の方のもの。80年頃だと思います。元ネタは、電気音響株式会社の平安京エイリアン(80年)。東大生の作ったゲームとして有名でした。当時、東大生との知恵比べなどという宣伝文句もありました。


 本体。個性的というか、ゲーム機とは思えないデザイン。人型のようにも見えますし、屋根を備えた神社仏閣のようにも見えます。モチーフはなんなんでしょうか。


 平安京エイリアンと言えばあらし。I/Oに掲載された攻略法も最初はそれほど注目を集めていなかったようですが、あらしで紹介され一躍有名に。個人的にもゲームセンターになどに行けなかったため、あらしで知りました。


 ほる、うめると、ありえないほど潔く機能を表現したボタン。


 矢印型の十字キー。デザイン優先で、操作性などはあまり考慮されていなかった時代のもの。


 Gakken 平安京エイリアン LSIゲームと、当時だったらそれだけでお腹一杯になりそうなロゴ。


 電池BOXの関係で裏側も複雑なデザインをしています。


 当時、科学と学習の巻末広告にこれが掲載された時は、驚きました。やっとインベーダーのようなゲームが出てきた頃でしたから、穴を掘ってエイリアンを埋めると言う複雑なルールが、電子ゲームで再現できるとは思いませんでした。絶対買うと決めて、何度も広告を眺めながらクリスマスが来るのを待ちわびたものでした。友達に先を越されて、結局買えずじまいでしたが。


 ということで、最も欲しかった電子ゲームだったのですが、なぜかしらこれ人気があってオークションでは値が上がります(初期もののため、結構台数も出ているはずでレアではないのですが)。箱なしの裸品でも3,000円を悠に越えてしまいます。10数回以上、入札をしては見送ったでしょうか。よくやくなんとか入手できました。


学研LSIゲーム・インベーダー1000・(中古/学習研究社) 2,000円ほど

 インベーダー1000は、学研より発売されていたインベーダーシリーズの第二弾。インベーダー、インベーダー1000、インベーダー2000と発売されていました。時期は、わりと初期のもので80〜81年頃のものだと思います。電子ゲーム初期の頃は、玩具メーカー各社よりインベーダーもどきが数多く販売されていました。


 エポックやバンダイなどの玩具専業メーカーに比べると、どこかぎこちないパッケージデザイン。真面目な優等生が、羽目を外したようなどこか垢抜けない素朴な感じがします。


 いまひとつ洗練されてないパッケージデザインに比べると、学研製のものの筐体デザインの良さは特筆すべきものがあります。インベーダー2000では、更に洗練されていました。


 ゲームは、シリーズ第一弾学研インベーダーの改良型。得点やカラー表示などが変更されています。この後インベーダー2000では、大きく進歩してギャラクシアンタイプに。


 当時の思い出としては、バンダイ・ミサイルベーダーやエポック・デジコムベーダーと比べると遅れて登場しましたので、これを買いたいという希望はなかったよう思います。それこそ平安京エイリアンに目が行っていたでしょうか。


 これも学研・電子ゲームとしては、現在ではわりと人気がある方だと思います。学研・インベーダーシリーズ中では一番入手しやすいため、インベーダー好き、学研好きな方ならお勧め。


 ということで、秋の学研祭でした。電子ゲームメーカーとしては、学研は一番好きなメーカーです。


TV BOY・(中古/NICS) 100円

 これは、ゲーム内臓タイプのいわゆるパチモノゲーム機で、126種類ものゲームが内蔵されたハンディ型のTVゲーム機です。たまたまこの金額で落とせましたので、おまけということで。2000年前後に、雑誌などの通信販売で売られていたみたいです。カセットビジョンとFCの中間辺りの解像度のゲームが収録されています。


 2000年前後には、このような怪しげなゲーム機が幾つも売られていましたので、それで終わる話なのですが、実はこれに収録されているゲームの元ネタは、FC以前に(米国で)一世を風靡したATARI 2600のもの。ということで、パチモノ界の裏王位継承者、あるいはパチモノ界のみにくいアヒルの子とでもいえるマシンなのでした。


 ということでパチモノ界の一人アタリショック、TV BOY本体です。これ幾つかバージョンがあるようで、こちらは付属品も少ない簡素なもの。


 デザイン、なにそれ、食えるの?とでもいいげな、シールを貼っただけの漢らしい使筐体。


 解説書、ペラ紙一枚。


 126種の解説が書かれた虎の巻付のバージョンもありますが、こちらはペラ紙一枚にタイトルが列挙されているのみ。どうやって遊べと。


 謎のゲーム魔境・第二弾アタリ編では、発売当時のことが詳しく紹介されています。店頭では100円で投売りされたり、ATARI 2600のゲームが126本収録ということが判明してからは、プレミア的な価格で取引されたりなどあったようです。


 ということでパチモノ界の王様と乞食、TV BOYでした。現在では、プレミアが付いているということはありませんが、それなりに知られているので投売りされているということもありません。1,000〜3,000円くらいで、取引されているようです。


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