ということで半月ぶりの散財日記です。とりあえず、今日実習が終わり試験が半月後に控えている状況で、かなりスケジュール的にはひっ迫してます。そんな状況下で楽器でも習いに行こうと画策中。生活の方は、これといって良いことがないので、何か楽しみがないと。
ツクダ エレクトロニック ゲーム・グレートエスケープ・(中古/ツクダオリジナル) およそ1,600円ほど
グレートエスケープは、オセロで有名だったツクダオリジナルより発売された蛍光表示管ゲーム。発売年は難しいですが、82〜83年あたりでしょうか。ツクダは、電子ゲームのブーム期に、これ以外にザ・ドラキュラ、スロットエレパチと3種のFLゲームを出しています。
ザ・ドラキュラと共通の筐体。同じ時期に出たものだと思います。ツクダは、FLゲームは3種しか出してませんが、液晶のオセロゲームをたくさん出してました。
ということで本体。白と黒のモノクロということもあってなかなかクール。
操作部。この頃のFLゲームは、このような小型のジョイスティックが多かったです。
ゲームの内容は、脱走者となって、ポリスマン(警備員)を避けながら迷路状になった施設内を駆け抜け、現金袋を集めて脱出するというもの。バンダイのソーラーパワーや学研のLCDゲームなど、電子ゲームに割と多かった題材。
施設の上空をヘリコプターが舞っており、アーケードだとタイトーのルパン3世に雰囲気が似ているでしょうか。ただこのゲームは、4方向にスクロールするようになっており、ポリスマンの追跡を避けながら、迷路内を踏破するといったもの。何かの移植というわけではありません。強いて言えばPCの初期のゲームによくあったタイプといえるでしょうか。
このシリーズ(2作ですが)、お約束の本体と外枠の分離は健在。
ゲーム時や電池の出し入れ時に、いちいち外れてやりにくいです。
これもザ・ドラキュラと同じく人気がなかったのか、現在でもデッドストックものが多く見つかります。マニア人気もありませんので、1,000〜3,000円以内くらいで取引されていて、入手しやすい部類だと思います。ただFLゲームで4方向にスクロールするなど、出来は悪くないです。
マイナーでいまいち人気がないからとスルーするのはもったいない出来。電子ゲーム好きの人なら、ぜひ手に入れて欲しい一品。
バンビーノ・Boxing(ボクシング)・(中古/バンビーノ) 500円
こちらは、バンビーノ・Boxing(ボクシング)。79年にレーザーファイトと同時期に発売されました。蛍光表示管を使ったものとしては、最初期の頃のものだと思います。内容は、いわゆるボクシングゲーム。
電子ゲームとしては、1、2を争うデザインの筐体。ただ初期のもののため、表示部は筐体の大きさの割には小さめ。値段も高価で、ゾルゲ氏の8ビット年代記では、フェラーリみたいな高級玩具(レーザーファイト)と表現されていました。
対戦プレイも出来ます。ゲームは、後年のボクシング・ゲーム電卓みたいな感じ。
跳ね馬よろしく、燦然と輝くバンビーノロゴ。
筐体裏の説明書き。箱裏もそうですが、全て英語表記というとこが、また高級感を醸します。
高価だったけど、TVCMなども打たれてそこそこ売れたのか、珍しいものではありません。マニア人気もなく、入手はわりと簡単だと思います。
当時は、とても買う対象ではなかったですが、箱付きがこの金額で入手できたのは、今更ながらちょっと嬉しいかな。〜3,000円以内くらいで入手できると思います。
トミーTEG・バレーボール・(中古/トミー) 500円
TEG・バレーボールは、トミーより発売されたLEDゲーム。78〜79年頃だと思います。FLゲームや液晶ゲームが登場する前、エレメカが主流でした。特にトミーは、フイルムやモーターを使用した、職人技が炸裂したエレメカを出していました。78年頃から、電子制御のゲームが登場し始めて、最初はLEDを使ったものでした。その頃のものだと思います。
本体はすごくコンパクトで、梱包も説明書もシンプル。
バレーのコートを模した表示部。いい味出してます。
スコア表示。エレメカでは、手動でスコアを付けるものも多かったですから、こういうとこでLSI制御を実感しました。
箱絵もいいですね。このシリーズ、バスケやサッカーなども出ています。バンダイのものと比べても人気がないですから、入手もしやすいと思います。
ザ・ブラックオニキス?〜Search For The Fire Crystal・(中古/アスキー) 1,000円くらい
こちらは、BPS開発でアスキー販売のブラックオニキスの続編。ザ・ブラックオニキスは、日本最初期の国産RPGとして人気を博しましたが、その続編 ザ・ファイアクリスタル(The Fire Crystal)のMSX版。他機種版のザ・ファイアクリスタルは、ブラックオニキスが発売されて(84年1月)すぐ84年に発売され、機種ごとの箱絵も統一されていましたが、MSX版は発売が遅れて87年、しかも(前作と同じく)アスキーからの発売。ということで、タイトルも変更され、箱絵も独自のものに変更されています。
マニュアル。前作のアスキー版ブラオニのものを踏襲しています。
ROM。他機種版の人には、違和感が残るかも。
メガロムが登場したことにより、MSXへの移植も可能になった模様。
国産初のRPGとして話題となったブラックオニキスと比べて、ザ・ファイアクリスタルは難易度やゲームバランスの問題から、それほどヒットしなかったようです。ブラックオニキスのロゴもそのままに?としたのは、営業上の理由もあるのかも。内容は、ちゃんとザ・ファイアクリスタルしてます。他機種版では、ブラックオニキスを持っていないと遊べない、追加シナリオや拡張ソフト的な位置づけでしたが、MSX版ではこちらのみでも始められます。
当時は、その難易度に躊躇して、遊びませんでした。ちゃんとブラックオニキス終了時には、テンプルの前でセーブしたのですが。
ということで、こちらはネタとしてまた紹介します。
参考:Wiki ブラックオニキス、ファイアクリスタルの項、そのほかのMSX