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ATARI 10in1 テレビゲームズ・ATARI /JAKKS Pacific

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 これは、米ATARI社『Atari 2600』(1977)の往年のゲームを収録した、プラグイン型TVゲーム『ATARI 10in1 テレビゲームズ』。

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 プラグイン型TVゲームというと、日本ではエポック社などの子供向け体感ゲームのイメージが強いですが、米国では往年のレトロゲームを収録して復刻したタイプのものに人気があるようで、『ナムコ』や『コナミ』のものなどシリーズ化されているようです。

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 米ATARI社は、1972年にノーラン・ブッシュネル氏が創設した、世界初のビデオゲーム会社です。ATARI社のアタリという言葉は囲碁の用語から、会社の社紋は富士山を図案化したものだというのは有名な話で、ブッシュネル氏はかなりの日本びいきだったようです。1970年代にビデオゲーム史上初のヒットゲーム機『ポン』を発表して好評を博し、『ポン』や『ブレイクアウト』で家庭用TVゲーム機にも進出、70年代後半にカセット式のTVゲーム機ATARI VCS(Video Computer System)を発売し、大ヒット商品となりました。また80年代後半には、ナムコとも提携を結んでいて『ガントレット』や、『マーブルマッドネス』などが、ナムコ直営のゲームセンターに置かれていたのを、ご記憶の方も多いのではないかと思います。(一時期、アタリのアーケード部門会社の筆頭株主という関係だったようです)

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 このATARI VCSのもう1つの呼び名が、今回のプラグイン機の元ネタ『Atari 2600』です。これは全世界で1500万台も売った大ベストセラー機で、日本でもエポック社などにより『カセットTVゲーム』(1979)の名で販売されましたが、値段が当時の価格で57,300円というとてつもなく高価なものだったため、高嶺の花で普及には至らなかったようです。またこれは、かの有名な『アタリ・ショック』を引き起こした機種でもあります。当時は、かなり裕福な家庭の子でなければ、入手できなかった憧れのゲーム機だったのではないでしょうか。(私はデパート等でも見た記憶がなく、存在すら知りませんでした)

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 このプラグイン機の本体は、『Atari 2600』のコントローラーを模した形になっています。

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 デザインを崩さないようスタート、セレクト、リセットスイッチは筐体横へ。

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 怖い、パッケージ裏。日本だと笑顔の子供とか家族になるんでしょうが。

 このコンパクトな機体の中に往年のATARI社の名作ゲーム10本が収められています。当時本体が5万円以上、ソフト一本が何千円もしたでしょうから、それを考えると本当に長い時間が経過してしまったのだという事を、あらためて実感させられます。内蔵されているゲームは、1.ADVENTURE(アドベンチャー) 2.ASTEROIDS(アステロイド)3.BREAKOUT 4.CENTIPEDE(センティピード)5.CIRCUS 6.GRAVITER(グラビター)7.MISSILE COMMAND 8.PONG 9.REAL SPORTS VOLLEYBALL 10.YAR'S REVENGE(ヤーズリベンジ) 『アステロイド』や『サーカス』、『ミサイルコマンド』などお馴染みのゲームも並びますが、基本的に『Atari 2600』のものを収録していますので、ゲームセンターに置いてあったものとは違っていて、古いTVゲームをあそんでいるような感覚です。当時、幸運にも『Atari 2600』を所有していた人や、欲しくて憧れていた子供だった人には、たまらないものがあると思いますが。

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 日本でも有名なASTEROIDS(アステロイド)。オリジナルはベクタースキャン方式。

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 BREAKOUTいわゆるブロック崩しの元祖。

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 収録作品中では、日本では一番メジャーかと思われる。MISSILE COMMAND(ミサイルコマンド)。ゲームセンターあらしも対戦しています。

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 CIRCUS(サーカス/上)。シーソーに乗ったピエロになって、上空の風船を割る。YMOの曲にも登場しました。

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 かなり初期のアドベンチャーゲームといわれるADVENTURE(アドベンチャー)。アクションゲームとアドベンチャーの中間みたいな感じ。

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 知ってるような、知らないようなCENTIPEDE(センティピード)。

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 日本人だと100人中99人は知らないかと思うYAR'S REVENGE(ヤーズリベンジ)。

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 版権を取った正式な互換機ではないTV-BOY。収録ゲーム本数126 in 1と豪華を通り越して無茶苦茶。

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 ATARIの歴史について詳しく書かれたゾルゲ市蔵氏の謎のゲーム魔境。この無駄知識、いったい誰が得するんでしょうか。
 
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 この手のレトロプラグイン機は、あまり一般の玩具店では見かけず、輸入物やアンテーク雑貨を扱うお店などに、だいたい5千円〜程度で置いてあることが多かったです。以前は、トイザらスにも置いてあったのですが、それほど売れなかったのでしょうか。ちなみにこれは、ザラスのクリアランスで1,000円で入手しました。ザラスのクリアランスは、意外と侮れません。(詳細な解説がe-Toy遊んでリポートにあります)

2006年12月27日の記事を編集して再構成

参考:Wiki ATARI、ノーラン・ブッシュネル、Atari 2600の項、謎のゲーム魔境/ゾルゲ市蔵・キルタイムコミュニケーション

HRC ヨシムラエンブレム/ボンスターでメッキ磨き

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 ということでお盆休みのため、ドリーム50のシート張替えも止まっています。ドリームの再生に向けて小物類を色々と集めてみました。

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ストリートゴーグル・(新品/メーカー不明) 送料込みで800円
HRC ヨシムラエンブレム・(新品/メーカー不明) 650円ほど 
HRC SS極小ステッカー・(新品/純正品?) 300円ほど

 オクと通販で送料も含めて約2,000円ほど。

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 HRCとヨシムラが同居しているという、盆と正月が一緒に来たような豪華(笑)なエンブレム。アルミ製で両面テープ付き。

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 中華製のパチものだと思いますが、えらく良く出来ています。バイクに限らず、自動車でもこのようなメーカーの承諾とっているのだか、いないのだかわからない商品がたくさん出ています。

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 こちらは、極小サイズのHRCステッカー。現在シートカウルに貼っているものが、古くなっているので張替え用に。こちらはアマゾンでも売っているもの。

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 水泳の競泳用ゴールグのようなストリートゴーグル。メットに付属のゴーグルが、メッキが錆びてしまいバンドもゆるゆるになったため、ホムセンに置いてある2,500円ほどの物を使っていたのですが、これも一年もたず。ゴーグルの重みでバンドが緩んで落ちてきてしまうので、どうせなら錆びなくて軽いものが良いかと買ってみました。

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 このバイクのゴーグルも、英国空軍御用達のHALCYON・ハルシオンなどのブランド品や、べスパ等にあわせられるイタリー製、アメリカ製のバブルゴーグル、バイク用サングラスなど凝りだしたらきりがありません。ファッションアイテムのひとつでもあり、幾つか集めると楽しそう。現時点では、余計なものを買う余裕はありませんが。

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 軽くて錆ないので、まあとりあえずこれでいいんじゃないかと思います。ちなみ装着しているメットはOGKですが、これもオークションで100円。

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 ということで、お盆休みのドリーム50。前回、バイク屋で錆落しの方法を聞いた際にスチールウールで落とすということを言われたのですが、これもピカールやサンポールと並んで定番なようです。有名なのが、ボンスター販売株式会社が販売しているボンスターという商品。もとは、鍋や釜など台所用品を磨くもののようです。

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 で、これがボンスター。6個入り98円、洗剤付きのもので180円ほどで、ホームセンターなどの台所用品売り場においてあります。特徴としては、スチールウールという言葉から連想するより、かなり細くきめが細かいこと。スチールウールなんかでメッキを磨いたら傷だらけになりそうですが、メッキよりも柔らかいため傷を付けないという原理のよう。

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 とりあえず、恐る恐る磨いていきます。力の加減にもよるかと思いますが、確かに傷は入りません。

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 最も錆のひどい排気口の付け根付近。触っても錆のざらざらとした感触は無く、つるつるになっています。感想としては、ネバダルなどのケミカルと異なり物理的に削ってますから、確かに錆落しの力はあります。ただ加減が難しいし、ネバダルのような驚きはありません。使いどころや、使い方が難しいと思います。ピカールとの合わせ技で磨くという方法もあるようですが、それは薦めません。ネバダルと併用して使うのがよいかな。

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 こちらは反対側。まだ磨き途中です。この程度のものが、上の写真ほどまで落ちるということ。当然ながら、メッキが錆を食い破った穴は消せませんので、錆の跡は残ります。ボンスターは、他にはフロントフォークの錆落しなどに使われるよう。

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 エンジンも再塗装してやるといいかな。もちろんボンスターは、再塗装する際の前段階なら良いでしょうが、塗装部分には不可。

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 もうひとつ、バイク磨きには欠かせないパーツ&ブレーキクリーナーが、158円だったのでついでに購入してきました。

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 リアタイヤ、チェーンの裏側辺り。黒っぽいのは、落としきれてない汚れと錆(腐食)。ここは、アルミのようなのでマザーズで磨いてやれば綺麗になると思いますが、場所が場所だけにかなり大変そう。

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 反対側。リアディスクの裏側。こちらは、更に大変そう。ばらして磨ければ鏡面までもっていけると思いますが、それは大仕事です。

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 チェーンは、シールを痛めるためパーツ&ブレーキクリーナは不可。

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 ネットで紹介されているマニアなドリーム50だと、部品は社外品に交換されこのあたりもピカピカなのですが、これは相場よりかなり安い価格で購入した普通の中古車。おまけに毎日の足に使用していたもの。こういう改造もしていない、普通の中古車のドリームを紹介しているところは珍しいかも。この車を買った時点で約10年落ち。現時点だと約15年落ち。だけどいまだに未走行車や、それに近いピカピカのものが売られている。このような車種は非常に珍しい。乗らないで室内やガレージにしまってあるお座敷バイク、床の間バイク、或いは盆栽バイクといわれる典型的な車だからでしょう。

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 このバイクを購入したきっかけのひとつが、7、8年ほど前知り合いの大学院生の男の子が毎日の足としてこれを使っていた。隣県の実家まで、この乗りにくい原付で帰省しているといっていた。バイクとの付き合い方として、大学生くらいの子が毎日の足としてエイプなどを使っているのは、とても好ましい光景に思えます。バイクを買ったのも、90年代の自分の学生の頃を追体験する意味もあり、使われてくたびれたバイクというのも悪くはありません。

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 とりあえずエンジンの隙間やフレームなども磨いていく。キックペダルの付け根付近。

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 スイングアーム。チェーンがあるため、油と泥でベトベトに汚れやすい。

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 注意書きのステッカー類は、全て純正の新品を持っている。ただ使用するとしたら再塗装したときでしょう。

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 ということで、磨いても磨いてもきりがないドリーム磨きでした。

TOP GUN トップガン・パラマウント ホーム エンターテイメント ジャパン

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 TOP GUN トップガンは、1986公開のアメリカ映画。TOP GUN(アメリカ海軍戦闘機兵器学校)で、要請されるエリートパイロットたちの成長を描いた青春映画。

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 物語は、米国海軍に所属する天才肌だが、異端児のパイロット、マーベリック(トム・クルーズ)が、TOP GUN(アメリカ海軍戦闘機兵器学校)へ送られ、友人の死や挫折を乗り越えて、本物のエリートパイロットへ成長するまでの姿を描いている。監督は、リドリー・スコットの弟でもあるCM出身のトニー・スコット。主演のトム・クルーズは、この映画のヒットによって一躍ハリウッドスターの仲間入りを果たしました。

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 物語の構造としては、82年公開のリチャードギア主演・愛と青春の旅立ちにとても似ています。どちらも軍隊学校をテーマに据えていますが、若者の成長と挫折、そこからの旅立ちをテーマにしています。TOP GUNならではの要素として、アメリカ海軍全面協力の元、特撮ではない実際の戦闘機や空母を使った本物の空中戦の映像と音楽と映像を連動させて、まるでMTVのようなスタイリッシュな映像を作り上げていた点。それまでの戦争映画とは異なり、まるでリゾート感覚で見れる新しい映画になってました。

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 大ヒット映画ということで、ビデオやLD、DVD、ブルーレイと何度も映像化されていて、名作を通り越してほとんど古典の域に達していると思います。

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 大ヒット映画となれば、当然何度もゲーム化されており、こちらはきちんと版権を取ったコナミのTOP GUN。ファミコン版でトップガンのゲーム化としては、最初期のものになると思います。

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 TOP GUNの直接の映画化ではないですが、影響を受けてつくられたと思われるセガのアフターバーナー。ミサイルを何十発も積めたり、何十何百というターゲットを攻撃することができる、リアルさを追求したフライトシュミレーションではないアクションゲームとして作られていました。

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 リアリティという点では全く現実味はありませんが、ノリの良いハードロック調のBGMと軽快な展開が相まって、トップガンの世界をよく表現していたと思います。

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 個人的な思い出としては、80年代の終わりごろに愛と青春の旅立ちとの2本立てのオールナイトを見に行った記憶があります。落ち込んでいた時期で、その圧倒的なスピード感と、あまりにもスタイリッシュでかっこよい映像に元気付けられたよう覚えています。

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 TOP GUNを語るときに外せないのが、日本のオートバイメーカー川崎重工業のKAWASAKI GPZ900R Ninjya。空中では、最新鋭の戦闘機(F-14 トムキャット/当時)を操るマーベリックの地上での移動手段として印象的な場面に登場し、まるで地上を走る戦闘機のようなイメージで描かれていました。世界的な人気はもちろんのこと、日本では逆輸入車ブームや大型免許の規制緩和の時期と相まって、ずいぶん長いこと人気を保ち続けるロングセラーになっていました。私の友人もこれに憧れてGPZ400R Ninjyaを買い、ステップアップしてしまいにはGPZ900R Ninjyaを手に入れてました。

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 大ヒット映画なのに続編が作られていないのは、続編が作られることを嫌がったトム・クルーズ自身が権利を買い取ったからだとか。自身の出世作ですから、続編が作られイメージが壊されることを嫌ったのでしょうか。アメリカ海軍が全面協力したのも、当然軍のイメージUP、PRという目的があったでしょうし、テーマ曲と挿入歌もヒットを記録して、KAWASAKI Ninjyaも人気が再燃してロングセラーとなるなど、ある意味壮大なミュージックビデオ、プロモーションビデオという趣もあったよう思います。そういった意味でも、実にあの時代らしい映画だったと言えるでしょう。

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参考:Wiki トップガン(映画)、トニー・スコット、トム・クルーズの項

錆びしい熱帯魚/フロントフォークトップボルトの交換

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 ということで、お盆もあけてシートリペアの完了と、純正部品が届いた連絡が入ったので作業を再開。

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 とりあえず、その前にタッチペンでハンドル周りのリペア。

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 本当は、社外品のセパハンが欲しいのですが、ドリーム用は廃盤が多い。現在でも入手可能なのは、ハリケーンのものだけ?

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 ちょっとしたとこですが、黒さを足してやるだけでも、ぼんやりした印象が薄れて鮮明になります。

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 メーターバイザーのボルトの頭も。

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 これが張替えの済んだリペアシート。値段も値段ですから(専門の張替え業者だと1万ほど、これは5千円)、ドリームと同じ生地はないということはあらかじめ了解していたのですが、なんか違和感がありありで、まだ慣れない。

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 とりあえず取り付けてみる。

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 違和感があるもうひとつの理由が、シートを留めていたリベットがない。それは別料金ということでなく、バイク屋自体にないとのこと。張替え専門店ならともかく、リベット留めしてあるシートなんて、アメリカンとかモンキー位のものですから仕方がありません。

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 この手のカスタムシートだと、あったりなかったりなので、無くても良いかと考えたのですが、やはり満足度に差が出るかということでリベット探し。まずはホムセンに行ってみたのですが、土木用、機械用みたいなのはあるが、メッキされた装飾用のものはない。バイク用品で調べると、デイトナから20個入り1,000円ほどで補修キットとして出ていました。オクには、台湾製のものが同じ金額で出ていた。

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 アマゾンでも良かったのですが、価格は送料や手数料などを入れると、オクの台湾製のものを含めて大差ない。

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 ということで、バイカーの聖地。南海部品へ。残念ながら置いてなく注文してきました。これはメッキ部分がピカピカに磨かれたアメリカン。新車同様というわけでもなく、いい風合いが出ていました。このような皮製のライディングバックとかも、実際買うとかなり高い。

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 リベットの問題はとりあえず片付いたので、次はトップブリッジ周辺のボルト交換。バイク屋だと、工賃が2,000円ほどかかるといわれたので、やり方を教えてもらい自分交換します。ここで一番目立つのが、フロントフォークの頭に付いているフロントフォークトップボルト。これが結構面倒で、ただ緩めればよいというものではありません。まず車用のジャッキを準備します。

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 バイクを安定した場所に止め、エンジンの下辺りからジャッキアップ。

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 センタースタンドや、メンテナンススタンドがあれば簡単なのですが。

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 このように作業する際に、フロントタイヤを少し浮かせてやる必要があります。

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 これがフロントフォークボルト。錆錆。こんなものあまり変える人もいないかと思えば、ドレスアップ用の社外品などが出ていたりします。こんな、ただのボルトが3,000円〜3,500円とか。

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 こちらは、ホンダの純正部品。一個1,000円もしないと思いますが、2個必要。ドリーム50用パーツリストも持っていますが、部品の価格はどんどん上昇していきます。

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 古い方のゴムパッキンを再利用。

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 手順としては、ジャッキアップしない状態でトップブリッジ割締めボルトを緩め、フロントフォークトップボルトを緩めます。最初は力が必要なので、地面に接地させて安定した状態で緩めてから、ジャッキアップをします。

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 少し緩めた後、ジャッキアップをしてボルトを外します。中にスプリングがはいっているので、ポンと押し出されるような感じで外れます。

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 中のスプリング。ジャッキアップしないと、こいつが飛び出します。ねじ込むようにして新品ボルトを取り付け、地面に下ろしてから締め込みます。最後にトップブリッジ割締めボルトを再び閉めて完了。

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 反対側。いっぺんにやらず、一個ずつが良いかも。

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 交換前の状態。

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 交換後。手とカメラが映りこんでます。

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 すごくすっきりしました。

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 続いてメーターホルダーのボルト。これはすごく簡単。外すだけ。

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 ボルト下のワッシャーというか、ゴムの押さえが汚れているので、ネバダルで拭きます。

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 拭き取った後。錆も無く綺麗になりました。

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 シートのリベットがまだなので作業終了ではありませんが、部品が無いため今回はひとまずここまで。

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 全体的に清潔感を感じれる程度にまではなりましたね。

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 トップブリッジ周り。ビカビカ。ボルトを変えてやる程度でかなリフレッシュします。トップブリッジ本体を変えようとすると、結構費用(軽く1万以上〜)がかかります。

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 キーホルダーで擦れて、傷だらけ、埃だらけになっていたものとは思えない。

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 メーター周り、タンク、マフラー、チェーン周りは、バイクを見る時に目がいく部分ですから、ここが綺麗なだけでも印象が変わります。

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 それにしても暑い。たかだかボルトを変える作業に汗だく。

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 モンキーやアメリカンを、磨いて愛でる人たちの気持ちが少しわかりました。

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 後はリベットを取り付ける作業が残ってます。付ければ印象もまた変わるでしょうか。

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 ということでリペアシートの取り付けと、フロントフォークトップボルトの交換でした。自分で作業をする場合には、自己責任で。

さらば青春の光 Quadrophenia・ユニバーサル・ピクチャーズ

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 さらば青春の光(原題:Quadrophenia)は、モッズと呼ばれる若者たちの青春を描いた1979年のイギリス映画。

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 原題のQuadrophenia(四重人格)は、The Whoのアルバムより来ており、原作もThe Whoのピート・タウンゼント。モッズとは、1950年代〜60年代にかけてイギリスで起こった若者のムーブメントの事で、映画は実際にあった事件・ブライトンでの暴動を下敷きにしている。

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 現在では、モッズヘアーとかモッズコートとか、ファッション的な用語として用いられるモッズという言葉ですが、元々はファッション、音楽などを含めたライフスタイル(生き方)をさす用語。映画の公開された80年代前後には、ネオモッズのブームも来ていたそうです。物語は、モッズに所属する主人公が時代のムーブメントの中で輝いた時間を過ごし、やがてその熱狂的な時間が過ぎてしまうと周りには誰もいなくなって、大人へとなるという話です。時代が変わっても誰しもが経験する事と思われ、だから邦題がさらば青春の光なのです。

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 で、さらば青春の光といえば、やはりべスパ。モッズと呼ばれた若者たちはモッズコートと呼ばれるコートを羽織り、ライトやミラーで飾り立てたスクーターに乗っています。これは、彼らのファッションであった細身の三つボタンのスーツを汚さないためにミリタリーコートを羽織り、スクーターに乗っていたのだそうで、飾り立てたミラーも自分を写すためであったとか。

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 日本でべスパのムーブメントにも、多大な影響を与え続けている作品だと思います。ただし主人公が乗っているのは、ベスパではなくランブレッタ。また映画に登場するのは、かなり大型のスクーターで若者のムーブメントの中にありますので、少し前に流行ったビクスクの方がイメージとしては近いのかも。

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 日本のべスパは、もう少し年齢層が高くて、洗練されたお洒落な感じでしょうか。それでも、本国では一旦生産中止に追い込まれたビンテージシリーズが、(日本での人気が高いため)再生産されたほどの日本のべスパ人気を語る際には、外せない作品だと思います。

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 こちらは、マイストのモデルでPK 125。

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 映画に登場するもうひとつのムーブメントに、モッズと対立するロッカーズという集団があります。彼らは、革ジャンにリーゼントというスタイルで、ノートンやトライアンフなど市販のオートバイをレーサー風に改造して、その速さを競ったりしていました。彼らがカフェに乗り付けるオートバイのスタイルをカフェレーサー(Cafe Racer)と呼び、こちらも日本でのオートバイの大きな流れのひとつとなりました。

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 YAMAHA SRに代表される単気筒のオートバイに、アルミタンクやマフラーの交換、バックステップやセパハンといった改造を施すスタイルが、日本でも80年代、90年代に流行りました。少し前にキムタク人気でYAMAHAのTWやHONDAのFTRなどでスカチューンというスタイルが流行りましたが、あれもカフェレーサーの流れの中にあるのではないかと思います。

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 映画自体はお洒落系ですが、いつの時代にもある若者の熱狂的なムーブメントを描いています。映画やモッズとは全く関係ないですが、個人的には90年代に流行った渋谷系を連想しました。

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 個人的には、メーカー製カフェレーサーCB400フォアや、シングルレーサーを標榜したスズキ・グースといったバイクを乗り継いでいて、ドリーム50は本田が60年代の市販レーサーをリバイバルした、まんまメーカー製カフェレーサーだったりと、カフェレーサー系統に乗っていました。ただリーゼントにしたことはないし、革ジャンも持っていたことはありません。ドリーム50に乗る時にはPコートなどを着ていたり、買う際には趣味原付として平行してベスパも探していたりと、スタイルやファッションは、ちゃんぽんであまり関係なかったりします。

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 ということで、いつの時代にもある若者の熱狂と祝祭、その祭りの後を描いたお洒落映画、さらば青春の光(原題:Quadrophenia)でした。

参考:Wiki モッズ、ロッカーズ、カフェレーサー、The Who、ピート・タウンゼントの項

あなたの夢をあきらめないで/シートリベット取り付け

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 ということで、ひと夏をかけた夢の再生も終盤を迎えます。このようなものを入手したりして、終わりではありませんが、忙しくもなるため区切りということで。

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 南海部品に注文していたデイトナの補修用リベットが届きました。メッキが施してある装飾用で1,260円ほど。アマゾンだと900円ほどで入手できると思います。

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 このリベットって案外錆びやすいので、20個入りなのでひとつ確保しておくとよいかも。

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 まずシート横の2本のボルトを外して、シートを取り外します。次に写真中央に見える、シートと本体を繋ぐ留め金(足)のボルトを2本外します。

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 そうするとシートとシートカウルを固定している4本のボルトが見えてきます。

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 たったこれだけの固定でシートに取り付けられているんですね。

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 全然力はいらない。ドライバーでOK

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 これで取り外しが完了、シートのみになりました。

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 ドリーム号は元々リベット付ですから穴が開いてます。シート張替えの時に、その位置に印を付けてくれています。リベットなしのシートに新規に取り付ける場合は、当然穴開け加工が必要となります。

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 裏からキリなどで穴を開けてやり、リベットを押し込む。

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 裏に付属の留め金で留めてやります。もしかすると、リベットを取り付ける工具か何かあるのかもしれませんが、手で十分に可能。

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 乗っかっているだけだとかっこ悪いので、ぐっと押し込んで固定します。

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 この要領で残りの4個も取り付け。所要時間30分もかからないと思います。

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 ということで、シート張替え完成。

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 あったから、それで?というパーツですが、ないと気になるものです。

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 カスタムシートみたいで、なかなか良い感じになりました。

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 外観上も新品同様になり、なおかつバイクに乗る時にシートの破れを気にしなくともよくなりましたので、精神衛生上にも良いです。

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 続いて古くなっていたステッカーの張替え。この極小サイズのHRCがなかなかない。

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 ステッカー自体はまだ大丈夫ですが、汚れが外枠を作ってます。

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 ステッカーを剥がすにはステッカー剥がし、表面の脱脂にはパーツオフが必要。パーツクリーナーで代用できるという記述もあれば、塗装面を痛めてしまうので不可という記述もあり、やや曖昧。安全策を採って台所用中性洗剤でいきます。

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 ステッカー自体が小さかったため、何もせずにすんなりと取れました。

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 ついでなので、シートカウル全体を中性洗剤で拭いてやります。

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 慎重に位置決めをしながら新しいシールを塗布。

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 すっきりとしました。

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 つづいてHRCヨシムラアルミエンブレム。ドリーム50は貼れるスペース自体が限られるため、迷わずここしかない。

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 このような感じ。貼った後エンブレム表面の保護シートを剥がしてやる。

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 意味不明のエンブレムですが、ワンポイントのアクセントにはなる。

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 最後にステッカー類を貼って、夢の再生ひとまずは一区切り。

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 錆も汚れもまだ残っていますが、一月前を思えば十分再生しています。

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 原付弄りの楽しさを改めて再認識しました。

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 リベット留めやステッカー貼りと前後して、銀行やホームセンター、郵便局など近場の移動にもドリーム50を使用しています。近場への移動だとガソリン消費も数百円レベル。ガソリン高騰の折、動態維持も兼ねて一石二鳥。

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 前回購入したストリートゴーグル。グラサンみたいです。レトロなゴーグルでないと、合わないかなとも思っていたのですが、違和感はありません。

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 緑地公園の駐車場にて一休み。

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 OGKの星がいい感じですな。元は、ハーレーとかビックスクーターに合わせるメットでしょうか。

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 一応日陰ですが、まだ残暑のため暑い。蝉の声はもうあまり聞かれなくなりました。

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 錆ないし、軽いのでメットから外れないし、安いしでこれいいです。ヤマハが出しているのもあった筈。

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 パーツを受け取りに南海部品に行ったら、原付乗りの少年たちから声をかけられました。15年前に8000台ほどしか作られなかったバイクですから、珍しいものに映るのでしょう(ドリーム50ということは、ちゃんと認識していた)。バイクブームの時には、嫌というほどいた原付少年ですが、彼らも珍しい貴重な存在になりました。

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 バイクブーム全盛期の1/10までに落ち込んだバイク市場ですが、2013年からはバイクブーム再来の記事が上がっています。ブーム時に乗っていた中高年のカムバックライダーと、その子供たちの世代でバイクが売れているのだとか。久々の明るいニュース。

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 木漏れ日が映りこんだメーターがいい感じです。どこかわたせせいぞうちっく。ボビーに首ったけという映画もありました。

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 まだ残暑が厳しくて30度を超えてますが、写真に撮ると秋の気配を感じます。

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 Tシャツがぐっしょり。外に出るたびに、出掛けるだびに着替えます。

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 すごく小さなバイクなので、実際にはこのように見下ろす感じ。

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 原付の小さなキーを捻り、跨ってキックで始動します。

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 バイクの乗っている時に見えている景色はこのような感じ。原付なので、非常に道路の路面が近い。路面の暑さやオイルの臭い、バイクの振動、顔に当たる風など、様々な情報がダイレクトに入ってくる。この情報の繊細さ、鮮明さがバイクの良さのひとつかな。

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 バイクブームが再燃とは言っても、全盛期のようなものはもうないでしょう。80年代頃にはイギリスの名門と言われたバイクメーカーは壊滅状態、ドカティもハーレーも経営危機という感じで、日本車が圧倒的な勢いを持っていました。今度は、日本車が衰退していくターンに入ったのだと思います。

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 それでも、ブームになれば色々と活性化してきて、様々な情報も出てくるでしょうから、それを期待しましょうか。

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 ということで、晩夏のドリーム50でした。

さよなら夏の日/リアショック交換

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 前回、ドリーム50再生ネタはひとまず一区切りと書いたのですが、新たなネタを入手したため続き。

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 正午の日だまりの中のドリーム。

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 ぱちエンブレム。違和感あるかなと思ってたのですが、意外となじんでいる。

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 コンビにやら郵便局やら近場の住宅地をうろうろしていると、意外とガレージ内にバイクが置いてあるお宅が多い。それは原付や、子供が大きくなって置いていったようなもの、昔乗っていたほこりを被ったようなものが多いが、微笑ましく感じる。

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 バイクのあるガレージ、バイクいじりのできるガレージライフに憧れました。

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 これは原付だし、屋根が付いてるだけのカーポートですが、気分は味わえます。

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 今月はもう小遣分を使い果たしており、磨いて終わりにしようと思っていたのですが、オクで思いがけないパーツを入手したので、時間の合間を見計らって取り付けてみることに。

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 入手したものはこれ。モンキー用(汎用)の330ミリショック。ショックの価格は、大陸製のものから、台湾製、国内メーカー、海外メーカーまでピンきりで、これは1円スタートの訳あり品で800円でした。左はシリコングリス120円。

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 訳あり品とはいっても、機能面でなくメッキ仕上げの荒れ。通常だと4,800円程度で売られているものだと思います。1円スタート分でも2,000円〜3,500円程度には上がってしまいますが、たまたまこの金額で落ちてきました。

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 そうはいっても、値段が値段だし思いっきり大陸製。

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 スプリング内のゴムの位置がおかしいです。検品してる?

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 どうも中華の下請けメーカーらしく、ホンダ、スズキ、KTM(オーストリア)、KYMCO(台湾)に卸してるよ、みたいなアピールがしてある。大丈夫かいなと思いつつ作業開始。値段が値段なので、サス交換の練習用でも良いか。

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 純正サスのボルトを外していきます。製造以来15年経過していますので、手ではなかなか外れない。軽いキックで外れました。

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 車体側も外します。車種によっては、スイングアームが落ちてしまうため、ジャッキなどを使った方が良い場合もあるようです。

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 さっそく問題発生。サスのカラー(取り付け部)が、上12ミリ下10ミリという構成になっているようで、下が入らない。箱は付いているのだが、取り説等はなし。交換用のカラーも付属していない。

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 仕方ないので、純正品を流用。取り付け部のサイズが一緒で良かった。

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 車体が落ちてくるので、なるべくなら片側一本ずつやった方が良いが、純正と同一の330ミリなのに長さが微妙に合わず入らない。仕方ないので両方外して車体を支えつつ、結合部にグリスを塗ってから取り付け。

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 純正品との比較。長さはほぼ同じだが、太さがかなり異なる。

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 ボルトも新品に交換してやった方が良いが、手持ちが無かったので再利用。錆だが汚れだかわからないものが、こびり付いています。

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 パーツクリーナーで磨いてやると、綺麗に落ちました。

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 ボルトとワッシャーを4つとも洗浄。ここで手を抜くと、せっかくの新品への交換が台無しになります。

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 洗浄後に取り付け。もうビカビカ。

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 ボルトは小さな部品ですが、ぱっと見の印象には結構影響ある。

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 4箇所とも取り付けた後、増し締めを行って完了。

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 これまで使っていた純正。表側はそれほどでもないが、裏はこのような感じ。製造後15年が経過してますが、走行は1万キロほどなので、機能的にはまだ使えると思います。

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 もう一本は、大きな錆も無く比較的綺麗。15年という年月を考えれば、錆びを抑えて外観を維持しているのはすごいかも。

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 交換後の赤ショック。普通社外品で赤だと、アクセントやワンポイントとして目立つと思いますが、ドリーム50の場合はフレームが赤なので、あまりインパクトはない。純正と同じメッキか、HRCのように黒だったら良かった。

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 ただ上記の錆錆の純正品が、新品になったというインパクトは大きい。純正のように、錆を防いで15年この状態を維持してくれるとは、到底思えませんが。

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 走った感想としては、純正より少し硬いかな?ボヨンボヨン跳ねるかな?といった印象。元々ドレスアップ用で走りのためのパーツではないし、モンキー用の汎用品の流用ですから、期待はしていません。

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 耐久性などはこれからですが、普通に使えて特に問題はないです。スポーツサス導入までのつなぎでも全然OKかも。

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 ということで、ドリーム50リアショック交換でした。

キジマ バッテリーレスKIT/ロードランナー<Beep Beep!

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 ここ2週間ほど忙しかったため、ちょっと間が空きました。新たなネタが入ったので更新。こちらは、キジマより出ているバッテリーレスKIT。セルを使わないキック方式のバイクでは、バッテリーが無くてもエンジンがかかって走ってしまう車種が存在します。有名なところでは、インジェクションになる前の前期型のエイプで、これは最初からバッテリーレス仕様になっています。

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 実はドリーム50もバッテリーが上がっていたり、無くてもエンジンがかかります。ただしウインカーと電気式タコメーターは、バッテリーからの電力で動いているため、無いと動かなかったり、おかしな動きをするという現象が起きます。今でこそ中華製バッテリーが500円〜3,000円ほどで入手できますが、バイク用のバッテリーは国産品やユアサなどメーカー品だと7,000円〜15,000円ほどして、車と比べても結構高価だったりします。あまり乗らないバイクだと、この維持が悩みの種にもなります。

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 そこでメンテナンスフリー化を狙ってバッテリーレスKITとなるわけです。バッテリーレスKITは、キジマ、デイトナ、キタコなど各社より出ています。このバッテリーレスキットの正体は大容量のコンデンサで、自分でコンデンサを買って加工すれば数百円レベルで製作が可能だったり、オークションなどでも1,000円〜程から出ています。それに対してメーカー製のものは、5,000円程度。このキジマのKITは、アマゾンでも3,500円ほどします。今回、2,000円ほどで新品が落とせましたので、導入することにしました。

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 中華製のバッテリーや1,000円程度のバッテリーレスKITでも良かったのですが、このキジマのKITはドリーム50の改造にはある種の定番で、購入時から導入を考えていたのですが、ようやく実現。本体の他にバッテリーに繋ぐ端子、車体に固定する結束バンド、キジマのミニステッカーが付属。

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 こちらは、ワーナーブラザーズの名キャラクター・ロードランナーのステッカー。アニメシリーズ・ルーニー・テューンズ(Looney Tunes)に登場する道路を疾走する鳥。アメリカ雑貨として、所さんの番組などで再評価されて人気が出たよう。ムーンアイズより、各種ステッカーやキーホルダーなどが販売されています。

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 バイクのジェットヘルを持っているデザインが洒落ていたので、購入してみました。300円ほど。スピードの象徴みたいなキャラクターですね。
 
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 ということで、ドリーム50に取り付け。

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 まず左サイドカバーを外します。ここにバッテリーが収まっています。

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 バッテリーの固定兼、車載工具固定用のステー。本来であれば、ここに純正の車載工具を搭載できます。全く物を積載できないドリーム50唯一の物入れ。

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 とりあえず、これを外します。バッテリーは、かなりタイトなスペースの中に収められており、ほとんど手を入れる隙間も無いほど。一応シートも外しています。

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 ちなみに右側のサイドカバー下には、エアクリーナーボックスが収まっています。ドリーム50定番の改造として、バッテリーレスにしてこれも取っている例が多い。これを取ってしまうと、エアファンネル取り付け、リアフェンダー取り外し、ウンカー、バックランプの交換と連鎖が始まってしまうので、今は無理。 

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 純正のエアクリーナー。15年ものだと思いますが、走行1万キロほどなので綺麗。

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 バッテリー端子を外します。最初、これの外し方がわからず苦戦した。指一本入らないスペースに詰め込まれてますので、どう取り付けられているのか構造がわからない。正解は、両端の爪を持ってロックを外します。

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 取り付けられていたバッテリー。5年前に購入してずっと盆栽バイクで乗ってなかったので、交換したことがなかった。おそらく大陸製ですな。

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 バッテリー端子にバッテリーレスKITを繋いで終了となるはずなのですが、問題が発生。KITからの端子が入らない。ドリーム50の適合品で、バッテリー端子とも一致しているのですが、わずかにKIT側の端子が大きい。仕方ないのでヤスリで加工。

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 ゴリゴリやること30分ほどでようやく取り付け。作業しながらネットで調べたりと、えらく手間がかかりました。本来なら、バッテリー外してポン付けで終わる作業なのですが。

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 雨天走ることは当分無いと思いますが、防水対策が必要ですな。

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 エンジン始動。バッテリーを外している状態でもエンジンはかかりますが、タコが全く動かない。バッテリーレスKITを間に挟むと、しっかり動きます。

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 ライトはエンジンよりの電力供給ですので関係ないのですが、とりあえずちゃんと点灯しています。若干暗いでしょうか。まだ実際に走行してみたり、エンジン回転数を上げたりのテストはしてません。

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 バッテリースペースにバッテリーレスKITを入れて、元と逆の手順で取り付け。メンテナンスフリー化以外に、軽量化にも効果があります。

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 最後にキジマのステッカーを貼って終了。別に貼らなくても良いのですが、外からは取り付けたことが全くわからないので。

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 引き続きロードランナーステッカーを貼ります。

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 位置決め。ドリーム50には貼るスペースがほとんどないので、ここしかないのですが、シートカウルはお椀状に湾曲しているため貼るのが難しそう。

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 もしくは、ここ。普通すぎてつまらないか。

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 ということで、シールカウルに貼り付け。ドリーム50は、ホンダの60年代のレーサーのレプリカなので、このようなステッカーを貼るのは、ほとんど例が無いと思われます。ちょっとポップな方向性がいい感じ。

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 後方の車両にロードランナーを見せつけながら、Beep Beep!とそのまま置き去りにする・・・。30キロ制限なので、全然無理です。

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 ということで、キジマバッテリーレスKIT取り付けでした。ちなみに間に合いませんでしたが、すでに次のネタも到着しています。

エトスデザイン(ETHOS Design) ドリーム50用リアスタンド

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 前回に引き続き、新たに到着した新ネタ・エトスデザイン(ETHOS Design)のドリーム50用リアスタンドです。

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 大きなバイクと異なり、ドリーム50にはサイドスタンドのみでセンタースタンドが装着されていません。コストの問題や重量増の問題があるのだと思います。特に必要は無いのですが、メンテナンスをする際にはあったほうが何かと便利。そこで社外品として、このようなメンテナンス・スタンドが売られています。この手のタイプのものはレーシング・スタンドとも言い、レーシーさを演出する小道具としても使われます。

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 ドリーム50は、車体が細いことと純正2本出しのマフラーということもあって、汎用品が使えません。発売当時には、ホンダアクセス製の純正アクセサリーも出ていたのですが、それもすでに廃盤。こちらは、ドリーム50用リアスタンドの定番としてエトスデザイン(ETHOS Design)から出ているもの。ホンダアクセス製のものを復刻したようなデザインになっています。

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 定価は7,800円で、アマゾンだと約7,000円。中古パーツショップにて3,980円と約半額で見つけたため購入してみました。レーシングスタンドは赤や白に塗装されたものが多く、車体を持ち上げやすいようキャスターが付いているのですが、こちらはキャスターなしでメッキ加工が施されています。フレーム自体も細く、ディスプレイスタンド的な性格も強いように思います。

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 このスタンド、評判はいまひとつ。その理由が受け部のゴムが薄く、両面テープで加工されていて剥がれ易いこと。これは中古品なので、見事に破れていました。またメッキがボロボロ剥けてきます。この辺りは、もう少し頑張って欲しいとこ。普通の塗装でキャスター付のもので良いと思います。メッキだと地面に直接置けないし。

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 とりあえず仮の配置。レーシングスタンドの受け方は色々なタイプがありますが、これは特殊受け部がスイングアームを乗っけて持ち上げるタイプ。後部のフレームを踏みながらてこの原理で持ち上げます。

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 デザイン的には、かっこよいです。盆栽が多いドリームに合わせて、ディスプレイした場合に映えるよう設計されているのだと思います。

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 とりえあえず、このままでは使えないので加工を行います。

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 郵便局に行く用事があるので、バッテリーレスKITのテストを兼ねてドリーム50を引っ張り出します。

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 郵便局にて。正午の澄んだ日差しがいい感じ。バッテリーレスKITは、タコメーターも動き、ウインカーも問題なく点滅していました。

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 ホンダの原付なので、カブやスクーターに混じって自転車置き場に置いてあっても良く似合う。大きさもそう変わらないし。このままホムセンに向かいます。

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 ホムセンは混んでました。写真も取ったのですが、ブレていて使えず。とりあえず補修用品を物色した後、スーパーへ寄り道します。ちなみにここは、経路途中の博物館の駐車場。

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 やはり休日スペシャルとして、近場の移動に使うのが一番楽しい。或いはバイク好きな人とバイク談義して見せ合うとか。

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 南海部品も行きたかったのですが、しなればならない用事もあるため早々に帰宅。

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 そのままスタンドの加工に取り掛かります。

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 購入してきたものは、生ゴムのシート180円。両面テープは、手持ちの車用の強力タイプを使用します。

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 受け部に合わせてカット。両面テープとほぼ同じ幅でした。
 
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 生ゴムシートに両面テープを接着して、特殊受け部に貼り付けます。ちなみに製品版でもほぼ同じ仕様になっています。生ゴムは製品版より厚いもの、両面テープも厚みのある強力なもので、製品版より強化されています。

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 実際に車体を載せて感じたのですが、この受け部2点でリアを支えますので、かなりの重量がかかります。ここは消耗品と考えて、取り替えること前提でも良いのかも。

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 実際に車体を載せると、このような感じ。車体側にレーシングスタンドフックボルトを取り付け、そこに載せるタイプもありますが、それと比べると安定感は少し頼りない感じ。

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 レーシングスタンドフックボルト自体が2〜3千円ほどしますので、お手軽と言えばお手軽ですが。

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 問題はコンクリート地面に直接は置けないこと。メッキ加工されたものを地面にてこの原理で押し付けるのは、精神衛生上あまりよろしくは無い。とりあえず、ダンボールを敷いていますが、ゴムマットが必要。時間が無かったこともあって、今回は軸受け部のみ買ってきました。時間がある時にじっくり良さそうなものを探します。

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 これでチェーン掃除も楽々に。というか実用的なメリットは、これしか思いつかない。

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 全体像。これは立てる時が結構大変で、一人で立てる場合にはフロントブレーキを固定した状態でバイクを垂直に立て、特殊受け部を車体に当てて、てこの原理で後ろに引っ張りあげます。

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 結構リアが上がるので、バイク自体がでかくなったような錯覚も。かっこは良いのですが、重心位置がかなり上がるため、人が入らない屋内保管でない場合には、このままの状態で止めておくのは少し勇気がいるかも。慣れの問題もあるかもしれませんが。

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 実用性うんぬんの前に、レーサーレプリカであるドリーム50を飾るためのディスプレイスタンドと考えれば、良く出来ていると思います。軸受け部は、どちらにしてもかなりの圧がかかりますし、見てきたように簡単に補修できますので、消耗品と捉えれば良いですし。

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 問題は、地面に置くシートですな。こちらもホムセン行けばゴムシートが1,000円/メートルくらいで売っています。

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 ということで、エトスデザイン(ETHOS Design) ドリーム50用リアスタンドでした。

ドリーム50で街中散策

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 珍しくお昼より時間が取れましたため、ドリーム50にて街中散策を行いました。とは言っても特に用事はなく、ネタも特に決めていない単なる雑記です。

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 正午頃、自宅に戻ってドリーム50を引っ張り出します。

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 平日のお昼って、妙な開放感があって昔はわくわくしたものです。

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 街中の自転車が止めてある駐輪場に駐車。車だと駐車場を探さなければならないし、料金はかかるしで、用も無く街を探索してみようという気にはなれないものです。

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 大型バイクも止まってましたが、傷付けられることを嫌ってか端に止めてありました。原付だと、自転車と大きさが変わらないので全然いけます。

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 小物やアメリカ雑貨を扱う雑貨店に行きました。ステッカーやキーホルダーなどを物色。オークションやアマゾンで、幾らでも安く買える様になりましたので、この手のお店もほんとうに行かなくなりました。

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 そこからバイカーの聖地、南海部品へ。特に買うものは無かったのですが、バイク用ゴーグルや社外品ウインカー、モンキー用のパーツなどをチェックしてきました。左のフルカウルのものは、レプリカでしょうか。

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 原付で自転車くらいの大きさしかないくせに、こういうところで大きなバイクに混じっても意外と目立ちます。製造から15年が経過し、あまり街で見ることも無くなったからでしょうね。

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 モンキーはお洒落だし、フルカウルのバイクはかっこよいですな。バスは歩かなきゃならないし、車は小回りきかないしで、街中の移動だとバイクが一番便利。

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 そのまま、いわゆる昔でいうところの百貨店内にある街中の大型書店へ。

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 昔は、学校帰りの土曜日に立ち読みに来てました。今は、情報はネットで済んでしまうし、買うにしてもアマゾンで十分間に合います。本屋に行くにしても、郊外型の大型のショッピングモールに車で乗り付けて行きますので、街中の書店に行く機会(必要性)もめっきり少なくなりました。

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 とりあえず車とバイクのコーナーへ。大型書店ならではの、少しマニアックな専門書が並んでいます。スーパーカブやベスパの洒落た本が置いてありましたが、2,000円とか3,000円とか出せないなあ。

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 携帯とネットと郊外型ショッピングモールの時代。街中なのにどこか時代に取り残されてていて、懐かしい感じがしました。昔の職場が街中にあったので、そういう意味でも懐かしかったのかな。

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 帰宅経路途中で休憩。日差しは強いですが、蝉の声は聞こえず、もう汗もかきません。

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 ちょこっと乗って、さっと出かけられて、駐輪場にすっと止められる。その足代わりの感覚が原付の良さです。このような街中の散策では、それが実感できます。街中にある模型専門店にも立ち寄ろうかと思っていたのですが、日が高いうちに帰りたかったので、今回は見送り。

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 綺麗には見えますが、日中乗ってあらためて見てみると、プラスチックパーツなど細かなところがあちこち痛んでいる。中古で買った15年前のバイクで、2年間実用の足として毎日酷使してきたから。いっぺんにフルレストアできたら良いのだけれど、ちょっとずつ直していくしかないかな。

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 ネットでパーツを物色するのが楽しくはあるけれども、なかなか思うようには進まない。今やりたいと考えているのは、タンクの再塗装、ウインカーの交換、ヘッドライトの交換、エンジンカバーガスケット交換、チェーンの交換など。中古部品を探したり、ネットで格安のものを探したり、自分で取り付けをやれば、かなり費用は抑えられてるとは思いますが。

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 エイプなど新めのバイクを買って、がんがん日常の足に使うという付き合い方も、当然ありだとは思います。中古も安いし見つけやすいし、パーツも豊富でファッション的なアイテムとしても、レースでも使える。原付の楽しさ、メリットを全て併せ持っています。

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 少し日が傾いた、午後の日差しがまぶしい。

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 ということで、少し早めに帰宅。15:00を少し回ったくらい。

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 学生の頃は、どこへ行くにもバイクで、書店には毎日立ち読みに行っていたり、レンタルビデオ店やバイト先など、夜中まで走り回っていました。ちょっとだけ、その気分を感じれたでしょうか。

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 というわけで、特に何の目的もない雑記、ドリーム50での街中散策でした。

1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様・アオシマ

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 これは、かってアオシマ文化教材社より発売されていた、1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様です。

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 ドリーム50のオーナーであれば一つは持っていると思われるドリーム50のプラモデル。アオシマよりドリームのモデルは4種類出ていて、ノーマルバージョン以外にHRCのパーツを組み込んだカスタム仕様、赤のスペシャルエディション仕様があります。これは、HRCのレーシングパーツを組み込んだレーシング仕様。現在も販売中なのはカスタム仕様のみで、特にこのHRCレーシング仕様は再販がかからなかったのか、最も入手困難なものになっています。

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 絶版ということで、現在のアマゾンの販売価格は21,800円。元値は1,800円ほどキットなんですね。

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 箱横の説明によると、ドリーム50にHRCの開発したレースパーツを組み込んだレース仕様ということみたいです。HRCより出ていた純レーサーのドリーム50Rとは、また別物のよう。

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 ドリーム50オーナーであれば違いがわかるのですが、オリジナルとは細部が微妙に変わっています。アルミのタンク、リアフェンダーの変わりにマッドガード、CRキャブレター、シングルのメガホンマフラー・・・。

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 レース仕様ですからゼッケンプレート、当然スタンドもないためレーシングスタンド。

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 アルミ製のフロントフェンダー。

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 ライトやウインカー等の保安部品もなし。タコメーターのみで、スピードメーターもありません。こまかいところでは、フューエルフロータンクやオイルキャッチタンクも。

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 説明書。どのようにキットが構成されているのかというと、ノーマルのキットにパーツが追加されており、ノーマルパーツと入れ替えるようなっています。網がかかっているのが使用しないパーツ。新規に金型を起こすわけではなく、追加パーツを加えることでバリエーションを増やす、プラモデルでは良く使われる手法です。

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 これが、追加されたFパーツ。アルミの質感を出すためか、メッキではなく鈍い銀色に塗装されている。

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 レースパーツということで、実車ではスチール(鉄製)のパーツが、軽量化のためのアルミパーツで置き換えられていて、それを再現しています。

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 ドリーム50のレース仕様を作る際に欠かせないアルミタンク。本物は、当時12、3万とかしていたと思います。

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 HRCのロゴが入ったクランクケースカバー。

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 アルミ製のフロントフェンダー。実車のノーマルでは鉄製にシルバー塗装のため、プラモの通常版パーツも灰色のパーツになっています。

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 リアフェンダーの代わりに取り付けるマッドガード。こんなアルミを切り出しただけのような部品が、何万円もします。

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 ハンドルは、ぱっと見違いがわからない。

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 ノーマル版では、保安部品としてミラーが取り付けられます。またグリップエンドもメッキの装飾的なものが付いています。

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 これも追加された、ハンドル周りの部品。

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 チェーン。これもぱっと見違いがわからない。

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 スプロケットが変更されています。穴が開いているのは、軽量化のためなんでしょうな。

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 レーサーなのでサイドスタンド等はありませんので、レーシングスタンドが付属。HRCから出ていたものなのか、ホンダアクセス製の純正アクセサリーなのかは不明。

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 以前紹介した、エトスデザイン製のものとも良く似ています。

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 別パーツで追加されたゼッケンプレート。

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 マフラーは、実車は一本出しの艶消し耐熱塗装のもののため、別パーツとして追加。

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 ノーマルパーツは、メッキの2本出し。レーシーな艶消し耐熱塗装も良いが、こちらも捨て難い。

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 デカールは、タコメーター、タンクのウイングマーク、HRCステッカー、ゼッケンと極めてシンプルに。

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 説明書は、新規で起こされています。

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 こちらが、追加されたFパーツ。

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 こちらも追加されたG、H、Iパーツ。

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 Aパーツでは、シートとタンクバンドくらいしか使用しません。

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 Bパーツからは、フロント、リアのサスペンションのみ。これらは、メッキパーツです。贅沢な使い方ですな。

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 Cパーツでは、チェーンとチェーンケース、エンジンのシリンダーヘッド、クランクケースカバーなどを入れ替え。

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 Dパーツのフレーム、スイングアーム関係は、そのままノーマルパーツを使用。

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 本物はいくら位するかわかりませんが、レース仕様ということでいい感じですな。

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 ここからは余談ですが、アマゾンで約2万円ほどで出ているこのキットですが、オークションで700円でした。おまけにヤマハのXJRと2個セット。まあドリーム50のオーナーとバイク模型フアン以外には、まったく意味が無いものですからね。オークションでも手に入れにくいですが、3,000円〜前後から出ていると思います。

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 ということで、ちょっぴり希少なドリーム50グッズ、1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダ ドリーム50 HRCレーシング仕様でした。

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参考:1/12スケール ネイキッド バイクシリーズ・ホンダドリーム50 HRCレーシング仕様組み立て説明書・アオシマ文化教材

蔵出し散財日記

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 というわけで、昨年末より約10ヶ月。久々の散財日記。さすがにレトロネタばかりでは飽きて、最近ではバイクネタばかりですが、それに伴い購入の方もレトロ関係は低調。けっこう量が多いようにも感じますが、10か月分ですから頻度は低いです。それでも10ヶ月も経過しますと、大分溜まってきているので一挙に放出。

LSIゲーム・スクランブル・(中古/トミー)
FLパックリモンスター・(中古/バンダイ) 2個で1,250円

 スクランブルは、コナミのスクランブルを移植した、トミーの傑作電子ゲーム。FLパックリモンスターは、ナムコのパックマンを(勝手に)移植したバンダイの電子ゲーム。この頃のパックマン亜流の中では、最も遊べた傑作の部類に入ると思います。どちらもオークションでは良く見かけるのですが、パックリモンスターはその知名度から懐かしいと思う人が多いのか、意外と値が上がってしまう。2個でこの値段は、ラッキーの部類だと思います。

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 スクランブルはすでに所有していて、ここでも紹介済みなのですが、蛍光表示管でスクロールと全5エリアを再現しているなど、非常によくできた作品。

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 FLパックリモンスターは、80年ごろの初期に発売されたFLゲーム。ナムコのパックマンを電子ゲームで再現しており、当時話題となりました。持っている人が結構多く、学校でやり込むほど遊んだ記憶があります。

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 おばけとパックリモンスターって、自機もモンスターなのね。

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 画面構成は、オリジナルと異なりますが、このフィールドの広さと餌の数、モンスターの数や速度が絶妙のバランスで保たれており、かなり遊べました。パックリモンスターが軽快に動いてくれたのも、ゲームのテンポを良くしていた理由のひとつ。

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 バンダイの電子ゲームは、これ以降しばらく共通のフォーマットで展開されてます。

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 取扱説明書。読まなくても感覚で遊べてしまうところが、この頃の電子ゲームの良いところ。

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 バンダイの電子ゲームに共通していた、このバンダイステック(今、命名)が操作性がけっこう良かった。操作は4方向レバーのみと極めてシンプル。

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BANDAI PACKRI MONSTER・(中古/バンダイ) 1,000円ほど

 FLパックリモンスターの海外版。違いはパッケージのみで、中身は国内版と同じ。国内版と比べると、大人びていて洒落たパッケージに。国内版がキャラを押し出してポップなのに対して、非常にクール。コレクター向けですな。

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学研LSIゲーム・ジェットファイター・(中古/学研) 980円

 こちらは、学研より発売されていたLSIゲーム・ジェットファイター。ミサイル発射台を上下に動かして、迫り来る敵戦闘機を撃墜します。ときおり空母が出現しますので、撃沈させるとボーナス得点が入ります。実は、学研のインベーダーをキャラ変えして横型にしただけという派生作品。知らなくて両方買ってしまった子は、どうしたのでしょうね。

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 かっこいい学研LSIゲームのロゴ。

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 何をモチーフにしたのか、見当も付きませんが、個性的で複雑な形をした筐体。学研ゲームの例にもれず、これもなかなかデザインが良いです。

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 筐体左端についているファイアーボタン。

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 筐体右端の移動レバー。アタリ・リンクスの様な大型の筐体を両手で持って遊ぶ形になります(床に置いても遊べるけど)。ON/OFFスイッチも筐体に溶け込むようデザインが施されています。

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FLフリスキートム・(中古/バンダイ) 2,000円

 FLパックリモンスターと同時期に発売されたFLフリスキートム。日本物産のパズルアクションゲームの移植作品。この前のパックマンで版権が問題となってしまったためか、ここからはきちんと許諾を取った版権ものになっています。日物との関係は、この後の共同開発となったクレージークライミングで花開きます。

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 この頃数多く作られた水道管ゲームを基にした作品。フリスキートムを操作して、水道管を外してしまう(かじってしまう?)ねずみを退治します。水道管には水が流れており、一定時間を過ぎると湯船にお湯がたまってシャワーシーンが見られます。蛍光表示管だけど。

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 オリジナルは複雑で難しいゲームでしたが、簡略化されたことが効いたのか電子ゲーム版はなかなか遊べる作品に仕上がっていました。

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 箱なしの裸品は持っていたのですが、箱説付をゲット。これも知名度があり、そこそこ競争者が多く値が上がります。これでバンダイの初期横型FLゲームは、FLアタックモグラのみ。当時、パックリモンスターばかりが売れたのか、これがなかなか希少で手に入らない。

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デジコムルパン・(展示品/エポック社) 2,200円
 
 こちらは、変り種の電子ゲーム・エポック社のデジコムルパン。蛍光表示管のゲームではなく、LEDを使ったLEDゲームになります。あのデジコムベーダーとほぼ同じ時期のもの。価格が高いのは、展示品ということで未使用品だったから。アルセーヌ・ルパン(3世ではない)と探偵(ホームズ?)に分かれて、お互いの通行ルートを推理するという珍しい作品。

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 このゲームが最も独創的なのは、相手の姿が見えず、通った道の色により音楽が流れるという点。流れた音楽の順番により、相手の通ったルート、現在位置を割り出して追いかけ(逃走し)ます。後にも先にも、このようなゲームは無かったと思います。

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 デジコムベーダーと同時期ということもあって、広告等にはよく登場し知名度もあると思います。ただ持ってる人を見たことが無かった。この時期だと、同じ金額を払うならデジコムベーダー1択だったと思います。

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 存在だけ知っていて、どんなゲームかずっと謎で遊んでみたかった一品でした。ウェブ上でフリーゲームとしても再現されています。

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Nintendo カラーTV ゲーム6・(中古/任天堂) 1,000円

 世界一のTVゲーム開発会社、任天堂の最初のTVゲーム機・カラーTVゲーム6。6種類のポンゲームが遊べる。ライバル会社に差をつけるため一万円を切る価格(9,800円)で発売されたことで有名。この価格だと実は赤字であり、同時に発売した15種のゲームが遊べるTV ゲーム15(15,000円)を売るために、TVゲーム6で目を引いてTVゲーム15を売るという戦略でした。実はこの2つ全く中身は同じもので、当時2つ合わせて100万台を超える大ヒットとなりました。

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 売れただけあってTVゲーム6、TVゲーム15とも、レトロTVゲーム機としては、よく見かけます。任天堂は、この頃から戦略的に計算されつくしたアイデアを売る会社だったんですね。

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 未使用品ではないが、なかなか綺麗なもの。

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 取り説、保証書、接続方法を記載した用紙など、全部付いています。

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 当時もののACアダプター、RFコンバーターなどの備品類。

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 TVゲーム15とはスイッチ類が異なっており、中身は全く同じものであったにもかかわらず、スイッチの方で遊べなくしてゲーム数を意図的に減らしていた。他にTVゲーム15 では、操作スイッチが本体より独立して取り外し出来る様になっている。

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 軽くも無く、重くも無くの適度な操作感のボリュームコントローラー。本体デザインも後のファミコンを思わせるまとまりが良くて、コンパクトなもの。

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 1,000円でこれだったら良い買い物かなというところですが、これはなんとハウス・シャンメンバージョン。ハウス・シャンメンは70年代に発売されたインスタントラーメンで、それの景品としてプレゼントされたもの。といっても違いはステッカーが貼ってあるだけなのですが。チャルメラバージョンのゲーム電卓とか、ハム会社のインベーダーとかいろいろありました。狙ってもなかなかお目にかかれるものではないと思います。

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ポケットデジコム・パクパクマン?・(中古/エポック社) 1,000円

 任天堂のゲームウォッチやバンダイのゲームデジタルシリーズと並んで、人気を誇ったエポック社のポケットデジコムシリーズのパクパクマン?。?というからには、当然?が合って、初代パクパクパン(6,000円)が発売された後に4,500円という低価格で再販された廉価版パクパクマン。初代とは、本体色(ホワイト)が異なります。

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 パックマ亜流の中では、最も知名度があって、最も売れたものだと思います。パッケージデザインも洒落ていて、80年代的ポップに溢れています。当時人気だったウォークマンを連想させるロゴが秀逸。

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 パクパクマンもこの可愛らしさ。餌の代わりにフルーツが用いられており、細部までデザインにこだわりが見られます。

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 価格の安さもあって、当時人気だったと思います。パターン化のし易いゲームで誰でもカンスト(HHHH)までいけたのも、人気の秘密だったのかも。

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 見つけやすいけれども、なかなか安い金額では落ちてきません。これが安かったのは、当時ものの名前攻撃がしてあったため。4,000円〜6,000円もする玩具なのですから、そりゃ名前も書きますよね。

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NEKO DON DON! ネコドンドン・(中古/タカトクトイズ) 1,000円ほど

 今は亡きタカトクの廉価版電子ゲーム、NEKO DON DON! ネコドンドン。当時、ロボットメーカー、ペンギンギンと並んで2,980円という低価格で販売されていました。この時期まで来ると、バンダイのゲームデジタルも3,980円と価格を下げ、エポック社からもポケットデジコムミニとして、低価格化が進んでいました。

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 そこのタカトクがぶつけた本シリーズ。安いのだけど、そこそこ遊べてよくできていました。ドリフのコントのような世界観が繰り広げられています。このようなものでも、TVCM迄打っていたのですから、如何に当時子供が多かったかがうかがい知れます。

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DVD・私の優しくない先輩・(中古/アニプレックス) 300円
DVD・69 sixtynine シックスティナイン・(中古/東映) 100円

 DVDもほとんど買っていないのですが、紹介する場が無いので一緒に行きます。私の優しくない先輩は、川島海荷さんとはんにゃの金田哲さんW主演の青春映画。2010年の作品ですから、ここで紹介するものとしてはかなり新しいものだと思います。69 sixtynine シックスティナインは、村上龍さんの同名小説を映画化した2004年度の作品。今話題の宮藤官九郎さんの脚本になっています。

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 私の優しくない先輩は、2010年と最近の映画ですが、80年代の青春映画“台風クラブ”“時をかける少女”“アイコ十六歳”“バタアシ金魚”などをどこか思い起こさせる世界観を持っています。高田延彦、小川菜摘さんも出演されています。

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 69 sixtynine シックスティナインは、60年代の高校生が学校でロックフェスティバルを成功させるという話。80年代当時に原作の村上龍さんの小説は読んだのですが、まだ未視聴です。

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DVD・IMAGINE イマジン・(中古/ワーナーホームビデオ) 480円

 イマジンは、ジョンレノンの生い立ちから始まって、ビートルズ人気、アメリカでのソロ活動、1980年に凶弾に倒れるまでを描いたドキュメント作品。アンソロジーが発売されていた頃、一時期ビートルズとジョンレノンにはまっていた頃がありましたが、今見たらどのような感想を抱くのでしょうか。

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DVD・クロ子とグレ子のどこまでやるの・(中古/テレビ朝日・ポニーキャニオン)
DVD・かまきり伝説/関根勤・(中古/フジテレビ・ポニーキャニオン) 各100円

 クロ子とグレ子のどこまでやるのは、欽ちゃんのバラエティ番組欽どこから、小堺一機さんと関根勤さんの登場シーンを集めたもの。わらべや見栄晴などの懐かしい顔ぶれも。かまきり伝説/関根勤は、関根さんの物まね芸を集めたもの。カックラキン大放送時のかまきりネタも公開してます。

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 80年代は欽ちゃんの黄金期でレギュラー何本も放送されていましたが、この頃がTVが幸福だった最後の時期だったのかも。

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ベストモータリング2004年5月号
ベストモータリング2007年2月号・(中古/2&4モータリング社)
WRC世界ラリー選手権2005総集編・(中古/株式会社スパイク) 各100円

 ベストモータリングは、惜しまれながら廃刊してしまいましたが、ブックオフなどいくと過去のDVDが100円で出ています。情報などは古いですが、車遊びの楽しさのようなもののエッセンスは古びておらず、(少なくとも値段分は)楽しめると思います。

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 車関連のDVDなんかは、他にもちょこちょこと買っていたと思います。ということで久々の散財日記、蔵出しでした。

モンキークルージン ?.6&HONDA COLLECTION 1創造と挑戦

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 今週末まで土曜に所要が入って時間が取れない状態。おまけに珍しいほどの台風ラッシュで雨がちの日が続きました。ということで、今ひとつ身動きできなかったためこんなものを落としてみました。 

モンキークルージン NO.6・(古本/スタジオTACクリエイティブ) 500円

 モンキークルージンは、スタジオTACクリエイティブより発行されているモンキーのムック本。書籍のバイクのコーナーなどに行くと必ずといってよいほど見かける定番のもの。基本的にモンキーの専門書なのですが、NO.6はホンダツインカムの鼓動と銘打って(この当時発売されて間もない)ドリーム50を取り上げています。90年代末頃にはクラブマン誌辺りで取り上げられていましたが、基本的にドリーム50関連の記事は少ないため、なかなか貴重な一冊。

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 とはいっても情報は古いため活用するというよりは、懐かしむためのものといった感じでしょうか。こちらは当時ショップが製作したクラッシックレーサー風のドリーム50。

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 これ以外にもCBR250のピストンを使用して製作された19,000回転まで回るレーサーの記事などが掲載されています。現在では、数社からボアアップのキットが発売されていますが、これはまだHRCのキットが登場する前の記事。

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 ドリーム50のエンジンに強化パーツを組み込む工程の写真。今でこそネットで情報が取れますが、この本の当時だと情報は雑誌の記事に頼るしかなかった。

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 これ以外にもHRCレーシングキットのパーツリストなどが掲載されています。そこまでドリーム50の記事は多くはありません。

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 情報が古いのでどの位活用できるかわかりませんが、ドリーム50オーナーであれば、もっておかれても良いかも。

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HONDA COLLECTION 1 創造と挑戦・(古本/ネコパブリッシング) 500円

 こちらはクラブマン増刊として1994年に発行されたHONDA COLLECTION 1 創造と挑戦。この後も2、3、4と続いています。こちらは、ホンダコレクションホール監修の元、歴代のホンダ製品、ホンダ製レーサーなどを纏めたもの。バイクに限らず、自動車、汎用エンジン、耕運機や船舶用エンジンなど、ホンダ製品で辿るホンダの歴史といった趣の一冊。

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 写真は、ホンダのHPなどでも良く見るおなじみのもの。レーサーのエンジンをパーツの一つ一つにまで分解して見せた、ホンダ・モーターサイクル・レジェンドほどの詳細さはありません。

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 ホンダが60年代に初めて世界に挑戦した頃のレーサーたちの写真が時系列順にならんでいます。

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 ドリーム50の元ネタとなった、カブレーシングCR110。こちらは、ワークスレーサーのRCとは異なり一般向けに販売された市販レーサー。これは50?なのですが、この間オクで500万で出ていたりと、相場的にはそれくらいする代物。

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 バイクだけではなく、ホンダの歴史を語る上では外せない名車たちも掲載されています。時計のように精密といわれたS800。自分の世代ではありませんので遠くから1、2度見たことがあるくらい。

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 これ現在の軽自動車なみの大きさしかないんですよね。でも、この存在感。S2000もこれくらいの大きさで作ればよかったのに。

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 おそらくホンダで一番の名車スーパーカブ。年を取ってくると、ようやくカブの良さがわかるようになりました毎日の実用的な足としてリトルカブも欲しい。

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 日本のメーカーの中だとやはりホンダの歴史がダントツで面白い。ヨーロッパの歴史ある数々のメーカーにも一歩もひけを取らない数々の記録と挑戦の歴史があります。

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 ということで、ようやく晴れた一日でしたが、結局手付かずのドリーム50。

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 ウインカー、ライト周辺もそのまんま。

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 このままいくと、また放置モードに入りそうな勢いですが、オークション等でのパーツ検索は続けている。

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 ネット上には、上のモンキークルージンに掲載されたようなレーサーっぽい改造を施されたものが多数紹介されていますが、これには本当に金がかかっていない。

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 モンキーやエイプの改造にしても10万〜20、30万は当たり前という世界ですから、実は結構お金がかかる。10万ぐらい投入して綺麗にしてやりたいところですが、貯蓄モードのためちょびちょび弄ってます。

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 台風一過の秋の正午のため、光も柔らかくてひたらすらまぶしい。

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 原付は維持費の負担がしれているので(2〜3台もっても軽自動車より安い)、ベスパやエイプ、リトルカブ等足になうようなものがもう一台欲しい。

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 眺めているだけで楽しく、磨いても良く、カスタムしても良いと、原付遊びはコストパフォーマンスが高くてなかなか良いと思います。難点は理解してもらえる人が少ないこと。

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 若い頃のようにとばしたり、遠くにツーリング行ったりはしませんが、近場をちょろっと流すのが楽しい。

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 今3万ほどの結構高価なパーツを思案中。どう考えても無駄な出費なのですが、こういうのって一度考え始めるとずっと頭の中を巡っています。

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 ガレージの奥がささやかな隠れ家。秘密基地。

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 ということで、台風一過後の爽やかな秋の正午前でした。

Coming Soon

 TVゲーム機関係の備忘録です。時間のある時に作成するため(多分)、とりあえず置いておきます。

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 任天堂より1977年に発売されたカラーテレビゲーム15。その名の通り15種のゲームで遊べた。

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 任天堂は、これのヒットに気をよくしたのかレーシング112、ブロック崩し、コンピュータTVゲームと次々と投入していきます。

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 カラーテレビゲーム15と同時期に発売された廉価版カラーテレビゲーム6。

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 当時一万円を切るという戦略的価格で登場しました。

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 中身はカラーテレビゲーム15と同じなのですが、外部のスイッチで6種類にゲームが制限されて、コントローラーも本体直付けに。

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 テレビゲームの老舗エポック社よりカラーテレビゲーム15に対抗する形で1978年に発売されたシステム10。その名の通り10種のゲームで遊べます。

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 なんともかっこよい付属の光線銃がそそります。

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 高級感を漂わせるなんとも大きな本体。

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 こちらは、玩具メーカーの老舗バンダイから同時期1977〜78に発売されていたTV JACK。

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 そのシリーズの中でも一万円を切る価格で発売されていた廉価版のTV JACK1000。

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 この頃は、TVゲームのプチ・ブームであり、トミーからもTV FUNという似たシリーズが出ていました。FCが発売される5年以上前、それどころかG&Wなどの電子ゲーム以前のこと。

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 こちらは、エポック社からシステム10に続いて1979年に発売されたテレビ野球ゲーム。

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 野球のゲーム化というよりは野球盤のゲーム化といった感じでしたが、ポンやブロック崩しばかりの中にあって、人型のキャラクターが動かせるというのは確かに新鮮で魅力的ではありました。

Coming Soon・・・

近くそして遠い雲の下/わたせせいぞう・角川書店

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 週の真ん中、今週末もあまり天候が良くなさそう。ということで、バイク関連ネタ2つ。

SPTAKEGAWA ブレイズテールランプ・(中古・SP武川) 650円

 SP武川より出ているテールランプを手頃にイメージチェンジできるブレイズテールランプ。すでにドリーム50には装着済みなのですが、多少劣化して黄ばんでいたこともあって、安かったので落としてみました。これ新品は2,500円ほどします。

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 基本的にはモンキー用のドレスアップパーツだと思いますが、ホンダの共通部品を使っている、ゴリラ、エイプ、ズーマー、ソロ、ドリーム50などにも適合します。

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 簡単に言ってしまえば、純正のテールランプカバーと交換するだけの社外品のテールランプカバー。新品の場合だと、専用のバルブとステッカーも付いてきて、ブレイズテールランプKITとして売られています。

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 中古なので傷一つないというわけにもいかないが、黄ばみも見られずなかなか綺麗。

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 SP武川のロゴ入り。

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  裏面はこんな感じ。クリアケースの中にメッキパーツを入れてあるだけの単純な構造ですが、かなり印象は変わります。

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 こちらはほとんど未使用のホンダ純正パーツ。約1,000円ほど。

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 純正パーツ装着時だと、こんな感じ。カブとかベンリーとか、ホンダの実用原付っぽい印象。

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 テールランプのカスタムは、小型のものに交換するのが一般的で、それにはステーが必要だったり、配線を弄る必要があったりで手間がかかる。ブレイズランプだと、ポン付けでかなり印象が変わるので、手間対効果を考えるとこれもありかと。

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 今付いているものもまだ使えますので、とりあえずストックパーツのひとつにします。

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近くそして遠い雲の下/わたせせいぞう・(古本/角川書店) 200円

 こちらは、わたせせいぞう氏のオールカラーコミック、近くそして遠い雲の下。1989年の発行。わたせせいぞう氏といえば、モーニング誌に連載していたハート・カクテルが代表作ですが、こちらはオートバイをテーマに書かれたもの。

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 1989年当時だと、バブル景気の真っ只中でしかもバイクブームの最中。ハート・カクテルもTV化されているなど、わたせ氏も注目されていた頃でした。バイクにまつわる男女の恋愛の短編が20話収められています。

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 わたせ氏といえば、アメリカ西海岸やヨーロッパの地中海を思わせるような、無国籍な風景を舞台に、洒落た男女がスマートな恋愛を展開するイメージですが、こちらは実在のバイクをテーマに扱っていることもあってか、もう少し身近な場所で、もう少し現実的な(何か起こりそうで、結局何も起こらない)話が多くなっています。

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 物語の間に、わたせ氏の選んだバイクの解説とイラストが入ります。

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 作品を通じて流れる透明な空気感が清々しい。バイクブーム当時、これを読んで憧れていた記憶が甦ります。ライダーの平均年齢が、10年前38才くらいだったものが現在48才になったとの記事を見ました。要するにバイクブーム時に乗っていた層がそのまま年を取った計算。バイクはいつから若者のものでなくなったのでしょう。これはバイクのある風景、バイクのある生活を楽しめる一冊。文庫でも出ているので、今でも容易に手に入ります。

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 ということで、SP武川 ブレイズテールランプと、わたせせいぞう氏の近くそして遠い雲の下でした。

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ケイブマン CAVE MAN・トミー

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 これは、1981年にトミーより発売されたLSIゲームのCAVE MAN ケイブマン。

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 大ヒットとなったナムコのパックマンの移植作品LSIゲーム・パックマンに続いてヒットとなった、アーケードからの移植作スクランブル(コナミ)と同時期にひっそりと発売され、その陰に隠れてあまり目だ立たなかった作品。長らくデッドストックの常連だとか、売れ残りを今でも入手しやすいというネタ的な扱いをされることも多かった。近年では、ゲームアイドル杏野はるなさんなどが取り上げてプッシュをしたこともあってか、(極一部で)再評価されているようです。

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 こちらが本体。初期トミー共通の横型+レンズスクリーン型。スクランブル、TRON、ルパン黄金強奪作戦と同じもの。

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 得点表。ドラゴン10点、ダイナサウルス(気絶させると)30点、ダイナサウルスの卵10点と、後のインフレ化した得点を思うと、随分牧歌的でほのぼのした感じ。

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 筐体の色は土色に塗られ、原始時代というゲームのイメージを反映したもの。

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 ゲームの画面構成。固定画面で、4ステージ制。ゲームの内容は、ケイブマンを操作してダイナサウルスの卵を奪い、洞窟に持ち帰るというもの。画面中央右にデカキャラ・ダイナサウルスが陣取っており、このゲームの一番の売りだったと思われます。キングマン、エイリアンチェイスのUFOと並んでトミー3大デカキャラのひとつ。ただどれも人気なかったり・・・。

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 ダイナサウルスの首は左右に動いており、隙を見て卵を奪うか、石斧を投げて気絶させます。

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 気絶している間に足元の卵を奪う。起きている時に不用意に間合いに入ると、火を噴かれてMissになります。卵は取らずに放っておくと、羽化して子ダイナサウルスになってしまいます。キャラの表情が、実にコミカルで豊か。

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 2面目からは、ドラゴン(プテラノドン?)が襲来。石斧で落とします。これも放っておくと、せっかく貯めた洞窟内の卵を奪っていきます。

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 3面目からは火山が噴火し、降り注ぐ溶岩を避けながら卵を奪います。今まで背景だった火山が突然動き始め、降り注ぐ溶岩の表現がとっても幻想的。4面目からは1〜3面の総攻撃となります。

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 こちらが、実際の画面。とても味があります。丁度ゲーム発売時にリンゴ・スターの同名の映画(CAVE MAN/邦題はおかしなおかしな石器人)が公開されて、海外では良く売れたそう。日本だと、世代的にはこれより少し前にアニメもやっていた初め人間ギャートルズだとか、原始家族フリントストーン的なイメージでしょうか。

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 当時開発された方の書かれたものを読むと、移植ものや権利ものはお金がかかるということで、自社でオリジナルの設定のものを開発しようというのが経緯のようです。電子ゲームとしては、画期的な表現だったスクロールをするスクランブルと比較すると地味に映りますが、ゲームは良く練られていて遊べます。牧歌的な世界観も楽しい。

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 同時期に発売されたスクランブル。コナミより版権をとったアーケードからの移植作品。

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 少し遅れてルパン黄金略奪作戦(こちらもオリジナル)とともに発売されたTRON トロン。こちらは、ディズニーのCG実写映画からの版権もの。

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 原始人とか、恐竜などは、70年代の映画や漫画に良く使われた題材。現在では、ほとんどありませんので、逆に新鮮。ただ当時7,000円〜8,000円する高級な玩具でしたから、アーケードからの移植やG&Wを尻目になかなかこれを選ぼうという子供は少なかっただろうと思います。

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 当時の思い出としては、スクランブル、TRONは知っていましたが、これは存在すら知りませんでした。周りに持っている友達もいなかったので、やはり売れ残ってデッドストックとなったものが多かったのでしょう。ちなみに現在では、オークションではそれほど見かけるというわけでもなく、意外と値が上がります。レトロゲームが再評価され始めた頃、綺麗なものはマニアのところに行ってしまったのでしょう。デッドストックが眠っているような昔からの玩具店も、無くなってしまいました。

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 ということで、牧歌的な世界観が素敵なトミーのCAVE MAN ケイブマンでした。

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参考:帰ってきた電子ゲーム、TimeComm's blog

LSIゲーム・パックモンスター・学研

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 これは、1980年代初頭に学研より発売されていたLSI(蛍光表示管)ゲーム・『パックモンスター』

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 この当時の学研といえば、「○年の科学・学習」を出版していたどちらかというとお堅いイメージの出版社でした。ただ学習教材以外にも、電子ブロックやマイキット、メカモなどの(科学)玩具なども販売していました。80年代初頭のブームの時期には電子ゲームにも参入して、蛍光表示管や液晶を使用したゲーム機を発売していました。当時「○年の科学・学習」には、電子ゲームの折込広告(カタログ)が掲載されており、クリスマスや正月にはどれを買おうかと首を長くして眺めていたものです。この『パックモンスター』は、時期的には『パックリモンスター』(バンダイ)や、『パクパクマン』(エポック社)、『パックマン』(トミー)などと同時期(81〜82年頃?)に販売されていたものだったと思います。他社のものに比べると、学研製の電子ゲームはちょっと真面目(というかお堅い)イメージがありましたね。ただ中期以降からは、平安京エイリアン(電気音響)、フィッター(タイトー)、フロッガー・スーパーコブラ・アミダー(コナミ)、クラッシュローラー(アルファ電子)、ディグダグ(ナムコ)などの、移植ものの傑作を連発するようになります。個人的には、もっとも好きな電子ゲームメーカーだったように思います。ということでナムコのパックマンを移植した学研版“パックマン”が、この『パックモンスター』ということになります。

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 ということでゲーム内容としては、『パックマン』の電子ゲーム版です。このゲームが発売されてた頃は、パックマンのブームの頃でもあって、各社が『パックマン』風のゲームを発売していました。まだこの頃までは、権利関係もおおらかだったのでしょうね。この学研版の特徴としては、出来が非常に良かったことが上げられると思います。

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 おいかけモンスター(写真左)と、パックボーイ(写真右)。キャラクターのデザインがとても良い。

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 学研製電子ゲームの例にもれず、本体デザインも非常に秀逸。

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 パックモンスターのロゴもかわいい。CとOがパックボーイになっているなど、細かなところに凝ってます。

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 学研製電子ゲーム共通のGAKKEN LSI GAMEのロゴがしびれる。

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 裏面、大きなスピーカー穴が開いています。音量はそれほど大きくは無い。

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 バンビーノ製のものにも通じる、デザイン性の良さ。洒落てます。

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 迷路もアーケード版と同じ縦型で、(ワープ)トンネルも同じ位置に配置。中央には“モンスターのあじと”(箱の解説にそう書いてある)が配置され、パワーえさも4個再現されています。オリジナル要素として、迷路が8パターン準備されクリア毎に変化するようになっています。ゲーム1とゲーム2の(レベル)切り替えスイッチも用意されており、モンスターの数も難易度に応じて2〜4匹まで増えるようになっています。ゲーム2では、4000点を超えると“パックボーイ”が一匹増えるようになっており、ほぼ完璧にオリジナルのアーケード版(の雰囲気)を再現しているといってよいでしょう。今から考えると、なんということはないのですが、この当時としてはこの再現度(移植度)というのが、非常に大きかった。学研はこれ以前に、『平安京エイリアン』を電子ゲームに移植していましたが、これは蛍光表示管の制約(迷路が狭い、キャラの重ね合わせが難しい)の中で、奇跡的な再現度を誇っていたように思います(無理やり移植でしたが、確かに平安京エイリアンになってた)。

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 ゲームスタート時。Wikiによれば、蛍光表示管パックマンで唯一パターン化もできるらしい。

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 モンスターのあじと。ここより出現してくる。やられるとここに戻る。

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 パワーえさを食べて、モンスターがいじけたところ。後ろ向きになって逃げているという表現なのでしょうか。

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 追われた後、パワーえさを食べて逆転!

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 喰われた!(捕まった?)

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 散財日記でも書きましたが、本体はもっていなかったのですが、当時より(なぜか)箱だけを持っていました。今回本体を手に入れ、実に25年以上ぶりに箱と本体がそろったのですが、当時のノートなどと共に押入れに放り込んだままでしたので、このように破けてボロボロでした。こんなものを何で(ワザワザ)持っていたのか、またなぜ捨てず(捨てられず)に後生大事にしまっていたのか謎のままですが、当時としては(電子ゲームは)それほど特別なものだった、ということができるかもしれませんね。ということで、せっかくなので裏に厚紙をあてがって補強をして、破れてなくなってしまった部分の再生を行いました。

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 バンダイのFLパックリモンスター。パックモンスターとたった一文字違い。

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 ナムコより正式に版権を取得したトミーのLSIゲーム・パックマン。

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 エポック社は液晶のパクパクマンで勝負。これもパターン化できた。

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 この学研『パックモンスター』は、数ある電子ゲームのなかで特に有名ということもありませんし、特にプレ値が付いているということもありません。というより数ある『パックマン』ゲームのなかでも、どちらかというと地味(マイナー)な方だと思います。ただ個人的には、不思議な縁がありましたので、思い入れが強いゲーム機です。珍しいものではないのですが、あまりネット上でも紹介されていないので、紹介できたことを嬉しいと感じます。

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※2008年02月24日の記事を、写真を差し替えして再構成

参考:Wiki パックマンの項

ファミリーコンピュータ 1983-1994・太田出版

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 こちらは、ファミコン生誕20周年に太田出版より発行されたファミリーコンピュータ 1983-1994。

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 ファミコン生誕20周年を記念して、2003年に東京都写真美術館で開催されたテレビゲームを文化として捉えた展覧会「レベルX テレビゲームの展覧会」の図録として発売されたもの。ファミコンの全ソフト1252本が写真とともに紹介されています。今年2013年が、生誕30周年にあたりますので、もうそれから10年が経過したことになります。

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 この2003年辺りというのは、ネットの普及も相まって古い情報が入手しやすくなり、オークション等の発達で古い玩具が流通し始めるなど、ある種のレトロブームみたいなものが起こりました。復刻玩具が発売されたり、お菓子の復刻パッケージみたいなものが限定で売られたり、或いはお宝発見!みたいなリサイクルショップが次々と登場したり。これは、そのような潮流の中で発行されたもののひとつだと思います。同時期にファミコンのソフトを網羅した豪華本ファミ・コンプリートや、メガドライブのソフトを網羅したメガドライブ大全、ソフトバンクのPC誌Beepの記事を復刻したBeep復刻版など、数限りなく出ていました。

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 中身は、ファミコンのソフトパッケージ写真を年代別(発売順)に並べています。

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 数が多すぎて紹介しきれない分はひとまとめに。

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 スーパーマリオやドンキーコングなどの重要な作品は、半ページを使って。

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 スーパーマリオの元となったスーパーマリオブラザーズ。

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 タレントものとしては、最も有名なたけしの挑戦状。

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 基本的にソフト本なので少しですが、同時代の様々なハードや、宮本茂氏、糸井重里氏、堀井雄二氏、中村光一氏、田尻智氏など、ファミコンを語る上で重要な人々のインタビューも収録されています。

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 企画、監修が、レベルX テレビゲームの展覧会を開催した東京都写真美術館なので、類似の他の書籍と比べて学術的なところが特徴。

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 日本のTVゲーム文化の育ての親ともいえる山内溥氏のあいさつより始まる。

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 第一刷分ですな。当時の価格は2,500円。紹介しようと思ったのは、オクで1,200円ほどで落とせたため。ファミ・コンプリートなどは、アマゾンで10,000円以上の値が付いていたりします。

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 現在のことはそれほど詳しくないのですが、生誕30周年ということで様々な書籍やカタログ本などが発売されているようです。また、このようなエミュレータ本などでも、全ソフトの紹介などがされていることがあり、これもカタログ本として代用できます。

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 ファミコーコンピュータ本体。1983年7月15日発売。据え置き型ハードとしては第3世代にあたり、これが最初ではないのですが、現在のゲーム文化の源。

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 光線銃。1984年2月2日発売。70年代にヒットしており、歴史自体はファミコンより古い。

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 ファミリーベーシック。1984年6月21日発売。ファミコンがファミリー“コンピュータ”たるゆえん。

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 ファミリーコンピュータロボット。1985年7月26日発売。開発者は、横井軍平氏。G&Wやゲームボーイの開発者で任天堂を支えたもう一人の神。

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 ファミリーコンピュータ ディスクシステム。1986年2月21日発売。途中で失速してしまったが、磁気ディスクのドライブを15,000円で発売したのは、画期的で驚異的だった。

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 ツインファミコン。1986年7月1日発売。シャープより発売された互換機。

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 ということで、2003年に太田出版より発行されたファミリーコンピュータ 1983-1994でした。もうこの頃から10年もたつんですな。ファミコンを懐かしがっていた時期が、すでにもう懐かしいというわけがわからない状態になっています。

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参考:ファミリーコンピュータ 1983-1994/太田出版、Wikiファミリーコンピュータ、ファミリーコンピュータ周辺機器の項

Wizardry 7 Crusaders of the Dark Savant /ガーディアの宝珠・Sir-Tech/ローカス・データーイースト

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 Wizardry ? Crusaders of the Dark Savant(邦題はガーディアの宝珠)は、1993年に米国Sir-Tech社より発表されたWizardryシリーズの7作目。

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 シナリオの6から8は、オリジナルの製作者2人が抜けて、リルガミンの街を廃止し、それまでの魔法の体系も大きく変えるなどシステムが大幅に変更されており、新ウィズとも呼ばれています。この3作品は、ストーリーもつながっており、真ん中にあたる本作では、宇宙生成の秘密を隠したとされるアストラル・ドミナを求めて、惑星ロスト・ガーディアを探検するものとなっています。邦題のガーディアの宝珠は、これを指しています。

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 ウィザードリィ7は、オリジナルのIBM PC版を初め、国産PCではPC-9801、FM TOWNSなどに移植されており、1996年にはWindows版がWizardry Goldとしてリメイクされています。こちらは、1994年にPS初期に移植されたプレイステーション版(SCE/ソリトンソフトウェア)。

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 プレイステーション1初期に、ウィズの新作として鳴り物入りで発表され、その後も中古品が安い価格で出回っため、おそらく最も多くの人に遊ばれたと思われるウィザードリィ7です。キャラクターなども日本向けにローカライズされており、PSの性能を生かしてグラフックスやアニメーションも強化されています。しかしPS初期の製作であったため、PSの仕様書を鵜呑みにして作られており、致命的にロードが多く、スピードも遅い。これが日本でのウィズ7の評価を決定付けてしまったと思われます。

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 ロストガーディアの地図付き。新ウィズになって、ダンジョンから屋外中心の冒険へと変わりましたが、いくつもの異なった地形のマップがつながっているという印象だったウィズ6に比べても、広大なマップ内に街が点在している形になって、より自然なものになりました。

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 こちらは、1996年に出たセガサターン版、ウィザードリィ?&?コンプリート。6と7が一緒になったお徳版。6と7は、6の最後が7のオープニングへとつながるキャラの移動を前提としたシナリオのため、ある意味理想の形。残念ながら、バグや速度の問題などから、これも評価が高くない。

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 2枚組みっぽい大きなケース入りですが、CDROM1枚。2作品がカップリングされているということを示すため、あえてこの形にしたのでしょう。

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 こちらは、グラフィックスはオリジナルに近くなっています。これまた残念ですが、オリジナルのグラフィックス自体がかなりバタ臭いので、末弥ウィズに慣れ親しんだ日本人には、どう考えても受けそうには無い。

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 実は、PS版も7から8へキャラを移動させることが予定されていたそう。ウィザードリィ8の開発が難航し、その間に新シリーズを主導してきたデイヴィット・W・ブラッドリー氏(David.W.Bradley)も辞めてしまい、Sir-Tech社が倒産するなど、新ウィズはどうも恵まれていませんでした。PC版の8を発売していたローカス社もゲーム事業より撤退しており、コンシューマへの移植もされていないためウィザードリィ8で遊ぶことは、かなり困難になっています。

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 ウィザードリィ?&?コンプリートの発売元は、あのDATA EAST社。数々の名作、奇作を送り出してきた、このデコ社も今はもうありません。


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 Windows版であるWizardry Goldは入手しがたいため、今となってはPC版の7を遊ぶためには、最も現実的と思われるのが、ウィザードリィ・コレクション版。PC-98版の1〜7までをエミュレータを使ってWindows上で動かしています。8は、これにも未収録。もっとも販売元が前述のローカスのため、これも入手困難になってます。

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 ウィザードリィの権利関係は、カナダSir-tech社より日本の会社が取得しているそう。ここがリメイクしてくれないと、新ウィズ関係は止まったままになってしまいます。残念ながら、新作は日本オリジナルのウィズばかりというのが現状のようです。せめて8まで入れた、ウィザードリィコレクション・コンプリートは出せないものでしょうか。ウィズ6は、アスキーのPC-98本甦る98伝説に収録されたため、まだ遊べる余地もあるのですが。

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 攻略本。攻略本を見ても解けないといわれるほどの、膨大な謎、データ、ゲームバランスのため、公式ガイドブックは完全攻略編とデータ編の2冊組み。左側の普通の厚さの攻略本では、なかなか最後まで行けないと思います。

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 セガサターン版では、無茶なことに攻略本も2本まとめて。正解ルートのみ記してある、フローチャートみたいな作りになっています。

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 ウィザードリィ・コレクション版には、攻略本は無いと思われますが、近いのが書籍版ウィザードリィ・コレクション。Apple II版の1〜5の攻略と、Apple II版エミュレータ用イメージファイルが収められています。残念ながら、こちらもローカス発行のため絶版。

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 ここからは、ウィザードリィの歴史。ファミコン版1〜3とSFC版5は、遠藤雅伸氏率いるゲームスタジオ製作のアスキーより発売されました。アスキーは、PC-88、98などの国産PCへも移植を手がけていましたが、残念ながらこの会社もありません。

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 こちらも同じ布陣で作られたGBC版。ゲームスタジオは、SFC版1〜3も手がけています。バンダイよりWS版が発売されたことも。

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 ということで前述のロード過多&重い&遅いことに加えて、オリジナルでは6よりキャラクターをコンバートすることが前提のゲームバランスになっているものを、6が出ていないプレイステーションに、そのままデータを移植している仕様(PC版は、調整されている)のため、大変遊びにくくなっています。絶妙なゲームバランスがウィズの売りの一つだったのですが、そうとう難しい微妙なゲームバランス。正統派ファンタジーだった6までと比べても、宇宙へと飛び出し、ライトソードや銃なども登場し、ダースベーダーみたいなラスボスと戦うなど、B級SFの世界観になったのも、不人気の一因だと思われます。

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 とここまで書いてきて、個人的にはシリーズ中でも最も好きな作品で、これまで経験した全RPG中でも1、2という位置付けです。理由はいくつかありますが、惑星ガーディアにはアストラルドミナを狙ってダークサーバント(暗黒の科学者)、ティーラング(エイリアンのような種族)、アンパニ(サイのような種族)が訪れています。これに加えて、ゴーン(戦士、侍系)、ダーン(魔術師系)、ムンク(モンク)、ラットキン(盗賊、忍者系)、ヘラゾイド(バルキリー)という原住民の種族がいます。かれらは、それぞれ軍隊組織を持っており、対立していたり戦争状態にあるなど、複雑な関係を持っています。これら、登場する種族それぞれに拠点となる町があり、ゲームの中心となるニューシティへは全ての種族が集まっているなど、シリーズ中で最もスケールの大きな世界観を誇っています。

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 プレイヤーのパーティは、これらの種族の助けを借りたり、裏切ったりしながら、目的のアストラルドミナを探索していきますが、基本的に道順やクエストの順序は決まっておらず、かなり高い自由度を持ちます。それぞれの種族にはキーとなるNPCがおり、その中でも何人かは最終目標を求めて、プレイヤー同様に探索を行っています。プレイヤーの知らないところでNPC同士の戦いが行われ死んでいたり、プレイヤーがたどり着いたときには、宝物がすでに他のNPCに奪われた後だったりします。これによってシナリオが変わってくるなど、現在のオンラインゲームにも似た自由度の高さと、スケールの大きさを誇っています。また、ゲームバランスが微妙で難しいとも書きましたが、6〜8中で唯一1人旅が可能になってるなど奥の深さも持っていて、あのムラマサよりも強力な武器ケーンオブコープスなども登場します。

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 スケールの大きさと処理の遅さからシリーズ1〜6までを全部遊ぶのと変わらないくらい時間がかかるといわれています。私が遊んだ、最後の(その当時の)新作RPGでもあります。今となっては、このような作品はもう二度と遊べないでしょう。

参考:Wiki ウィザードリィ、ウイザードリィのシリーズ一覧の項、ウィザードリィ・コレクション書籍版/ローカス・ウィザードリィ7 ガーディアの宝珠を攻略するページ

キャプテンシルバー CAPTAIN SILVER・データイースト/セガ

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 キャプテンシルバー CAPTAIN SILVERは、1987年にデーターイースト社より発表されたアクションゲーム。写真は、88年にセガより発売されたセガ・マーク?版。

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 元ネタは、言わずと知れたロバート・ルイス・スティーヴンソンの宝島に出てくるジョン・シルバー(John Silver)だと思います。設定は、ジム青年(小説・宝島の主人公と同名)を操作して海賊と戦いながら南洋の島に眠るキャプテンシルバーの財宝を探すというもの。今の時代でしたら、パイレーツ・オブ・カリビアンかワンピースのイメージで作られるのでしょうが、チェルノブを作ったデーターイースト作品とは思えない、文学の香り漂う格調高い設定になっています。

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 マーク?版パッケージのイメージイラストも海洋ロマンを思わせる世界文学の挿絵みたいな感じですが、海賊船らしきところに、原住民みたいな男がまぎれ込んでいたり、アラビアンないでたちの大男がいたり、かもめが飛んできたりと、どこかカオスの香りを漂わせます。

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 パッケージ。マーク?用ソフトは89年で製造を打ち切られているため、かなり後期のもの。(ほぼ)セガ一社のみで供給されていたため、初期のものと変わらずさすがにフォーマットは統一されています。

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 ゴールドカートリッジといいつつ、黒のロムカートリッジ。白も多かった。

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 ゲームは横スクロール型の魔界村のようなアクションゲーム。主人公の武器は剣で、妖精を取るごとにパワーアップをして衝撃波を放てるようになります。最初のステージは、中世ヨーロッパの町が舞台、そこからボートを使って海賊船に乗り込み、南洋の宝島に渡って洞窟を抜け、キャプテンシルバーの亡霊が守る財宝へと辿り付きます。BGMにグリーグ作曲の「アニトラの踊り」「山の魔王の宮殿にて」が用いられており、特に最初のステージでは、絵本から抜け出したようなファンタジックで幻想的な中世ヨーロッパの町並みが印象的です。

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 とここまでは、なんだか格調高い文学の香りがするファンタジー世界なのですが、そこはデーターイースト。なんだかよくわからないけど怪しい空間を作り出しています。最初のステージに出てくる雑魚は狼男、ハメルーンの笛吹き男、魔女、ジャックランタン、猫、こうもりと、海賊にどこが関係するのかわからない脈絡の無さ。南洋のステージに渡ってからは、カモメにトビウオ、カニや原住民、黒ヒョウなどなど、選択の基準が良くわからない敵が主人公目がけて襲ってきます。

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 こちらは、ゾルゲ市蔵氏の謎のゲーム魔境。4ではついにデーターイースト(とビック東海)で一冊本を作ってしまいました。

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 ゾルゲ氏のキャプテンシルバー評−20点。ちなみにセガ・マーク?だけではなく、FCにも移植されています。

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 実は、マーク?版は意外に出来が良い。サイクロプス(Cyclops)やドラゴンなど、オリジナルのボスが追加されており、ハリーハウゼンテイストも盛り込まれています。後期のため、2メガにFM音源対応と無駄に豪華。

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 セガ・マーク?までは、ほとんどセガ一社のみでソフトを供給しており、サードパーティという考えはあまり無かった模様。後期になって、ようやくバブルボブル(タイトー)、Rタイプ(アイレム)、覇邪の封印(工画堂スタジオ)、イース(日本ファルコム)、ダブルドラゴン(テクノスジャパン)など他社作品がセガの手により販売されましたが、時すでに遅し。登場時には、スペースハリアーやアフターバーナー、アウトランなど体感ゲームを次々と移植するなど、8ビット機とは思えない輝きを見せたセガ・マーク?ですが、ひっそりと消えていきました。それにしても、なんでキャプテンシルバーだったんでしょうか。

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 ということで、世界観も開発意図も、マーク?に移植された経緯もよくわからないカオスな海洋冒険ファンタジー・キャプテンシルバー CAPTAIN SILVERでした。

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参考:Wiki キャプテンシルバー、ジョンシルバー(宝島)、セガマーク?のゲームタイトル一覧、謎のゲーム魔境4/ゾルゲ市蔵
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