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頭文字D(Initial D) THE MOVE・ギャガコミュニケーションズ

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 頭文字D THE MOVIEは、2005年に公開された香港製作のカーアクション映画。

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 原作は、言わずと知れたヤングマガジン誌に連載されていたしげの秀一氏の漫画。1995年より連載が開始され2013年に全48巻をもって完結した。アニメーションが地上波で2作、CS放送で2作、劇場版1作、OVA5作と、今もって根強い人気を誇る作品。ゲーム化もアーケード、コンシューマーを含め数多くなされている。この原作は、香港、台湾を始めとするアジア圏でも広く人気を得ており、香港、台湾、日本人の若手俳優をそろえて香港映画で実写化された。

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 主演の藤原拓海役には、アジア圏で広い人気を誇る台湾人の歌手・周 杰倫(ジェイ・チョウ)。日本からは、茂木なつき役で鈴木杏が出演している。他の役者さんも、中華圏では有名な方が揃っているらしい。

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 左から高橋涼介、中里毅、須藤京一役の役者。香港、中国では記録的なヒットを飛ばし、香港と中国に加えマレーシアとシンガポールでも興行収入1位を記録した。原作国の日本での評価は、微妙な感じでアマゾンで★★★くらい、映画評サイトでも60点くらいの評価となっている。日本での評価が微妙なのは、映画のキャラや設定などが微妙に原作とずれている点。香港映画にありがちなコメディ要素も入っており、製作者側との文化の違いに違和感を感じるところだろう。

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 ただ設定だけ使って台湾辺りの若者の青春群像を描いたパチ映画などではなく、オール日本ロケで、CGは使わず日本の高橋レーシングの手により峠のシーンは作り上げられている。アジアの有名俳優を使い、制作費は1200万ドル(13億円)と立派な大作映画。中華圏全体が市場なので市場が広い事と、アクション映画では香港映画の方がやはり上。主演の周 杰倫(ジェイ・チョウ)は、プライベートではフェラーリに乗っているそうだが、映画で使った86が欲しかったが譲ってもらえず、オークションに参加して競り落としたそう。しかも競りの相手は父役の黄秋生(アンソニー・ウォン)で、価格は51万元(約700万円)だとか。原作に対するリスペクトはちゃんとなされている。

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 元の映画では、広東語が飛び交う様が更に違和感を深めていたらしいが、日本では主に吹き替えで公開された。

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 ジャケットの裏が86の運転席になっているという凝り様。

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 なんだか良くわからないが、下敷きみたいなものが付いてくる。マウスパッド?

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 原作ファンが受け入れられないのは、友人の武内樹役がかなり原作とはかけ離れていること。シルビアを駆る池谷が出ないので、樹と池谷を足して2で割ったようなキャラの設定で、しかも原作では2人がバイトするスタンドのドラ息子になっている。樹役の杜汶澤(チャップマン・トウ)は香港のコメディアンで、ジャッキー・チェンの映画に出てくるようなこてこての香港コメディ映画のノリ。日本人には絶対いないだろうというキャラ。また黄秋生(アンソニー・ウォン)が演じた父親の文太も原作とはキャラが変わっており、ここいらが受け入れがたい点のよう。高橋兄弟も兄の高橋涼介しか出てこない。ただし、CGを使わず実写で再現された峠でのバトルシーンは見事な出来で、原作の溝落としやガードレールぎりぎりを避けて通るドリフトなどが再現されている。また原作前半の山場であるレース用エンジンへの積み替えもちゃんと入っている。

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 原作の初期のエピソードを映像化しているが、膨大なエピソードや登場人物を1時間40分に収めるためには設定の変更や省略化も止む得ないし、脚本としても丁重に原作のエピソードを拾っていきながら、かなりよくまとまっている(そもそも日本人が実写化したものでさえ、原作を改変したものは多い)。アンソニー・ウォンの文太キャラも外見的には似ていて、映画のアクセントにはなっていた。以前紹介した、ハリウッド製のワイルドスピード3よりは、全然違和感ない日本が再現されています。

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 映画を見て思うのは、この95年頃から2000年代初めに掛けては、スポーツカーも人気があったし、MT車も選べるほどあった。安い中古車も豊富だったので、若者がここに登場する車に乗って峠を走る設定にも無理が無かった。原作やアニメ作品、ゲームなどは依然人気があるけど、現実はエコカーとワゴン車ばかりになって、スポーツカーはあっても高価、MT車はもう事実上選択が不可能なほど限られてしまっているなど、随分と活気がなくなりました。

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 ブックオフにて250円で入手したので(アマゾンだと70円から出てる)レビューする気になりましたが、期待してなくて(台湾あたりのパチもの映画だと思ってた)敷居が低かった分、かなり良い作品でした。星★★★★で、お勧め。

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参考:Wiki 頭文字D、頭文字Dの登場人物、周 杰倫(ジェイ・チョウ)、黄秋生(アンソニー・ウォン)、杜汶澤(チャップマン・トウ)の項、Blog版香港中国熱烈歓迎唯我独尊

ドリーム50・ホンダ純正マフラー

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 ここのところ微妙に忙しく間が開いてしまいました。たまたまお昼より時間が取れたので、久々の更新。バイクと雑記の小ネタ。

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 寒い時期になると、どうしても放置ぎみになってしまいます。一応屋根つきで露天駐車ではないのだが、しばらく放っておくと雨風や埃などでくすんでしまう。

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 太陽光の関係もあって、光の弱い冬場ではあまり綺麗に写らないということもある。とりあえず埃を水拭きで落とします。

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 車でもバイクでも同じですがあんまり置いておくと、ガソリンが腐ったり、キャブが詰まったり、タンク内が錆びてしまったりと碌な事はない。そろそろ復活させます。

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 とりあえず小ネタが届きましたので、それをやります。

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 ドリーム50用のホンダの純正マフラー。中古品で7,800円ほど。送料も込みで10,000円ほどでした。現在では廃版になっているかもしれませんが、新品だと15,000円×2本くらいの価格のもの。

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 オークションだと一本だけというのが結構多くて、またこのメッキが以外に錆に弱いのか、綺麗なものが2本出てくるということは少ない。たまに2本で10,000円程で出ると入札が入って13,000円〜15,000円程度にまで上がってしまいます。それで、何回か入札をしては見送りました。仮に10,000円で落とせたとしても、それプラス送料ですから、この価格はかなりお買い得なもの。中古パーツショップより入手。

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 本体は、ほぼ新品といってよいほど綺麗。

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 このマフラー一番のネックである排気口のフランジ部。ここは熱が加わるため、使用状況の悪い中古品だとほぼ錆びています。

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 この綺麗さ。中古品としては、充分合格レベル。

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 磨かない状態でも、触るとメッキに指紋がついて曇るくらいなので、ネバダルで磨いてやれば綺麗になると思います。

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 ただ、この価格の中古品なので完璧とはいきません。両パイプエンド部に傷が入っている。ここは、メッキスプレーか耐熱スプレーで誤魔化すしかない。

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 このマフラー純正ですが2本出しで、特に特別仕様の耐熱ブラック塗装されたものは、デザイン的にもかっこいい。メッキは、錆びると補修の仕様がないので、実はやっかいでもある。

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 タケガワマフラーも入手済みなので、純正品はストックパーツ用とします。

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 ということで、春の息吹を感じつつのバイクパーツネタでした。

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ドラゴンクエスト?(DRAGON QUEST?) 悪霊の神々・エニックス

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 ドラゴンクエストII 悪霊の神々は、1987年にエニックスより発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム。

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 前作ドラゴンクエスト(86)のヒットを受け製作された、ドラゴンクエストシリーズの2番目の作品。前作の倍の容量を持つ1メガビット(約128キロバイト)のROMを採用し、マップの広さは前作の100×100に対して6倍の256×256の広さを持つなど、大幅にスケールアップした続編として登場しました。システム面でも、3人制のパーティを導入し、乗り物も追加されるなどパワーアップしています。売り上げは、前作の150万本に対し250万本とシリーズ第二弾にして、その後の国民的なブームを予感させるものになっています。

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 前作では、64キロバイトという容量の問題もあって、子供たちや初心者にRPGという遊びを知ってもらうため、コンパクトなマップに一人旅と大幅に簡略化がされていました。本作では、前作の100年後の世界となり、戦士(勇者)のローレシアの王子、魔法戦士のサマルトリアの王子、魔法使い(兼僧侶)のムーンブルクの王女とキャラは固定ですが、役割分担が導入されています。個人的には、86年当時に第1作目を遊び数年前に5、6、4と順不同でプレイしていました。ドラクエ最難易度と言われることもあり、どうにも手を付けづらかったのですが、最近遊んでみましたのでネタとして紹介します。

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 パッケージを開けたところ。この時点では、まだ復活の呪文でバックアップは導入されていない。内容の複雑さの割には、説明書もかなりシンプル。

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 当時の子供のわくわく感が封じ込められた、ある意味タイムカプセル。

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 ジャンプなどでバンバン煽ってましたので、有名な作品の続編として話題作には違いがないが、この時点では国民的作品となり、現在まで続くシリーズになろうとは想像できなかった。

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 後の勇者たちと比較しても幼くて可愛い感じ。プレイする対象の子供たちの年齢が反映されているのだと思います。その後の作品では、徐々に大人びた感じに。これもプレイヤーの年齢が徐々に上がっていったことを、映し出しているのでしょう。

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 こちらは、記念すべき第1作目。FC発のRPGとして、当時のPCには移植されていなかったが唯一MSXとMSX2だけは、1作目と2作目が発売されていた。その後は、エニックスがPCゲームからFCへと軸足を移してしまった。

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 いよいよ冒険の旅に出発!と、広大な冒険の旅へとプレイヤーを誘う。当時の子供がわくわくさせられたのもわかります。

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 購入待ちの行列など社会現象にまでなった第3作目。固定されたキャラが存在せず職業の概念や転職が導入され、先行していたPCのRPGのシステムがここでほぼ全て導入された。

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 章立てになっていたり、プレイヤーキャラ以外はAIによる戦闘と、ドラクエ独自のシステムが試され始めた第4作目。

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 Wiiに先行したとも言える、体感ゲーム剣神ドラゴンクエスト。

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 ドラクエ2の特徴として、その高難易度が上げられる。敵が強すぎたり、ヒントが少なくて謎解きが理不尽すぎたり。一作目が初心者向けに誰でも遊べるよう工夫されていたこと、その後の作品でもゲームバランスが調整され親切設計となっていったことからみても突出している。

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 ただし、この頃のRPGはヒントなしの理不尽な謎が普通であり、攻略情報も雑誌に頼るしかなかったので、半年とか1年とか解けないこともザラであった。また第1作目に続く続編は、エキスパート向けの高難易度になる傾向もあった。国産初のRPGといわれるザ・ブラックオニキス(84)では、続編のファイアークリスタルは魔法の概念を導入して超絶的な難易度になっていた。

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 ヒントなしの理不尽な謎がてんこ盛りのハイドライド(84〜86)。元ネタのひとつとなったドルアーガの塔では、ノーヒントで60階にも及ぶフロアの謎を解く必要があるなど、これ以上に理不尽だった。

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 PCのRPGの金字塔とも言われ40万本という驚異的なヒットとなったザナドゥ。続編のザナドゥシナリオ2では、これも超絶的な難易度となった。ドラスレjrことロマンシアのヒントなしの理不尽な謎解きも有名。またウィザードリィでも2作目は、エキスパート用のシナリオだったし、熟練プレイヤーに向けて挑戦状として出されたシナリオ4の理不尽さも有名だった。

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 難易度を上げているのは、マップが6倍になったわりには町の数が増えていないため町と町の間が離れていたり、ルーラがまだ自由に移動を指定できなかったり、敵のバランスが全体的に厳しめだったりする点。ヒントも少なく、船を手に入れてからは飛躍的に自由度が増し、どこに行って何をすればよいか分かり難くなっている。また、どこでもセーブのできる現在と異なり、長い復活の呪文を必要としたことも、その難易度に拍車をかけていた。特にロンダルキアへの洞窟などは、あちこちに落とし穴が設けられ、無限ループもあって厳しい。しかし、前述したようにこの当時のRPGとしては普通の難易度であり、1作目で慣れたプレイヤーに向けて第2作目がエキスパート用になることも普通だった。

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 プレイをした感想としては、まだ2作目ということもあり、堀井節ともいわれる独特の世界観や演歌的とも言われた感動のシナリオの度合いも少ないため、ひたすら冒険をして謎を解き、アイテムを集めるというスタイルが、この当時のRPGを思い起こさせてくれて、広大な世界を冒険(旅)しているという気分になれて好ましいと感じる。この後のシナリオでは、町に到着するとイベントが起こり、近くの塔やほこらで解決をして、次の町へ向かうという(迷いにくい)一本道のスタイルになったので、自由にあちこちを探索するスタイルが楽しい。まあ、最もロンダルキアへ到着したはいいが、ハーゴンの神殿(ラストダンジョン)にまだ入れていないんだけど。

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 ということで、ドラクエ史上屈指の難易度を誇るといわれる硬派なシナリオ、ドラゴンクエストII 悪霊の神々でした。

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参考:Wiki ドラゴンクエスト、ドラゴンクエスト?悪霊の神々、ドラゴンクエスト?そして伝説へ、堀井雄二の項、D-navi.ドラゴンクエスト2完全攻略

デジコムフットボール・エポック社

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 これは、デジコムシリーズの一つとして発売されたエポック社のマイコンゲーム・デジコムフットボール。

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 LEDを使用した電子の野球ゲームとしてデジコム9が1979年頃に発売され、その後78年頃からのブームを受けて、80年に電子ゲーム版のインベーダーとなるデジコムベーダーがヒットを飛ばしました。その後、エポック社の電子ゲームはLEDや蛍光表示管を使用した大き目のデジコムシリーズと、液晶携帯サイズのポケットデジコムという2つのシリーズで展開されてゆきます。これは、そんな頃にラインナップに加わったスポーツを題材としたもの。

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 アメリカン・フットボール(アメフト)が、題材ということでアメフトのフィールドを模したスクリーン。日本では、馴染みの薄いスポーツですが映画などではお馴染み。

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  1人でCPU戦も可能ですが、スポーツゲームにはお約束の対戦プレイも可能。ダウン&フィールドボタン、スコア&タイム表示ボタン、パスボタン、キックボタン、プレイヤーを動かすランニングボタンなどが配置されています。こちらは、攻撃(オフェンス)側。

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 こちらは、守備(ディフェンス)側。電源スイッチ、1人/2人用選択スイッチ、プロ/アマ用選択スイッチ。電子ゲームのプロというのもなんだか嫌ですが、何故かこの頃はレベル選択でこうなっているものが多かった。

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 ゲームは、キックされたボールを受ける側が先攻(オフェンス)となり、ボールをキャッチした攻撃側はボールを1ヤードでも前に進めようとし、後攻(ディフェンス)側はそれを阻もうとして攻防を繰り広げます。日本人には、馴染みのないスポーツのため、ルールもなかなか理解しにくい。電子ゲーム化する際に簡略化されたり、記号化されたりもしているので、余計に分かりにくい。遊び方を理解するには、こちらの取り説が必須になります。

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 スイッチを入れることでプレーボール。表示されているのは、お互いのスコア00と残りタイムの15.00分。

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 キックボタンを押すことでキックオフとなりゲーム開始。

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 表示されているのは、キックの飛距離。

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 攻撃側、守備側に分かれてフォーメーションを組みます。

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 ランニングボタンを押すことで、タックルしてくる敵をかわしながらのランニングプレーができる。キックボタンで、キッキングプレイも可能。ただしキッキングを行うと攻撃権の放棄になり、攻守交替となる。

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 パスボタンを押すことで、一気に距離を詰められるパスプレーも可能。そのままタッチダウンとなる可能性もあるが、途中でボールを取られてしまう可能性(インターセプト)もある。

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 表示されているのは、ダウン数、フィールド上のボールの距離、フレッシュダウンまでのヤード数。

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 残り時間とお互いの得点表示。と、このような感じでキャラクターとボールの表示、得点やヤード数などの数値が交互に表示されながらゲームが進行していきます。

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 数字と記号的なキャラのおかげで何のことか分からなかったかと思いますが、どうにも取っ付きにくい。電子ゲームの購買層である子供なら尚更。70年代頃は、現在と異なり日本でもアメフト人気があったというわけでもなさそうなので、やはりこれは海外向けのものの国内版でしょうか。海外では、アメフトのゲーム化も結構されているようですが、国内だとアーケード、FCともにアイレムの10ヤードファイトしか思いつきません。

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 やはりこの時期だと、デジコムといえばこれしか目に入らなかったよう思います。インベーダーを尻目にアメフトを買う子供がいたら、渋すぎて逆にかっこ良過ぎてなんか嫌。

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 今だと違うかもしれませんが、この頃だと国内のスポーツ人気は、圧倒的に野球で次にサッカーの順。バスケやバレーをすっ飛ばして、アメフトに行っちゃうクールさがなんとも言えない。これら以外だとアメリカでは何故かアイスホッケーが人気で、電子ゲームやビデオゲームも結構出ていたりします。

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 アメリカのスクールカーストでは、ヒエラルキーの頂点に位置するのがジョック(Jock)と呼ばれるスポーツ万能で社交性に富むもの。多くの場合、映画などではアメフト部などとして描かれています。女性の場合は、チアリーダーとして描かれるクイーン・ビー(Queen Bee)。ということで、あちらでは徹底した花形スポーツであり、憧れの対象なんですな。これに相対するのは、ナード (Nerd)と呼ばれるスポーツ以外のことに打ち込むもの。コンピュータなどのおたくギーク(Geek)や、ガリ勉のブレイン(Brain)。甘酸っぱい青春映画などでは、こちらが主役となることも多い。

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 ということで、紹介もなかなか大変で説明書を見ながら四苦八苦のエポック社のマイコンゲーム・デジコムフットボールでした。

参考:デジコムフットボール取り扱い説明書/エポック社、Wiki スクールカースト、ジョック、ナードの項

とどろけ!一番/のむらしんぼ・英知出版(トラウママンガブックス)/小学館

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 これは、2002年に英知出版よりトラウママンガブックスとして出版された、とどろけ!一番 上巻 激闘!!模試裏技バトル篇。

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 とどろけ!一番は、1980年から1983年にかけてコロコロコミックスに連載された漫画。原作は、つるピカハゲ丸ののむらしんぼ氏。ジャンルは、後にも先にも類を見ない空前絶後の受験バトル漫画。物語は、進学塾の名門である大日本進学塾に入学した小学5年生の轟 一番(とどろけ いちばん)が、常仁財閥の御曹司であるライバルの常仁 勝(つねに まさる)や数々の受験戦士たちと、テストの勝敗をかけてバトルを繰り広げるというもの。

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 復刻された大人のコロコロコミック、熱血!コロコロ伝説VOL.3では、藤子不二夫A氏の怪物くんとともに、この時期の看板作品として登場。

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 のむらしんぼ氏の作品としては、アニメ化までされたつるピカハゲ丸と比べると知名度こそ劣るものの、作品の持つパワー、熱さでは優っていた。

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 元々は、ゲームセンターあらしのヒットを受けて、格闘技ではないジャンルのバトル漫画+必殺技というフォーマット(表現方法)を使って、全く新しいものをということで生み出された作品だったらしい。ゲームセンターあらしは、コロコロ誌で79年より連載が開始され83年まで掲載された。最初は、ゲームセンターの勝負であったが、だんだんスケールがでかくなり、特設スクリーンを張った競技場から果ては宇宙や異次元空間までを使ってTVゲームのバトルをするという漫画だった。

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 あらしの売りは、出っ歯の小学生石野 あらしが、数々の超人的な必殺技を持っていたこと。手をマイコンの処理速度より早く動かすことで、自機をワープさせる炎のコマ、逆立ちや宙返りをしながらプレイをするムーンサルト、腕を擦り合わせて電気を起こしマイコンを狂わせるエレクトロニックサンダーなど、原理は一応説明されているものの、よくわからない派手な技を駆使して、超人的なゲーム戦士たちをバトルを繰り広げた。

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 ゲームに続いて選ばれた題材は、テスト、受験。先行する受験作品としては、受験をギャグにした東大一直線があったが、漫画にしにくい題材をバトル漫画としたことが画期的だった。

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 最も基本的な技として、答案二枚返し。左右の目で設問と問題文を同時に読み、左右別々の手でに解答を記入していく。

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 手を高速に動かすことで見えないほどのスピードで解答を記入してゆく、ゴッドハンド。左右の手を使うダブルゴッドハンドという応用技もある。ゲームセンターあらしの炎のコマに相当する基本の技。

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 ジャンピングダブルゴッドハンド。ムーンサルトに相当する大技。必殺技の特徴として、受験勉強の内容そのものではなく、解答を早くこなすということに特化している。そのため、特訓も体を鍛えるものが多い。学力そのものは、授業中の火を噴くような集中力に拠っている。

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 四菱ハイユニマグナムショット。ライバルの不正を見抜いたり、妨害をかわす時などに使用する。一番は、書いても磨り減らない四菱ハイユ二というまぼろしの鉛筆を使っており、その芯は鋼鉄よりも強かった。

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 上記の応用。四菱ハイユニ時間差ミサイル。背景が宇宙になっているが、一番はあらしのように実際の宇宙や四次元に行くことはなかったので、実際は教室や試験会場で鉛筆を投げている。

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 見えない魔球(鉛筆)を投げて試験を妨害してくるライバルに対し、四菱ハイユニで受けることで対抗した、四菱ハイユニ真芯受け。ライバルはプロレス技を使ったり、幻覚を起こさせる香水を使ったりと、なんでもあり。

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 結局のところ、一番は暗記や受験のノウハウなど学力ではなく、高速に答案を記入したり、鉛筆を高速で投げるという身体的な必殺技で勝敗を決する。冷静に考えれば試験会場で逆立ちをしたり、鉛筆を投げあったりと、普通では試験会場を追い出されるだろうが、そう読者に考えさせないところが熱い。ということで、今ではネタ漫画扱いされていることも多い作品ですが、漫画としてはその熱さと馬鹿馬鹿しさが実に楽しい作品だったよう思います。ちなみに、連載の後半ではこのままの熱さでボクシング漫画へと突入してしまった。

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参考:Wiki とどろけ!一番、のむらしんぼ、ゲームセンターあらしの項

ウルティマ? Ultima II the Revenge of The Enchantress ・Origin Systems/ローカス

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 ウルティマ? Ultima II the Revenge of The Enchantressは、1982年にOrigin Systems社(当初はSierra On-Line社)より発売されたウルティマシリーズの第2作目。

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 ウルティマ Ultimaは、ウィザードリィと並んでコンピュータRPGの源流とも言われている作品。製作者は、ロード・ブリティッシュことリチャード・ギャリオット氏。元々は、リチャード氏が高校卒業時の1979年に製作したAkalabethという作品が始まり。テキサス大学の在学中である81年に、シリーズ第1作目であるウルティマ?(Ultima I 〜The First Age of Darkness)が製作され、パシフィック・コンピュータ(California Pacific)社より発売されています。続けて翌82年に続編としてウルティマ?が作られ、Sierra On-Line(シエラ・オンライン)社より発売。83年には、前2作のヒットを受けてリチャード氏自ら設立したOrigin Systems社より、ウルティマ?が発売されました。

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 記念すべき第1作目Ultima I 〜The Originalより改題Ultima I 〜The First Age of Darkness。(後にアバタールとなる)勇者が、不死の宝珠により強大な力を持つ魔導師モンデイン(Mondain the Wizard)を倒し、ソーサリアに平和をもたらすという作品。

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 83年に発表されたUltima III 〜Exodus。魔導師モンデインとその愛人である魔女ミナクス(Minax)の落とし子とも言うべき謎の存在エクソダス(Exodus)により、再び危機に陥ったソーサリアを異世界から償還された勇者が救うという作品。ここまでが、暗黒時代(The Age of Darkness)と言われる前期三部作。

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 強大な敵を倒すことではなく、3つの原理と8つの徳を究めた徳の化身アバタールになることが目的と、大きな転換(飛躍)を遂げたUltima IV Quest of the Avatar。ここからは、啓発の時代(The Age of Enlightenment)と呼ばれる新シリーズとなる。

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 第2作目である本作では、魔導師モンデインの弟子であり、歳若い妻(愛人)でもあった魔女ミナクス(Minax)が復讐を開始する。彼女は、タイムゲートと呼ばれる時間を移動できる扉を使って、歴史に介入して2111年の大災害(全面核戦争)による世界の破滅を成し遂げる。これを阻止するために、幾多の時代と太陽系を駆け巡ってミナクスを倒す手がかりを探すことが目的となる。ワールドマップ上を移動して、町や城のアイコン上に止まるとそれぞれのマップが表示されるという、ドラゴンクエストやファイナル・ファンタジーを初めとするコンピュータPRGの基本の形が完成した作品でもある。

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 オリジナルは、Apple?で開発されSierra On-Line社より発売。日本では、1985年にスタークラフト社がApple?版を基にしたものを発売。その後の87年には、ポニーキャニオンに権利が移って、IBM-PC版を基にした綺麗なグラフィックのものが発売されています。ウルティマコレクション日本語版に収録されているのは、このIBM-PC版を基にしたPC-98版。

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 ウルティマコレクション日本語版マニュアル。

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 ウルティマコレクションでは、8つのゲームを収録しているため、紙の媒体としてのマニュアルには、説明書きが3〜4ページほどしかないという簡素さ。これだけ複雑で膨大な情報量を詰め込んだゲームなのに。

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 チャレンジAVG&RPGに掲載されているスタークラフト版。こちらは、当時15,000円近くした高価格なソフトであった。記号に近い簡素なキャラクターでApple?版が再現されている。当時のパッケージ写真と画面はこのような感じだった。

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 同じくチャレンジAVG&RPGに掲載されていたスタークラフト版のUltima III 〜Exodus。開発は、シンキングラビット社が担当して86年に発売された。FC版がポニーキャニオンより、ウルティマ 恐怖のエクソダスとして発売されたため、多くの人が体験したウルティマでもある。87年の第4作目からは、ポニーキャニオンに版権が移り、IBM-PC版を元にしたものが移植されたため、画面が綺麗になりぐっと現代的になった。この時にFC版が作られ、?〜?までも再びリメイクされて発売された。

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 オリジナルのApple?は、このような感じ。今見るとしょぼく見えるが、作られたのが1982年であり、リチャード氏がまだ学生の頃であったという事を考えると驚異的。国産RPGの代表格といわれるドラゴンクエストの実に4年近く前。この時点での国産ゲームでは、固定画面のアクション(シューティング)がほとんどで、物語性を備えたものや画面が4方向にスクロールするものさえあまりなかった。

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 今あらためて見ると、その後のRPGと驚くほどシステムが似ていることがわかる。この82年の時点で、すでにシステム的には完成していたんですね。しかも、パンゲア時代、1423 B.C.、2008 A.D.、2112 A.D.、伝説の時代という5つのワールドマップをタイムドア(ドラクエでいう旅の扉)により渡り歩き、終いには宇宙へと飛び出して、Mercury(水星)、Venus(金星)、Mars(火星)、Jupter(木星)、Saturn(土星)、Uranus(天王星)、Neptune(海王星)、Pluto(冥王星)、Planet X(惑星X)という9つの惑星を飛び回るというスケールの大きさ。乗り物として馬、飛行機、船、スペースシャトルが登場。もちろんそれぞれのワールドマップには、城や町、ダンジョンやタワーが存在します。まさにUltima(究極の)というにふさわしい作りとなっている。

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 ログインやBeepなどこの当時のPC誌では、最新アメリカRPG事情などと題してRPGの最先端的な扱いでよく紹介されていました。この時点では、PCゲームなどはまだまだあちらが本場であり進んでいた。その後、アーケードやコンシューマの分野では日本が追いつき、あちらの市場を席巻するという展開になります。

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 スタークラフトよりポニーキャニオンに版権が移った際に発売されたFC版。クソゲー扱いされることも多いが、元々の作品が子供向きではなかった。

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 良く出来た移植と評価の高いSFC版ウルティマ?〜偽りの預言者。この後のウルティマ? the Black Gateでは移植されたのはSFC版のみで、これも別物といわれるアレンジが施されているため、完全な移植作品は発売されていない。Ultima VIII ペイガンからは、Origin Systems社の親会社となったエレクトロニック・アーツ(Electronic Arts)社より発売されている。

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 第二作目のUltima II the Revenge of The Enchantressでは、すでにこの時点で5つのワールドマップと9つの惑星、馬、飛行機、船、スペースシャトルという乗り物が入っておりシステム的にはほぼ完成されていたが、その難易度、理不尽さとしてもUltima(究極の)と言えるものだった。まず初期ウルティマでは、レベルが上がっても能力値は上昇しません。HPは王様にお金を払って回復してもらう必要があり、その他の能力値は各地にある能力ごとに対応した標識を読む(Ultima?)、とある時代のある場所にいる人物に金を払って上げてもらう(Ultima?)、船を手に入れた後で渦巻きに飲み込まれてアンブロシアという大陸に行き、そこの4つの神殿で金を払う(Ultima?)という非常に面倒くさく手間のかかるもの。ウルティマ?では、1990 A.D.時代の北アメリカにある街のホテルカリフォルニアにて、ホテルの係りに金を払うことでランダムで能力値を上げてもらえます。これほとんどヒントもなく、なぜこの人?という疑問が沸いてきます。また町の外でモンスターを倒しても実入りが少なく、食料、装備、能力上げのためにお金をためることも、ほとんど不可能に近い仕様。この場合、食料や装備品は町で盗み、経験値は町の住人で稼ぐ(のがほぼ正解に近い)ということになります。

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 時空を超え世界を支配するなど、お師匠さんやその後の敵より強大な気がするミナクス(Minax)様。

 王様や町の住人などNPCに攻撃が出来るのは、海外製RPGを語るときに自由度が高いことの証しとして語られますが、そもそも町の住人を倒さなければ、船やスペースシャトルなどのクリアに不可欠なアイテムが入手できないという斬新さ。また9つの惑星が用意されていますが、行く必要があるのは惑星Xの一つだけ。宇宙へは、ミナクス城で必要になるバリアを無効化するアイテム入手のために行くのですが、町の人を倒した際にもこのアイテムを落とすため、そもそも宇宙へ行く必要すらないというわけのわからなさ。ちなみに各地にある塔やダンジョンにも入る必要がありません。ただ、そうはいっても5つの時代と9つの惑星を又にかけるスケールの大きさは、これ以後の作品では見られず、SF好きな学生が大風呂敷を広げたような大雑把で破茶滅茶な世界は、まさにUltima(究極の)の名にふさわしいものであったよう思います。?からは聖者になるため、盗みや殺人はご法度という正反対の仕様になったため、悪の魔導師(魔女)を倒すという勧善懲悪で豪快な世界観が余計によく見えるのかも知れません。当時、友達の家のPC-88でスタークラフト移植版の?と?をちょっとだけ触れて、ウルティマコレクションでIBM-PC移植版のPC-98版を少し遊んだだけで、クリアはしていません。それでも、個人的にはその頃の心のベストテン第一位こんなRPGだったりします。

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 ということで、源流にしてまさに究極のRPG、ウルティマ? Ultima II the Revenge of The Enchantressでした。こちらに、理不尽さとスケールの大きさを追体験できる攻略記事があります。

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参考:Wikiウルティマ、リチャード・ギャリオットの項、チャレンジAVG&RPG?/電波新聞社、Oh!FM-7 FM-7ミュージアム、ウルティマ攻略〜うるてぃまにあ、Metal Page メタルページ、ウルティマの歴史(MOON GATE)、ウルティマについて(T.Yach'sウルティマ・オンラインページ)

アドベンチャーノベルス THE SCREAMER ザ・スクリーマー・JICC出版局

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 こちらは、1986年にJICC出版局(宝島社)より発行されたアドベンチャーノベルス THE SCREAMER ザ・スクリーマー。

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 元ネタは、1985年にマジカル・ズゥ(ストラットフォードコンピューターセンター)より発売されたコンピュータRPGのTHE SCREAMER ザ・スクリーマー。これをJICC出版局が、アドベンチャーノベルスのブランドで、ゲームブック化したもの。ジャンルとしてはウィザードリィ型の3DRPGで、ファンタジーではなく核戦争後の近未来が舞台となる、この時期に流行したサイバーパンク+バイオホラーもの。

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 物語は、199×年に第三次世界大戦が勃発する。対戦終了後、荒廃した世界の食料危機に対応するために作られていた遺伝子工学研究所BIAS内で、中枢システムが暴走を始める。BIAS内では、放射能の影響や狂った遺伝子操作により、得体の知れない化け物が増殖し始めていた。一般人では近寄ることも出来なくなったBIAS内のモンスターを狩り、暴走する中枢を止める為に、政府より報奨金がかけられた。この金を目当てに各地より賞金稼ぎが、BIASのあるビーストシティ目指して集まってきていた・・・。

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 PC版のザ・スクリーマーは、キャラクターデザインに東本昌平氏を向かえ、パッケージは書籍をくりぬいた中にフロッピーが収められているという大変凝ったものでした。また、説明書の前半部分には60ページほどの東本昌平氏の漫画が入っていた。

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 とにかく世界観がしっかりと練り上げられた作品で、当時としても人気が高かった。戦闘シーンはアクションゲームとなり、謎解きもヒントが少なく理不尽なくらい難しいなど荒削りな部分も目立ったが、それでもかなりの支持を集めていた。電波新聞社のチャレンジAVG&RPG?でも取り上げられて、攻略が行われている。

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 こちらは、PC版のTHE SCREAMERのタイトル画面。

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 プレイヤーは、ビーストシティを訪れた賞金稼ぎ(スクリーマー)のひとりとなってBIAS内の謎に挑む。

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 ゲームブック版では、書籍という形態を生かして設定などが詳細に語られていて、独特な物語世界を構築している。イラストは、残念ながら東本昌平氏ではないが、3DCGの第一人者として知られる駄場寛氏。

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 主人公以外にも、8名の個性豊かなハンターたちが登場する。パンクスの国粋主義者、蛮刀で武装したネイティブアメリカン、冷酷な仮面の殺し屋、犬を連れたモヒカンの子供、鞭を持った女性ハンター、ヒゲのおっさん、侍などなど・・・。彼らとは、酒場やBIAS内で遭遇し、ヒントをくれたりアイテムを交換したりする。

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 ゲームブック版でも、他ハンターとの交渉や交流などはかなり再現されている。

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 遺伝子操作により産み落とされるBIAS内の生物。このグロさが売りの一つだった。この時期、大友克洋氏のAKIRAなどの影響でバイオだとか、世紀末だとか、核戦争後だとかいうネタが流行っていたのですね。

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 人間に寄生し、その体を操って攻撃してくるキャリーベイビーも再現。

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 こちらが、PC版の主人公。年齢:??歳、性別:男、性格:????と、プレイヤーがなりきる為に名前などは設定されていない。ゲームブック版では、軍隊に所属していたり、昔の顔なじみや随伴する女性がが登場したりと明確なキャラ設定がされており、3人称の視点で物語を読み進めていく形となる。

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 ゲームブックオリジナルの設定により、PC版とは異なるゲームブックの独特な世界観が作られていますが、おおまかな流れなどはPC版に沿っています。

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 このJICC出版局のアドベンチャーノベルスシリーズ、映画を題材としたり漫画やアニメを題材にしたりと、サブカルチャーに強かった宝島社独自の展開を見せていました。中でもアステカ、ウィル、ロマンシア、夢幻の心臓?、帝王の涙、ゾーク、ウルティマなど、当時のPCゲームを数多くゲームブック化していた。当時、PCは10〜20万〜専用モニターは10万〜という世界だったので、そう簡単には買うことが出来なかった。現在のように、仕事や通信の手段として使えるならまだしも、8ビット機はプログラムの練習用か、もっぱらゲーム用だった。このようなゲームブックで、PCゲームの世界に触れられるというだけでも意味があった。

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 このTHE SCREAMERのゲームブック、ストラットフォードコンピューターセンター自らが出したMIA版も存在している。そちらには、ゲームブック内に東本昌平氏の漫画が入っていた。これは、8,000円〜程度のプレミア価格となっており、なかなか手に入らない。JICC版は数が出たのか、1,000円以内くらいで入手することも可能と割り合い入手し易くなっている。

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参考:チャレンジAVG&RPG?/電波新聞社、REST IN PEACE THE SCREAMER、ザ・スクリーマーの世界

アドベンチャーノベルス Romancia ロマンシア・JICC出版局

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 こちらは、1987年にJICC出版局(宝島社)より発行されたアドベンチャーノベルス Romancia ロマンシア。

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 元ネタは、日本ファルコムより1986年に発売されたPC用ゲームのドラゴンスレイヤーJr.ロマンシア。コンピュータRPG・ザナドゥ(85)の大ヒットにより一躍スタープログラマーとなった木屋善夫氏の作品で、ドラゴンスレイヤーシリーズの第3番目の作品。ほのぼのとした外観とは裏腹に凶暴なまでの難易度をほこり、ザナドゥの大ヒットにより次作を期待して飛びついた当時のプレイヤー達を奈落の底に突き落としたという、そういった意味でも有名な作品でした。

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 ロマンシアは、ドラゴンスレイヤーシリーズということや外観からの印象とは少し異なり、ファンタジーRPGというよりは、謎解きがメインのアクションAVGに近いつくり。JICC出版局のアドベンチャーノベルスシリーズでは、その名の通りゲーム性よりもストーリー性を重視した作りで、ゲームブックにはお約束のサイコロを振った戦闘がないものもあります。そういった意味でも、このシリーズに合った題材であったと言えるでしょう。

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 物語は、平和な王国であったロマンシアを突然の災いが襲った。隣国のアゾルバの国王に異変が起こりアゾルバ王国は荒廃、モンスターが跋扈する事態となった。そんな中、ロマンシアの王女セリナ姫までが何者かにさらわれてしまう。旅の途中にロマンシア王国に立ち寄った、イルスランの王子ファン・フレディは、王の依頼によりアルゾバ王国急変の謎を解く旅に出発する・・・。

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 このゲームブックの最大の特徴は、ゲームの世界にあわせて物語のプロローグ、中盤の山場、エピローグ部分が漫画仕立てとなっていること。漫画は、後にりびんぐゲームなどで有名になった星里もちる氏が担当。カバー絵も星里氏の手によるもの。冒頭のプロローグ部分では、物語の経緯が語られる。

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 ゲーム途中の山場、セリナ王女の救出シーン。

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 物語が展開した後、パラメーター増減の指示があり、ふたたび指示された番号に戻る。

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 見事冒険をやり遂げたエンディング。PCゲーム内では語られなかった、セリナ姫とのやりとりなど、後日談もここで展開する。

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 ザナドゥやロマンシアの製作に携わったファルコムの宮本恒之氏監修ということで、原作を生かして細部まで良く出来ている。原作ではお馴染みの天界もイラストと、パラグラフ指示番号でこのように再現されている。

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 原作では、ヒントなしの理不尽な謎でプレイヤーを苦しめたアゾルバ城も再現。簡単な構造ですが、マップが付けられている。これ以外にも、マジックアイテムなども原作準拠で再現されている。

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 原作では、同じパターンの繰り返しでうんざりさせられた溶岩城。モンスターの攻撃を受けないよう豚になって進んだところ。

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 宮本恒之氏は、ザナドゥの公式本やドラゴンスレイヤーのゲームブックなども手掛けていた。星里もちる氏が、作中のイラストや漫画を手掛けることになった経緯はよくわからないが、86年にデビューし90年に青年誌に転じてハーフな分だけ、りびんぐゲームで人気を博しているので、デビューすぐ後のまだメジャーになる前の作品ということなのかも知れない。

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 こちらが、原作のPCゲーム版ロマンシア。幻想的なイラストに、凝りに凝った装丁。ザナドゥのすぐ後ということもあって、発売前には随分期待した。

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 PC版にもイラストや漫画が挿入されたオールカラーの説明書が付いていた。この時期だと、コピーですませたようなモノクロの簡素なマニュアルも多かった。この辺りを境にして、徐々に豪華なマニュアルや凝ったパッケージが増えていった。こちらは、MSX版なのでROMカセット。

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 X1シリーズ、PC-9801F以降、PC-8801mkIISR以降、MSX、MSX2版が発売されていた。コンパイル移植の東京書籍発売でファミリーコンピュータ版も存在する。後にアンバランス社より、オリジナルとアレンジ版が入ったWindows95/98版も出た。ドラゴンスレイヤーJr.の文字が見える。

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 マニュアルも漫画仕立て。マニュアル版の漫画は、ザナドゥの漫画やMSX版ザナドゥのパッケージ絵も手掛けていた都築和彦氏。ちなみにコンプティーク誌に連載されていた漫画版のロマンシアもあって、こちらは円英智氏の手によるもの。

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 マニュアルにヒントが記載されているが、ほとんどの理不尽な謎はノーヒントだったので、焼け石に水状態。むしろ漫画仕立てにすることで、世界観を広げることに一役かっている。

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 凝ったパッケージングや豪華なマニュアルなど、商品性を高める役割を果たしている。80年代初期の頃だと、カセットケースにコピーしたラベルと説明書を付けただけという手作り感溢れるものも多かったので、この辺りからゲーム市場が本格的に成立してきたということなのかも。ただコンシューマの性能が上がってくると、ゲーム市場の中心はそちらに移ってしまった。

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 ロマンシアの謎を解いた王子を疑心暗鬼に陥れつつ、理不尽な謎で純なプレイヤーを人間不信に陥れた伝説のゲームでした。

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 このゲームブック版ロマンシア、このようにとても魅力的な出来なのだが、アマゾンでも700円程度で手に入る。というか、高い金額で売られているのを見たことがない。ということで、ドラスレシリーズのファン、星里もちる氏のファン、ゲームブックファンの方であれば、ファングッズとしてお勧め。

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参考:Wiki ロマンシア、木屋善夫氏、星里もちる氏の項、ロマンシア取扱説明書/日本ファルコム、Dra-Sle-Labo(ドラスレラボ)、ソーサリアン情報室(ロマンシア攻略)

家庭用ゲーム機コンプリートガイド/山崎功・主婦の友社

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 こちらは、2014年の5月31日に主婦の友社より発売された家庭用ゲーム機コンプリートガイド。

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 少し前に携帯用ゲーム機コンプリートガイドという書籍も発売されており、その続編としての家庭用ゲームハード編。ここを見に来られる方には、すでにチェック済みかと思われますが、遅ればせながら入手しましたのでとりあえず紹介。

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 序章、最終章を入れて全7章に分けて、日本で発売された家庭用ゲーム機を網羅したカタログ本です。1972年の世界初のテレビゲーム機マグナボックス社のODYSSEY(オデッセイ)、75年の国産初のテレビゲーム機エポック社のテレビテニスから、プレイステーション4、Wii U、Xbox Oneまで、40年以上に及ぶ家庭用ハードの歴史を一挙に紹介してあります。

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 ゲーマー魂を刺激する唯一無二のビデオゲーム学術書。このような書籍は洋書だといくつかありますが、日本のものとしてはここまで詳しいものはかなり珍しい。家庭用ゲーム機とはいっても、コンピュータ史の一部分でもあるので、学術書という煽りもあながち大げさとは言えないかも。テレビゲームの歴史を紹介する場合には、ファミコンのインパクトがあまりにも強すぎるためファミコンの時点から語られることが多い。せいぜいエポック社のカセットビジョンとかトミーのぴゅう太とかその辺りからで、70年代後半に巻き起こったテレビゲーム(ポンテニス)のバブルを扱ったものは少ない。その頃だとゲーム誌もなく、子供の玩具という扱いだったため資料が少ないことも原因かと思われます。

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 裏表紙は、革っぽい意匠が施されている。帯のコピーもファミコンの思い出になってますな。

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 72年の世界初のテレビゲーム機マグナボックス社のODYSSEY(オデッセイ)。表現力は画面に生じされた光の光点を動かすのみで、オーバーレイを被せて遊んだ。オークションでも数回しか見たことない。

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 こちらは、レトロハードとしては超有名なGCE社のVectrex(82)。日本では、バンダイより高速船(83)として売られた。オークションでも3万5千円〜5万円前後はするかと思われます。

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 ファミコン前夜のエポック社のテレビベーダー(80)と、任天堂のレーシング112(78)。レーシング112は、日本製のハードとしては一番かっこよいのでは。

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 上から、ナショナルテレビゲーム、日立ビデオゲーム、東芝テレビゲーム。ファミコン前夜のテレビゲーム(ポンテニス)バブルがどれだけすさまじかったかを示すよい例。実際は、この頃にはゲーム誌も情報誌もないので、デパート等に行ってみて始めてその存在を知るといった程度だった。

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 こちらは、2000年にオークラ出版より発行された電子ゲームのカタログ本、電子ゲームコレクション70'S&80'S。これにもテレビゲームカタログはあるが、電子ゲーム本のおまけなので家庭用ゲーム機コンプリートガイドには及ばない。このようなニッチなマニア本は、絶版になると急激なプレミア化する。

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 ファミコンの全ソフトを紹介したファミリーコンピュータ1983-1996。ファミコンはさすがにメジャーなので、ファミコンプリートなどソフトのカタログ本が何冊も存在する。

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 ゾルゲ市蔵氏の謎のゲーム魔境。ゲーム魔境1では、カセットビジョンやバーチャルボーイなどマニアな定番レトロハードが紹介されている。ATARI特集となったゲーム魔境2では、ATARIの歴代ハードを紹介。これも例を見ないほどマニアック。

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 2010年頃にメディアパル社より発売されたアーケードゲーマーズ白書VOL.1とVOL.2。全て網羅されているわけではないが、アーケードゲームのカタログ本。1,000円ほどと入手しやすい割には、世界初のビデオゲームであるコンピュータスペース、PONGの筐体などマニアックな情報も掲載されていて良本。

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 こちらは、80年代のカタログや雑誌広告などで構成された80年代マイコン大百科。資料としては、2000年代に復刻されたチャレンジ!AVG&RPGに及ぶものではありませんが、ありそうでなかった一冊。

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 世界最初のパーソナルコンピュータApple?の情報を集めたApple? 1976-1986。Apple?の現役当時はたくさんの専門書や雑誌が出ていたと思いますが、こちらは2004年の発売とわりと近年のもの。

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 このようなエミュレータ本の中にも、全ソフト完全網羅などカタログ本として使えるものがある。FC、GB、SFC、MD本などが出ている。セガのカタログ本としては、メガドライブ大全なんてのもあった。

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 ゲームとは関係ないが、アオシマ社の合体シリーズなど歴代プラモを網羅したカタログ本、アオシマプラモの世界。このようなカタログ本は見ても楽しいし、資料(何の?)としても貴重。

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 ということで、この家庭用機コンプリートガイド1,200円ほどと安いこともあって、興味のある方には超絶的にお勧め。この手の本は、普通に売られている時は良いのですが、一度絶版になるとすぐにプレ値がついて入手困難になってしまいます。(お好きな方は)古本でも入手しやすい、このくらいのタイミングで入手されるのがベストかと思います。ちなみにこれは、帯び付き美品送料込み1,000円。

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参考:家庭用ゲーム機コンプリートガイド/山崎功・主婦の友社

タッチ・東宝/小学館

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 タッチは、1981年から1986年まで小学館の週刊少年サンデー誌に連載されたあだち充さんの漫画を映画化した作品。2005年に東宝の製作で公開された。

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 原作漫画は、いわずとしれた高校野球を舞台にした野球漫画の名作といわれる作品。映画のほうは、当時売り出し中だった長澤まさみさんを主演にすえたいわゆるアイドル映画になっています。共演は、上杉和也、達也を演じた双子の斉藤兄弟に、両家の親を小日向文世さん、吹雪じゅんさん、宅間伸さんが演じて脇を固めています。監督は、ジョゼと虎と魚たちの犬童一心監督。

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 物語は、上杉達也と上杉和也は双子の兄弟。スポーツにも勉強にも万能の弟の和也に対して、兄の達也は何事にもいい加減な性格だった。そして二人の隣には、幼馴染の浅倉南が住んでいる。「甲子園に連れて行って」という南の夢を叶えるため、弟の和也は野球部に入部しエースとして活躍を始める。しかし地区予選決勝に向かう途中で交通事故死をしてしまう。和也と南の夢をかなえるため、兄の達也にバトンは引き継がれた・・・。

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 テレビアニメは、1985年から1987年までフジテレビ系列にて放送され、全三部構成の101話。劇場版アニメでは、テレビ版を再構成して、こちらも全三部作として公開されています。オリジナルのテレビ版長編アニメ2作品と、実写版でドラマ化もされている。1981年から1986年までの5年間に渡って連載された、単行本26巻という作品を116分という2時間弱に収めるわけですから、元々かなり無理があります。またある意味、長澤まさみさんのための映画なので、主役が上杉兄弟から浅倉南へと変更されています。フアンの多い名作といわれる漫画が原作ですから、アマゾンやネット上の評価でも星★〜星★★★★くらいと、評価もばらばら。原作では、ゆるやかな時間が流れる独特な間(ま)をコマ割の余白で表現するような作風でしたが、劇場版では原作のエピソードを時系列順に並べた、超特急のダイジェスト版のような感じになっています。このため特に原作を期待して見た方からは、あまり高い評価は得られなかったようです。

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 ただ犬童一心監督は、長澤まさみさんを魅力的に見せるアイドル映画を作りたかったとインタビューに答えられているようで、もともとこのようなフアンの多い長編漫画を再現するという無理な方向ではなく、そちらの方に焦点をあてて作られているようです。そのような意味では、当時18歳の長澤まさみさんの魅力を切り取った刹那的な瞬間は、きちんと映像の中に収められているよう思います。

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 タッチといえば、岩崎良美さんが歌ったアニメの主題歌が有名ですが、これもカバーですが劇中のある瞬間に流れます。これがなくては、やはりタッチという気がしません。惜しむらくは、カバーではなく岩崎良美さんのオリジナルバージョンを使ってほしかったところ。演出のため、映画のポイントとなるシーンで一回限り流れるという方法をとったのでしょうが、映画のオープニングにオリジナルバージョンの主題歌を持ってきていたら、よりタッチの映画化という雰囲気が醸し出されていただろうという気はします。ちなみにこの楽曲を岩崎良美さんが歌うことになった経緯とは、アニメ版の監督がベテランの歌手にと譲らなかったからとか。結果的に曲はヒットし彼女の代表曲ともなったわけですから、先見の明があったということなんでしょうね。

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 喫茶南風や犬のパンチなど、原作の再現もかなり力が入っています。特に原田正平役のRIKIYA氏がいい味出してる。ただ夏の高校野球を題材とした作品なのですが、映画の撮影された時期は春先。夏の甲子園特有の汗や日差し、高い空などはあまり感じられません。ここが再現できていれば、青春映画としてもう少し評価も高かっただろうとは思います。

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 こちらは、少年サンデー最大の発行部数を記録した1983年時の連載作品を再掲載して、2009年に発行された少年サンデー1983「ぼくらの青春」永久保存版。

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 やはりこのときのメインは、タッチとうる星やつら。あだち充氏の伊集院光氏との対談も納められている。

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 これは、作家さんがそれぞれ一番好きな回を選んで掲載する趣旨となっていますが、あだち氏はあえてなにも事件が起こらないエピソードを選んでいる。原作の方も、大半は何もおこらないゆるやかな高校生活の中を、ゆっくりとストーリーが進んでゆくというような作品だった。

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 この長い話を2時間弱に纏め上げた脚本はなかなか健闘していると思うし、主演の長澤まさみさんは、浅倉南の雰囲気を充分再現できていると思います。東宝が力を入れて製作し、小学館、日本テレビと大手が組んで作られた作品なので、一定レベル以上の水準はクリアされていると思います。

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 というわけで個人的評価は、タッチの実写映画化として見ないで考えた場合で星★★★。岩崎良美さんのオリジナル主題歌をオープニングに持ってきて、夏の甲子園の暑さが再現できていれば、青春映画として星★★★★といったところでしょうか。

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参考:Wiki タッチ(漫画)の項、少年サンデー1983「ぼくらの青春」永久保存版/小学館

スーパーマンリターンズ Superman Returns・ワーナー・ホーム・ビデオ

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 スーパーマン リターンズ(Superman Returns)は、2006年に公開されたアメリカ映画。マーベル・コミックと並ぶ二大アメコミ出版社のDCコミックに掲載された、アメリカの古典的ヒーロー・スーパーマンを映画化したもの。

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 アメコミを代表するキャラクターだけあってスーパーマンの映画化、テレビドラマ化、アニメ化は何度も行なわれています。この作品の最大の特徴ともいえるのが、クリストファー・リーヴ主演の1978年のリチャード・ドナー版のスーパーマンと、その続編のスーパーマン?冒険編(80)の続編ともいえる内容だということ。これは、監督を務めたブライアン・シンガー氏(65年生まれ)が、熱烈なこのリチャード・ドナー版のスーパーマンのファンだったということから、このような形になったようです。そのためスタッフやキャスト名が残像を残しながら流れる1978年版のオープニングが再現されていたり、おなじみのジョン・ウィリアムズのテーマ曲が使われるなど、あちこちにオマージュがちりばめられています。

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 物語は、スーパーマンが故郷の星クリプトンの残骸が発見されたことを聞いて、ロイスと別れ1人で旅立ってから5年後。恋人であったロイスは、一児の子を持つ母となり、婚約者までもいた。そして彼女は「なぜスーパーマンは必要ないか?」という記事でピューリッツァー賞まで受賞していた。そんな中、釈放されたかっての宿敵レックス・ルーサーの新たな大犯罪計画が実行されようとしていた・・・。

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 コメディ要素が強くなったスーパーマン?電子の要塞や、予算不足からB級っぽさがにじみ出ていたスーパーマン?最強の敵はなかったことにして、冒険編の5年後からという設定になっています。舞台となる架空の都市メトロポリスや、仮の姿であるクラーク・ケントの勤務先デイリー・プラネット新聞社もそのままに、恋人ロイス・レーンや宿敵レックス・ルーサーとの関係性もそのまま。とはいえ、78年の映画から実に30年近くが経過しています。しかしスーパーマンを演じたブランドン・ラウスが、クリストファー・リーヴ版スーパーマンの面影を実に見事に再現。ジーン・ハックマンが演じたレックス・ルーサーも、ケヴィン・スペイシーの怪演によって風貌は似ていないのに完璧といえるまでに雰囲気を再現していて、30年近く前の映画の続きだというのに、錯覚を覚えるようにすんなりと入っていけます。

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 この映画が公開されていた当時は、今更スーパーマン映画でもないかな〜という思いから劇場まで見に行くことはありませんでした。多くの観客が感じたであろう、今さらスーパーマンの映画でも・・・という問いが、そのまま“なぜスーパーマンは必要ないか?”というルイスの記事とともに、映画の中でも主要なテーマとなっています。帰ってきたスーパーマンは、クラーク・ケントとして元の職場に復帰しつつ、ルイスにすでに子供がいることに軽い失望を覚えながらも、スーパーマンがスーパーマンたる理由として、ひたすら実直に人助けに励みます。墜落するジャンボ機を救う前半の見せ場から、しまいには大陸を持ち上げてしまうという、(Drスランプ)あられちゃんやイデオン並みの馬鹿馬鹿しくなるほどの超人っぷり。一作目でも地球を逆回転させて時間を戻すとかやっていましたので、この超人ぶりもある意味お約束。スーパーマンとは、アメリカ人にとってキリストのメタファーでもあるみたいなので、やはり彼らにとってスーパーマンは必要なのでしょう。

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 帰ってきたスーパーマンを演じたブランドン・ラウス。この人ポスターやスチール写真では、細く見えてあまりスーパーマンっぽくないのだが、実際の映像では実によく雰囲気がでている。

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 レックス・ルーサーを演じたケヴィン・スペイシー。ジーン・ハックマンもその演技力によって、大物なんだか小物なんだかよくわからない、煮ても焼いても食えない悪役をどこかコミカルに演じていたが、この人の存在感も圧倒的。

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 今回の映画のネタ元となった1978年版のリチャード・ドナー版のスーパーマン。1作目、2作目は、同じくジョン・ウィリアムズが音楽を担当したスターウォーズと並んで、当時流行の兆しを見せていた特殊撮影を駆使したSF超大作映画だった。ドリフやひょうきん族など、この頃の日本のテレビには、スーパーマンのパロディが溢れかえった。この後もスパーマンを題材とした作品は作られ続けていますが、今でもスーパーマンといえばやはりこれ。

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 この文字が立体的に見えるロゴもあちこちで流用されていたよう思います。映画のほうは、2作目、3作目とヒットを重ねてアメリカの新たな神話となっていったスターウォーズと比べて、だんだん回を重ねるごとにB級映画っぽくなっていってスーパーマンのいとこのスーパーガールなんてのも出てきて失速してしまった。

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 永遠のスーパーマンともいえるクリストファー・リーヴ氏。乗馬事故による脊椎損傷やその後の啓蒙活動など、波乱の人生を送られた。

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 ということで、今さらスーパーマンでもないな〜と思わせておいて、25年以上前の映画の続編という形で古典的ヒーローを再生するという変化球で作られたこの作品、映画評サイトやアマゾンのレビューでも、実に100点中85点だとか星★★★★などと高得点を付けています。当時の映画批評家の評価も高かった模様。しかし続編の話は聞きません。実は三部作となる予定だったのが、興行収入が思ったより伸びず、マン・オブ・スティール(Man of Steel)としてリブート(再起動)されてしまいました。バットマンをバットマン ビギンズ(Batman Begins)としてリブートした、クリストファー・ノーラン監督や脚本家のデヴィッド・S・ゴイヤー氏の原案により、新たなスーパーマンとして生まれ変わることになってしまいました。

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 個人的には、ブランドン・ラウス氏によるスーパーマンのこの路線で行って欲しかった。ということで、1978年度リチャード・ドナー版スーパーマンやあのジョン・ウィリアムズのテーマ曲に思い入れのある人には、評価星★★★★ということでお勧めしたいと思います。

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参考:Wiki スーパーマンリターンズ、スーパーマン、スーパーマン(1978年の映画)、スーパーマン?、クリストファー・リーヴ、DCコミック、マン・オブ・スティールの項

ベストメカ・コレクションNO.21 1/144 ジオン軍水陸両用モビルスーツ シャア専用 ズゴック・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクションNO.21の1/144 ジオン軍水陸両用モビルスーツ シャア専用 ズゴック。

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 水陸両用モビルスーツ ズゴックは、ゴッグとともにジオン軍の水陸両用型モビルスーツの主力として活躍した機体。TV版では、27話、28話、29話、30話に登場。機動戦士ガンダムΖΖの40話、41話にも登場している。デザインは大河原邦男氏で、これ以降の作品にも様々なバリエーションが存在している。ズゴックには、ジェネレーターの高出力化、機動性の強化、装甲の軽量化などを施したS型が存在しており、これが赤く塗装されたシャア・アズナブル専用機になっている。ただし、特に通常機の3倍の出力を出すなどの設定はない模様。設定のみで劇中には登場しなかったゾゴックという格闘能力を強化された機体も存在しており、何でも商品化されたガンプブーム時にモデル化されていた。

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 水陸両用モビルスーツということで、ジオラマ栄えするキットだった。ガンダムとセットで買って、情景モデルにという使い方が多かったのではないかと思います。

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 劇場版 機動戦士ガンダムII 哀・戦士編には、ジャブロー攻略戦時に中盤の山場として登場。連邦の量産型モビルスーツ ジムを爪の一撃で粉砕して、ガルマ戦死の責任を問われ左遷されていたシャアの復活と健在ぶりを印象付けている。このシーンは、名場面として取り上げられることも多く、ガンダムに登場したモビルスーツの中でも特に人気の高い機体だと思います。

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 TVの初回放映時には、視聴率低迷のためスポンサーの要望で量産型の他にグフやドムなどの新型機やモビルアーマーが登場したが、視聴率は好転しませんでした。劇中では、ガルマ戦死の責任を問われてという形になっていますが、スポンサーからシャアという陰気なキャラクターがいけないと指摘されシャアを左遷しています。その後、視聴者からの要望に答えて、久々にシャアが赤い機体とともに前線に戻ってきたのが、このシャア専用 ズゴックでした。この劇場用のイラストでも、グフやドムを従えての堂々の再登場ぶり。

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 こちらは、量産型の水陸両用モビルスーツ ズゴック。ザク等のほかの機体とは違って外見上の変更はない模様。

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 箱横に完成写真による様々なポーズのバリエーションが掲載されているが、ガンプラ最初期の300円という廉価モデルのため、稼動ということに関しては厳しい。

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 蓋を開けた所。入手がし難かったガンプラブーム時の頃であったなら、感激しただろうな。

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 ランナー2枚のみという、今の目から見ると恐ろしくシンプルなモデル。

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 他のシャア専用モビルスーツだと部品にも別パーツが付属しますが、こちらは成型色違いのみで量産型と全く同じな感じ。

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 こちらが、シャア専用ズゴック。時期的には、ベストメカ・コレクションNO.11とNO.21と結構開きがありますので、多少は改良されているかもしれませんが。
 
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 モナカキットと呼ばれる、両側からパーツを張り合わせて作る極シンプルなキット。関節面なども工夫が凝らさせる以前の作品。それでも、同時期に他のメーカーから発売されていた同価格帯の駄玩具的なものから比べると、プロボーションも良かったし格段に凝っていた。また安くてシンプルだから、素材として改造もしやすく、あれほどのブームになったのだと思います。

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 モノアイも排気口も何もかも、最初からモールドに掘り込んであります。

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 モナカのように張り合わせ、関節部分も円状にくるくる回るだけ。素組みだったら30分ほどで完成するのではないでしょうか。現在のもののようにパーツごとに色分けなどされておらずはめ込み式でもありませんので、色を塗ったり凝ったものを作ろうとすると、現在のものより逆に時間がかかる。

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 完成図。爪は開いた状態か、閉じた状態を選択式。もう一つ上のモデルであったなら、可動したかと思います。膝も曲がらないので、爪でジムを貫いたシャアズゴックの名シーンを再現しようと思うと、そうとうの改造が必要だと思います。あのシーンを再現した情景モデルも発売されていました。

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 個人的には、当時も今も作った事がないモデルでした。雑誌などに掲載されていたガンダムのジオラマでは定番中の定番という扱いでしたから、見る機会は多かったよう記憶しています。劇中での印象も、ちょこちょこと小走りで走り回ることでシャア専用機の機動性を表現していましたので、どこかユーモラスというか可愛らしい印象でしたし、ゲームなどに登場した際にもちょこまか走り回ってしかも硬い敵という印象でした。すごく活躍したわけでもなく、登場シーンが多かったわけでもないのに、当時の視聴者に強烈な印象を残すことに成功したモビルスーツだったといえるのでしょうね。

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 ということで、バンダイ ベストメカ・コレクションNO.21 1/144 ジオン軍水陸両用モビルスーツ シャア専用 ズゴックでした。

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参考:Wiki ズゴック、機動戦士ガンダムの項

ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイ・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイ。

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 ゴック、ズゴックが高コストであったため、ザク?の動力ジェネレーターを流用し、より汎用性の高い水陸両用のモビルスーツとして開発された機体。TV版では第30話に登場。シャア率いる特殊部隊が連邦軍本部ジャブローへ破壊工作のため潜入する際に使用された。劇場版機動戦士ガンダム? 哀・戦士編でもジャブロー攻略戦で登場しているものの、目立った活躍もなく戦車にコクピットを撃たれて一機が撃破された。ごっつい外観とは裏腹に、ガンダム等に直接対峙する戦闘用のモビルスーツというよりは、特徴的な流線的ボディにより、センサーやカメラに対するステルス性が高い偵察任務等に使用されるステルス機のような機体。

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 ずんぐりしていてどうも世界観に合わない、(TV放映時のスポンサー)クローバーの要望により登場した怪獣のような敵メカという感じがしますが、その頭が大きく手足が短いという子供のような特徴を備えた外観が幸いしたのか、劇中ではほとんど目立った活躍をしなかったにもかかわらず、意外と人気が高いモビルスーツでもある。萌えモビルスーツなどという言われ方もしている。

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 パッケージ横面。ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイと長い名前が付いている。アッガイのロゴもなんだか可愛いような・・・。

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 パッケージ側面のポージング例。ってほとんど可動してない。

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 パッケージには、そのモビルスーツに搭乗した代表的なパイロットが記載されているのだが、ジオン軍工作員はついていませんという扱い。ちなみにこれはアッガイの代表的なパイロットで、通称アカハナと呼ばれているパイロット。

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 箱を開けたところ。チョコレート色の成型色なので異質な感じがする。

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 どうしてこれが人気が出たのか、ちょっとわからない。有名な安彦良和氏の体育座りをするアッガイのイラストの影響も大きかったのかと思います。

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 塗装の際のカラー指定。写真のような色で塗装するとよいでしょう。指定が書いてないところは、パッケージを見て塗装してくださいという大雑把さ。

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 ほとんど可動してない完成見本。おせじにもかっこよいとは言い難い。

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 モナカのように張り合わせるだけなので作るのは簡単だが、かっこよくポージングをさせようと思ったなら、そうとうの改造が必要。改造されることをある程度前提としたモデルということもありますが。

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 TVにも劇場版でもちょこっとしか登場しなかった割には、プラモ狂四郎にもライバルの健の搭乗機として登場している。あっさりやられてしまってますが。

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 アッガイの人気は、今に始まったことではなく、本放送当時からだったことがわかります。もっともこのガンプラブーム期には、劇中には登場しなかった、設定のみのモビルスーツもモデル化され人気があった。プラモ狂四郎にもアッグガイ等が登場している。

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 個人的には、当時はこの辺りの世界観にはあまりあっていないスマートではないモビルスーツ郡は好きではなかった。視聴率の低迷により、スポンサーのクローバーの要望によって、もっと怪獣のような敵メカをということから登場してきたものだとは思いますが、今となってはガンダムの世界観に欠かせないものになっているのだから不思議なものです。クローバーの要望がなかったら、結局ガンダムという作品は生まれていなかったのだから、クローバーは陰の功労者といったところでしょう。もっともそのクローバー社は、ヒットの恩恵をほとんど受け取れなかったわけで、もののあわれを感じます。

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 ということで、ベストメカ・コレクションNO.22 1/144 ジオン軍モビルスーツ 水陸両用タイプ アッガイでした。

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参考:Wiki アッガイ、機動戦士ガンダムの項、ニコニコ大百科 アッガイの項、プラモ狂四郎/講談社

ベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)。

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 ジオン軍の新型兵器モビルスーツに苦戦していた連邦軍により試作機として開発されたのが、長距離戦用のガンタンク、中距離戦用のガンキャノン、近距離・白兵戦用のガンダム。そのうちのガンダムの量産タイプとして、再設計されたのがこの連邦軍の量産型モビルスーツジム。ガンダムは、試作機ということで採算を度外視して作られており、そのままでは量産が難しかった。武装や装甲素材などの性能をガンダムより落とすことでコストを下げ、量産化を可能とした、ジオン軍だと量産型ザクに相当する機体である。戦場ものとしてリアルな方向性を目指していたガンダムにとって、一台しかない主役機と毎回登場する敵ロボットというそれまでのロボットアニメでお約束の図式は、回避すべきものだった。そこで、量産型の試作機という形と司令官専用機という形をとることで、それまでのロボットアニメの常識を変えた。

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 このジムの登場により、ガンダムが一台しかない特別な機体ということをより強調して、より世界観を深める役割を果たしていたと思います。低コストの量産型ということで、ガンダムとの差別化の意味もあってか、外観もかなり簡素化されている。実際には、劇中ではやられメカであり、ここでもガンダムの高性能ぶりを引き立てる役割を果たしていた。

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 こちらが、量産型の元となったガンダム。元々はスターウォーズの影響から白一色のモビルスーツで行きたかったところを、スポンサーの要望で赤、青、黄色の三原色を加えた、子供にもうけるカラーリングに変更された。そういった意味では、簡素なジムの方が元のオリジナルに近いのかも。

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 外見的な部分では、ビームサーベルが2本から1本に。ビームライフルが中短距離用のビームスプレーガンに、頭部のカメラがモノアイとなりゴーグル型に変更されている。そのほか外装の装甲財の変更、コアファイターシステムの省略、学習用コンピュータの簡易化、ジェネレーターの低出力化が行なわれている。

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 箱横。GMとアルファベットで表記して、わざわざ(ジム)とカナ表記になっている。

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 パッケージ側面。主役機ガンダムに準拠した機体なので、可動域やポージングもそれなりになっている。

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 箱を開けたところ。すっきりしていて、いかにも量産型という雰囲気を醸し出している。

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 主役機のガンダムっぽい。試作機ガンダムの設計を基にしたガンダムの量産型という設定なので当然ではあるのだが。

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 こちらがガンダムのもの。ジムでは金型の流用等は行なわれず、新規に作られ多っぽい。ビームサーベルやシールドなど、パーツ単位では流用も可能だと思いますが。

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 塗装見本図。カラーリングもシンプル。

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 こちらはガンダムの塗装見本図。各部品の配置位置は同じですな。

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 完成写真とポージング例。ガンダムの後に見ると凄くさびしい感じがする。

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 作る手間事態は、ガンダムとほぼ同じだと思います。カラーリングが質素な分、塗装の手間は省けるでしょうが。製造の手間を省いて生産効率を高めた量産型なので、プラモ作りにおいてもそれが生きている。

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 放送当時は、あまり人気があった(むしろ人気がなかった)とは言い難いモビルスーツですが、その後OVAやゲームなどでは意外によく使われている。アムロのような選ばれしものではなく、ガンダムの世界を戦場における一無名兵士の視点から描く場合には、都合がよいからでしょう。プラモ狂四郎には、ガールフレンドのみどりちゃんの搭乗により登場している。

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 ライバルチームにやられてみどりちゃんが捕虜になってしまうなど、お約束の展開を作り出す役目を果たしている。ここでも、やられメカなんですな。

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 放映当時は、ほぼ物語の背景に近いやられキャラということで、ほどんど目に入っていなかったと思います。 ガンダムの世界観が深まるにつれ、バリエーションも増えていき陸戦型、ジムキャノン、ジムコマンド、ジムスナイパーなど、ザクに匹敵する多彩さを誇っています。セガサターンやドリームキャストで、ジムが主役機となる外伝なども作られていました。アムロ視点ではなく、無名の兵士視点でゲーム世界に参加できるなど、それはそれでリアルさを感じることの出来ることから、このような方法も有りだったのでしょう。

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 ということで、ベストメカ・コレクションNO.17 1/144 連邦軍量産型モビルスーツ GM(ジム)でした。

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参考:Wiki ジム(ガンダムシリーズ)、ジムスナイパーの項、プラモ狂四郎/講談社

ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドム・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドム。

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 ドムは、大きく分けて陸戦用量産型モビルスーツのドムと宇宙戦用量産型モビルスーツであるリック・ドムの2種類があります。造形が同じことからか、1/144スケールのベストメカ・コレクションでは、陸戦用のドムは発売されませんでした。ということで、ここでは陸戦用のドムも一緒に扱います。陸戦用のドムは、TV版ガンダムでは第24話、第25話に登場。黒い三連星がこの機体に乗り、三台が一列に並び連続攻撃を仕掛けるジェット・ストリーム・アタックという戦術でガンダムを苦しめました。劇場版では、24話と25話の戦闘が一回の戦闘にまとめられ、わりとあっさりと一度に敗れている。この黒い三連星という呼び名が、シャアの赤い彗星と並んで有名な機体と言えます。もう一方のリック・ドムでは、大気圏内用のジェットエンジンをロケットエンジンへと換装し、宇宙戦用としたもの。外観上の大きな違いは、腰部・脚部に各3基のスラスターノズルが設置されている。TV版では31話で登場、以後最終話までザクに変わる量産型のモビルスーツとして使用された。こちらは、画面に登場すると同時にガンダムに打ち落とされるなど、陸戦時の活躍が嘘のようにやられメカであった。

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 デザインは大河原邦夫氏。重モビルスーツということで、重量感や安定感のあるデザインになっている。ガンダムのデザインモチーフは侍の鎧という話がありますが、ヒートサーベルを背中に背負ったこのデザインは、さしずめ胴と袴を身に着けた剣道家というところでしょうか。

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 大型のモビルスーツということからか、1/144スケールのベストメカ・コレクションではパッケージが他のものよりひと回り大きなものになっている。価格も他の300円に対して500円と若干お高くなっている。

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 ジオン軍重モビルスーツ (宇宙戦用) リックドムという名称。なぜかベストメカ・コレクションシリーズの通しナンバーが付けられていない。

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 パッケージ側面のポージング例では、黒い三連星を意識してか3台が登場。

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 パッケージを開けたところ。黒いボディ部と紫のスカート、脚部という独特の成型色。黒い三連星ということもあってか、当時は複数買いが普通だったのか、ガンプラのブーム期には手に入らなかった。

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 スカート、脚部のランナーは一枚が折れて2つに分かれて入っている。この写真のものだけの事かとも思ったが、つながったままではそもそも箱に入らないので、これがデフォなんでしょうな。

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 組み立て説明書兼塗装図。相変わらず色指定がないところは、パッケージの絵や写真を参考にして塗ってくださいとアバウト。

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 完成写真。最初期の1/144スケールモデルにしては、いい感じですな。

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 両手でヒートサーベルを握れるなど、可動域に関しても頑張っている。

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 ドムは、人気のあったモデルなのでプラモ狂四郎にも登場しているが、ライバルで友人の健の搭乗により出ると同時に改造を施したグフにやられているなど、あまり活躍はできなかった。

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 物語後半のリック・ドムでは、量産型の雑魚という扱いだったので、あんまり強いというイメージがなくなっていたということもあるのかも知れません。

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 プラモ狂四郎では、クラフト団というモデラーの集団が原作を担当しており、割と通好みの(マニアックな)機体を使う傾向にあった。ポピュラーすぎるドムだと、物語の意外性という意味でも主役機には選べなかったのかも知れませんね。

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 もう一つ、80年代周辺のドムといえば、セガのスペースハリアーに登場した名前もそのまんまドムというロボットが有名。黒い機体は3台が並んでジェットストリームアタックを仕掛けてきたり、単体で登場する手ごわい赤い機体があったりと、ロジャー・ディーンの世界に影響されて創造されたゲーム世界をより広げる役割を果たしていた。おおらかな時代だったんですな。

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 ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍重モビルスーツ 宇宙戦用 リックドムでした。

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参考:Wiki ドム、リック・ドム、ガンプラの一覧の項

ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググ・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されていたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググ。

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 ザクの後継機として開発された、ジオン軍最後の量産型モビルスーツ。一年戦争の末期に投入された、量産型としては破格の高性能機であり、機体性能はガンダムと同等以上といわれている。特徴としては、ガンダムと同等以上の性能を持たせることを主眼に開発されているため、ビームライフルとビームサーベル(ビーム・ナギナタ)を装備している。量産型の戦場への投入時期が遅く、熟練パイロットが残っておらず、学徒動員兵の搭乗によって大きな戦果を上げることもなく終わった悲劇の機体。シャア専用ザク、シャア専用ズゴックに続く、シャア専用機が準備されたモビルスーツでもある。

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 TV放映時には第37話にてシャア専用機が登場。第38話ではテキサスコロニーにてガンダムと戦闘を繰り広げ、機体を損傷して撤退。エルメスと共に出撃して第41話では右腕を失いエルメスもガンダムに破壊されてしまう。42話では量産型が登場している。劇場版めぐりあい宇宙編にも登場しているが、エルメスに戦場の主役を奪われ、ニュータイプとして覚醒を始めたアムロの前には、防戦一方でよいとこ無しといった印象だった。物語の展開上、試作機であるガンダムと同等程度と高性能の割には、あまり目覚しい活躍をすることができなかった。

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 ベストメカコレクションの1/144スケール版では、なぜだかリック・ドムと同じく他のモデルより大型のサイズとなっている。

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 ジオン軍最終量産モビルスーツの文字が。シャア専用の赤い文字がかっこいい。シャアには初期生産型があてがわれていて、シャア専用機が特に量産型に比べて性能が良いをいうわけでもないらしい。

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 モビルスーツの性能の違いが、戦力の決定的差でないということを教えてやると、ガンダムより性能の劣るザクでアムロを翻弄した頃から比べると、うろたえるばかりで逆に翻弄されてしまうシャア。ただ、この頃には人間臭さというか人間味は出ていた。

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 開封したところ。箱が大きいということは、ガンダムに比べると大型なんでしょうか。

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 ゲルググ独特の形状を持つ盾。

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 塗装指定図。あずき色とかサーモンピンクとか書いてあります。

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 写真やイラストを参考に塗ってくださいというのは、逆に作る側に委ねている部分が大きいのかも。そもそもガンプラは、指定どおりに正確に作るというモデルではなかった。

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 完成図。マッチョな現在のモデルと比べると線が細いような気がする。

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 頭部の組み立て図を見ると、ゲルググがザクの後継機ということがよくわかる。戦闘での破損を避けるためパイプは内部に収納され、後頭部には冷却フィンが付いている。指揮官機なので、装飾を兼ねた通信アンテナを装備。

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 プラモ狂四郎には、模型集団プラモ帝国エンペラーのリーダー山根の搭乗により1/100スケールのゲルググが登場している。同じ戦いには、量産型の1/144スケールのゲルググも参加。改造例として、肩にモーターを仕込んで腕が回転するようになっている。この状態で、肩や腕が普通に可動するようにするのは、そうとう無理があるような気もしますが。

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 1/100ゲルググの弱点である、胴体を90度ひねると腰から外れてしまうという点を狂四郎に突かれて破れている。同じように1/144の方は、肩が上まで上がらないという弱点を突かれている。

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 プラモ狂四郎の人気の秘密は、このように改造例を紹介しつつ、実際のモデルの構造をストーリーに取り入れていた点にもあると思います。このことから、より物語を身近なものに感じ、現在よりホビー誌が少なかった頃の製作指南の役目も果たしていました。

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 惜しむらくは、ストーリーの展開上、エルメスとニュータイプの覚醒がメインのテーマとなっているため、劇中での活躍がほとんど見られないところ。ビームナギナタとか、なかなかいかした装備だと思うのですが。それなりに見せ場があった、ザク、グフ、ズゴック、ドム等と比べても、もったいない気がします。

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 ということで、ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 最終量産重モビルスーツ シャア専用 ゲルググでした。

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参考:Wiki ゲルググ、プラモ狂四郎の項、プラモ狂四郎/講談社

ベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャン・バンダイ

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 こちらは、バンダイより発売されたベストメカ・コレクション 1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャン。

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 ジオン公国突撃機動軍大佐マ・クベのために開発された専用モビルスーツ。高出力の試作ビームサーベル(ビーム剣)を携行し、シールドに内蔵されたニードルミサイルを持つ白兵戦に特化した機体である。マ・クベは、テレビ版の第16話・18話・20話・22話〜25話・36話・37話に登場した司令官であり、様々な手を用いてホワイトベースを攻撃してきた官僚であった。それまでのロボットアニメでは、最終話付近で敵の高級幹部が搭乗した強力な兵器と戦うというのが、ひとつのお約束であり、その文脈上で用意された兵器。ガンダム世界では、兵器の開発は民間の軍需産業が担っており、リアリティの上からも個人のための兵器というのはありえなかった。そのため、後付でゲルググと同時期に次期主力量産機の座を争った試作機と設定された。

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 外観上は中世の騎士風であり、ビームサーベル(ビーム剣)を使用してのフェンシングのような戦いをする白兵戦専用機という設定も、リアリティの面からガンダム世界からは少し浮いていた。そのためか、劇場版めぐりあい宇宙編では、バッサリとカットされてしまった。テレビ版では、ホワイトベースがテキサスコロニーに寄港する第37話にのみ登場した。その後も小説や漫画には登場しているが、続編となる作品群にもほとんど登場していない、1話のみに登場したある意味希少種のようなモビルスーツ。

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 外観上最も特徴となるのが、シールド正面にハイドボンブと呼ばれる機雷を25基、縁にニードルミサイルを60基内蔵した、ミサイルシールドのデザイン。シールドではなく、携行ミサイルランチャーという説もあるようだが、やはりリアルさを優先し始めた劇場版以降のガンダム世界には、無理があったか。デザイン的には、なかなか秀逸だと思いますが。

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 重モビルスーツだとか、陸専用モビルスーツだとか、最終量産型だとか、いろいろ設定があったほかのものと比べても、あっさりジオン軍モビルスーツとそっけない。

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 白兵戦用のスリムな機体なので、ポージングもそれなり。

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 ジオン軍大佐のマ・クベ。白磁の壷を偏愛しており、最後の言葉もこの壷を託すものと、色々と突っ込みどころの多い人。ガンダムとの戦いでは、それなりに健闘している。

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 開封時。鮮やかなスカイブルーの成型色がきれい。

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 このベストメカ・コレクション 1/144シリーズとしても、かなり後期のものだと思われますので、なかなかまとまっている。

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 色指定図。原色のアニメ調の塗装が似合うモデルかも。

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 ボージング例。後ろ向きの例が、盾や剣をだらりと下げているのもどうかと思いますが。

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 シンプルだけど、この300円という廉価な価格の中でよくまとまっています。

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 プラモ狂四郎にもメインとしては登場していない。狂四郎のリメイクと言える2013年のガンプラバトルアニメ、ガンダムビルドファイターズでは、ササキススムという登場人物の使用機体として活躍した模様。それにしても、現在ゲームセンターで稼動中の機動戦士ガンダム戦場の絆とかを見ると、あの頃夢でしかなかったものが現実になっていて、驚かされます。なぜ、一介の模型店のおやじであるマスターが、ガンダムシミュレーターとか運営できてたんでしょうね。

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 ということで、1/144 ジオン軍 モビルスーツ マ・クベ専用 ギャンでした。

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Wiki ギャン、マ・クベ、ガンダムビルドファイターズの項、機動戦士ガンダム戦場の絆公式サイト

クリッピングポイント オイルダンパーリアショック330mm

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 ということで、久々の購入ネタ兼雑記。今夏は、結構忙しくてバイクを弄る暇もありませんでした。オークション等で散財もしておらず、所要を片付けることにほとんどを費やしていました。そんな合間をぬって、ちょこちょこと買い集めたもの。

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 バイク用のサスペンションは、中華製を新品800円ほどで落として付けているのですが、これがほとんど使用していないのに、錆&色褪せと散々なもの。オークションでTAKEGAWAとか狙って見るのですが、これがまた落ちてこない。TAKEGAWAのサスは、新品で一本4,000円ほどで2本で8,000円ほどする。ということで、新品の中では最も安価で入手できるクリッピングポイント社製のものを買ってみることに。

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 開けたところ。織り込みチラシのようなカタログが入っている。クリッピングポイントは、モンキーなどのマフラーやボアアップキットなどを安価に販売しているメーカー。

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 一台分セットで約4,000円で一本あたり2,000円。

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 また赤。本当は赤は色褪せしやすいので、黒かメッキが良かったのですがなかった。モンキー用をドリーム50に流用する。

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 日本のメーカー製とはいっても、この価格なので製造は大陸か台湾だと思う。ただ、一応日本のメーカーなので品質は保たれている(ことを期待したい)だろうということで。

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 色褪せや錆ばっかりは、しばらく使用してみないことにはわからない。ぱっと見は綺麗ですけどね。

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 社外品を使うと10年以上点錆だけで持つ純正の偉大さが良くわかる。でも純正はTAKEGAWAのものより高かったはず。

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 ということで、時間を見て取り付け予定です。

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ドリーム50純正ウインカー・(中古/ホンダ純正) 4つで3,600円

 中古品のウインカーをオークションにて入手。純正新品だと3,000円ほどするので、一台分だと4個で12,000円。一個ちょいの値段で4個出ていたので買ってみた。もちろんこの値段の中古品なので、完璧とは行かない。

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 プラスチックのメッキに薄い汚れ(?)やボルトの錆。ボルトは、ホムセンでステンレス製の錆びないものが10円〜20円で入手出来ると思うが。

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 ベース部分も錆びている。これもタッチペンで対処可能だと思う。

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 遠目でぱっと見だと、そこそこ綺麗には見えます。ということで、少し綺麗にする手間はかかりますが、ウインカーも純正品に交換する予定。
 
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 こちらは、ベスパなどを販売しているショップより入手したバブルゴーグル。送料込みで480円。バブルゴーグルは、アメリカ製のものが有名ですが、無名ブランドの品で1,000円くらいで入手できる。それと比べても格安。

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 トリコロールのバンドがお洒落ですが、質感はとにかく安っぽい。メットに付けっぱなしにしていると、間違いなくゴムが伸び、ゴーグル部が割れると思う。

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 まあ、値段が値段だし、実用に使うというよりは、ちょっとだけ洒落たバイク雑貨かな。

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 頭に装着したら、ゴムが切れるか、ゴーグルの留め部が割れそう。

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 ということで、あんまり時間がない中のバイクパーツ収集でした。所要は、10月、11月と続きますが、一番肝心な案件はもう片付いているので、少しは気が楽。暇を見てバイク弄りをして遊ぶ予定です。

SIMPLEキャラクター2000シリーズVol.17 戦闘メカザブングル THE レースインアクション・バンダイ

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 これは、2003年にプレイステーション用ソフトとして発売された、SIMPLEキャラクター2000シリーズVol.17 戦闘メカザブングル THE レースインアクション。

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 プレイステーションの中期頃から、SIMPLEシリーズと銘打ってコストを抑えて開発された廉価なシリーズが登場してきました。これは、その開発元のディースリー・パブリッシャーがバンダイと組んで共同開発した、キャラクターものを使用したシリーズの内の一つ。元ネタの戦闘メカザブングルは、ガンダムの監督を務めた富野由悠季氏の作品で、1982年~83年にかけてテレビ朝日系で放送されていたロボットアニメ。放送当時は、ガンプラのブーム期でプラモデルがそこそこ出ていたのですが、ゲームではツクダオリジナルからシミュレーションのボードゲームが数種と、それを基にしたPCゲームが発売されていた程度で、(マイナーでもないですが)必ずしも知名度が高いとはいいがたい作品でした。それが、2003年という20年以上経過した時期に何の前触れもなく突如としてゲーム化されて登場しました。

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 2,000円のSIMPLEシリーズとは思えない、かっこよさ。ただし、説明書は小冊子ではなく8つ折の一枚もの。

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 THE レースインアクションのタイトル通り、ロボットを使用したレースを題材とした変り種。

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 画面はこのような感じ。横から見た視点でロボット(ウォーカーマシン)がひたすら走ってレースをするという内容。しかも、途中からコースを折り返してスタート地点まで戻ってくるという、製作上のコストを極限まで抑えた作りとなっている。別にザブングルではなく、エアーカーでも戦車でも何でもいいと思えますが、ウォーカーマシンを使った意味として、それぞれ固有の武器が使用でき競争相手の妨害ができるようになっている。画面下には、キャラのコメントが入るが、当然ボイスは無い。

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 第一の主役機ザブングルと途中から主役機を交代したウォーカーギャリア。この2台は、設定どおりちゃんと変形、合体できるようになっている。変形することによるレース上でのメリットは、かえってタイムロスするくらいで特にありません。

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 物語内に登場したウォーカーギャリアが選択できる。このゲームの一番の売りとしては、好みのウォーカーマシンを自分で操縦して、ガチャガチャと好きなだけ走り回れるところ。残念ながら、ウォーカーマシンで対戦する機能は付いていない。

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 そのためただひたすら画面の右方向を目指して走り、途中で折り返して同じコースを今度は左方向へと走るという、ものすごく単純なゲーム。廉価なのが売りのシリーズなので、開発費をかけずして製作したという感じの作品。そのため、ファミ通のレビューで通常ではありえない2点を獲得したという伝説が生まれた。

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 ザブングルに何の思い入れもない人にとっては、すぐ飽きちゃって2点も止む無しという感想になるかと思いますが、ザブングルが好きだったファン層に対しては、アピールポイントを抑えたえらくニッチなすき間を狙っている。ザブングル好きなら好みのウォーカーマシンに乗って、ミサイルやマシンガンを好きなだけぶっ放せるなど、これもありかと思います。何気に串田アキラ氏の歌うオープニングが収めてあるのもポイントが高い。

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 ウォーカーマシンの性能差(空が飛べたり)や機体の重量などで、コース取りも変わってくる。ゲーム性には、あまり関与してない気もしますが。F-ZEROのような緻密なライン取りでベストラップを刻むとかもなく、結構運任せで大雑把なゲーム性。

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 なぜ2003年のあの時期にザブングルなのかという疑問は残りますが、このシリーズガンバの冒険のパズルだとか、一休さんのクイズだとか、釣りキチ三平のフィッシング・アドベンチャーだとか、奇面組のテーブルホッケーだとか激渋なチョイス。魁!!男塾のドッジボールとか、それくにお君じゃ・・・。

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 2005年にザブングルが超合金魂化された時に前後して、再生産された当時ものの1/144スケールのプラモデル。世界観を想像させるボックスアートが素晴らしい。

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 このゲーム、このような世界観をゲーム化した作品といえるでしょうか。

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 夕日にたたずむ、ウォーカーマシン。今の技術だったらこの箱絵そのままのレベルで3Dポリゴン化された、対戦ゲームが作れそうですな。

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 2005年に突如として超合金魂化されたザブングル。ウォーカーギャリア、アイアンギアーと魂化されました。当時ものとしては、クローバー製の子供向けの超合金があった。この魂版では、結構複雑なザブングルの変形をほぼ再現した、ザブングル玩具としては究極の出来だった。

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 超時空要塞マクロスのマクロスに該当する、大型母艦アイアンギアー。ロボットへの完全変形が出来る上に、ミニウォーカーマシンがいっぱい付いていて基地遊びができる。クローバー製のアイアンギアーは、今では5万円~程度のプレミアが付いています。

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 これも同時期に発売された公式設定資料集。この頃は、ザブングル玩具のリバイバルラッシュで、ザブングルのプチ・バブルだったのですね。

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 リアルタイムでは、ちょうど劇場版ガンダムが公開されて大変なガンダムブームの真っ最中で、ガンプラが手に入らないため、放送中だったザブングルのプラモを買っていました。このTHE レースインアクション、タイトーのフロントラインみたいに地上を歩き回ってウォーカーマシンに乗り込め、他のウォーカーマシンと戦える仕様だったら、もう少し魅力度も大きかったと思うのですが、2003年のこの時期にニッチな層にしか受けないザブングルのゲームにそんなにコストもかけられないでしょうしねえ。

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 ということで、現在でも500円程度で入手できるわりには、見所満載のSIMPLEキャラクター2000シリーズVol.17 戦闘メカザブングル THE レースインアクションでした。

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参考:Wiki 戦闘メカザブングル、SIMPLEシリーズの項、SIMPLEキャラクター2000シリーズ公式サイト、ニコニコ動画

プレデター Predator・20世紀フォックス ホームエンターテイメントジャパン

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 プレデター Predatorは、1987年に作られたアメリカ映画。主演は、ターミネーターのヒットで世界的な人気を獲得していたアーノルド・シュワルツェネッガーで、配給元は20世紀フォックス社。

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 現在に続く息の長いキャラクター、プレデターの記念すべき第1作目。predatorとは、動物学用語で捕食動物、天敵の意味。最も公開当時は、82年のコナン・ザ・グレート、83年のターミネーター、キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2、85年のコマンドーでアクション俳優として一躍知名度を上げたアーノルド・シュワルツェネッガーの出演作という扱いでした。この時点では、プレデターを見るためではなく、シュワルツェネッガーの活躍を見るために劇場へと足を運んだのです。90年の第2作目では、舞台をジャングルからアメリカのロサンゼルスへと移し、シュワルツェネッガー無しで立派に主役を張るまでになっていました。途中でスピンフオフ的な2004年のAVP エイリアンVSプレデター、2007年のAVP2 エイリアンズVS.プレデターを挟んで、第3作目のプレデターズ Predatorsまでは公開されたのが2010年とえらく間が空いています。

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 物語は、アラン・ダッチ・シェイファー少佐率いる精鋭部隊が、要人の救出のため中央アメリカに到着する。同時期に地球上空の宇宙船より、何者かの乗ったポッドが地球の大気圏内に突入する。その頃ジャングルの奥地では、ダッチ少佐率いる部隊に要人の救出とは真っ赤な嘘で、本当の目的はゲリラの掃討にあることが知らされる。長年の友人の嘘に激怒しながらも、現地よりの脱出を試みるダッチ少佐であるが、そこに姿の見えない謎の敵が襲い掛かってくる・・・。

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 物語の構造としては、この頃スターロンの出世作となったランボーなどの戦場ものが人気を博しており、シュワルツェネッガーもコマンドーでそのキャライメージを確立しつつありました。筋肉マッチョな男たちがマシンガンを乱射する戦場ものと、79年のエイリアンで確立された地球外生命体の登場するSFものを融合した、いいとこ取りの脚本になっています。この頃は、似たようなB級作品が量産されていたのですが、シュワルツェネッガー主演の大作ということで、それらとは一線を画しています。撮影が途中まで進んでもプレデターのデザインが完成していなかったり、当初はジャン=クロード・ヴァン・ダムをプレデターに配役して、忍者のようなアクションをさせようと予定されているなど、まさにシュワちゃんありきの映画のようにも思えます。紆余曲折がありながらも、最終的には日本のキャラクターなども参考にしつつ、映画史に残るキャラクターが完成しました。

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 シュワルツェネッガー演ずるアラン・ダッチ・シェイファー少佐。最後は罠を仕掛けての頭脳戦で勝利しているが、なんだかんだいいながら2メートルを越すホッキョクグマなみの体躯を誇るプレデターと肉弾戦でやりあっている。そんなことが少しでも可能なのは、確かにこの人以外にないという気がする。

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 最初は、シュワルツェネッガーありきの映画ながらも、その後独立した作品としてプレデターだけで客を呼べるようになったのは、そのキャラ造形によるところが大きい。高度な科学力を持ち、敵から見えなくなくなる光学迷彩に身を包み、人間をはるかに凌駕した身体能力を持ちながらも、敵意や武器を持たないものを攻撃しない、力を認めた相手には装備を外して格闘戦を挑むなど、現代文明を持たない原住民のような人間臭い性質を持つ。あるいは、西洋の騎士道とか、日本の武士道のようなところが、人気が出た秘密なのでしょう。その後も、様々なコミックやゲーム、続編の映画などで新たな設定が付け加えられていきました。

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 同じ地球外生命体映画としては、先駆者となる79年のエイリアン。甲殻類っぽいプレデターの造形にも多大な影響を与えていると思います。

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 サスペンスホラーだった前作とは一変して、This time it's war(今度は戦争だ)のキャッチコピーのもと戦争アクション映画となった、86年のエイリアン2。プレデターは、姿を見せないエイリアンに追跡される1作目のサスペンス性と2作目の戦争アクションとを融合したような作りになっている。

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 とにかく、このエイリアン2の宇宙海兵隊という設定は、その後の作品やゲームに多大なる影響を与えました。今日の宇宙を舞台としたFPSの全ての原点といってよいかと思います。

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 ゲームやコミックの世界では、2大地球外生命体である彼らを対決させた作品が数多く作られていましたが、ファンの空想が遂に現実のものとされた、2004年のAVP エイリアンVSプレデター。この中でのプレデターは、人間と共闘する名誉ある戦士という描かれ方をしています。

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 近年になってからもミクロマンのシリーズでフィギュア化されたり、海洋堂の特撮リボルテックでフィギュア化されたりと、定番のキャラクターの一つになりました。第1作目の時点では、姿の見えない敵という設定のキャラでしたので、ここまで普遍的な人気を持つキャラクターになるとは、想像もできなかったですね。ちなみに、この第1作目はダイハードのジョン・マクティアナン監督の作品なので、映画の出来としても凄くよいです。個人的評価は星★★★★で、今では古典的名作といえる作品の一つ。

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 ということで、80年代が生んだ定番の人気地球外生命体キャラ、プレデター Predatorでした。

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参考:Wiki プレデター(映画)、プレデター2、プレデター(架空の生物)、アーノルド・シュワルツェネッガー、AVP エイリアンVSプレデターの項
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